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ドコモ、GPS機能搭載のカメラ付きiモード端末「F505iGPS」

 NTTドコモは、GPS機能を搭載したカメラ付きiモード端末「ムーバF505iGPS」を12月24日に発売する。

 F505iGPSは、505iシリーズの標準仕様となっているカメラ、iアプリ、メモリカードスロットに加え、GPS機能を搭載した富士通製の端末。カメラは123万画素(記録画素数)のオートフォーカス機能付きCCDという仕様になっており、GPS機能と連携して、位置情報付きのiショットメールを送信することもできる。オートフォーカスはフォーカスロック機能も搭載し、8段階・16倍デジタルズームも行なえる。また、新たにGPS対応iアプリに対応し、GPS機能を利用したiアプリの利用が可能になった。

 メインディスプレイには2.2インチ、240×320ドットの262,144色TFT液晶を搭載、サブディスプレイは1.1インチ、4,096色の有機ELとなっている。メモリカードはminiSDに対応しており、パッケージには16MBのカードが同梱される。

 大きさは98×48×24mm、重さは115g。連続待受時間は525時間で、連続通話時間は150分。ボディカラーはサテライトシルバー、ガーネットレッド、アメジストブルーの3色が用意される。着信メロディは64和音対応で、最大28.8kbpsのパケット通信がサポートされている。


F505iGPS

 同社では、都内で行なわれた発表会で、F505iGPSを「最新の505i」と紹介。すでに発売されているGPS機能付き端末F661iと同等のサーバーアシスト型のGPS機能を搭載しながら、505iの共通仕様に準じていることがデモを交えて説明された。

 発表会ではF505iGPSの3つの大きな特徴が挙げられた。1つ目は、505iシリーズに共通の仕様を搭載していること。高解像度(QVGA)の液晶を搭載していることや、メガピクセルカメラが付いていることに触れ、GPS機能を搭載しつつ505iシリーズのスペックを満たした端末となっている。

 2つ目は、GPS機能について、F661iと同様、自分の現在地を取得する「自己位置検索」、自分の現在地を他人に教える「自己位置通知」、端末の位置をあらかじめ設定した連絡先に通知する「自己位置提供」の大きく3つの機能を搭載している点。

 3つ目には、iモードとGPS機能を組み合わせてよりサービスが強化された点が挙げられた。iアプリとGPS機能が連動することにより、従来と比べて地図データ取得回数を抑え、アプリの処理により地図の移動、拡大・縮小が容易になり、パケット料金の面でもアプリをうことで通信費を抑えられるようになったという。同社では、アプリによる地図閲覧に限れば、パソコン向けの地図情報サイトのような使い勝手に近いとしている。対応iアプリは地図サイトを運営するコンテンツプロバイダなどから提供され、富士通製「ケータイマップF」がプリインストールされる。

 このほか、QRコードやバーコードに対応していることで、例えばお店などが配布した2次元コードから位置情報を取得して、お店までのルートを示すといった使い方も可能となっている。


手前から、ガーネットレッド、アメジストブルー、サテライトシルバー 左から、ガーネットレッド、アメジストブルー、サテライトシルバーの端末を開いたところ

左側面にはイヤホンマイク端子。アンテナは固定式 右側面にはオートフォーカス・シャッターボタンと、miniSDカードスロット

カメラ部分。高照度ライトも装備 GPSボタンは方向キーも兼ねる

 端末にはGPSメニューを一括で呼び出せるボタンが用意され、1つのメニュー画面からすべてのGPS機能にアクセスできる。また、同ボタンを長押しすることで「現在地取得」機能をワンプッシュで行なうショートカット機能も用意される。


GPSメニュー画面。カーソルを合わせてしばらくすると、ヘルプテキストが表示される 現在地取得が終わった状態。メールで友達に知らせるなど、利用可能なメニューが一覧表示される

地図表示画面。写真はiアプリ「iMapFan地図GPS」を使用しているところ オートフォーカス使用時。通常時15段階、接写時10段階のオートフォーカス機能を搭載

 今回発表されたF505iGPSでは、GPS機能を利用し、ユーザーの現在地を起点にさまざまな情報を取得することに重点が置かれている。今後、地図情報サイトをはじめ、グルメ情報サイト、観光スポット紹介サイトなどが同端末のGPS機能と連携することで、ユーザーが今いる場所で何ができるのかといった情報の提供が容易になるとのこと。



URL
  ニュースリリース(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/03/whatnew1219b.html
  ニュースリリース(富士通)
  http://pr.fujitsu.com/jp/news/2003/12/19.html


(湯野 康隆, 太田 亮三)
2003/12/19 16:57

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