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フルブラウザ「Scope」にメールアカウント情報の漏洩疑惑

 プログラマーズファクトリが配布している、パソコン向けWebサイトを閲覧できるiアプリ「Scope」のメール送受信機能を利用すると、メールアカウント情報が外部に漏れるという不具合がネット上で話題となっている。

 「Scope」は、パソコン向けWebサイトを閲覧できるiモード向けブラウザアプリ。2005年1月にプレビュー版が公開され、5月には新バージョン「Mars」の配信が開始されている。その後7月には、メール送受信機能を搭載。同機能では、URL入力フォームに「pop3://ユーザー名:パスワード@メールサーバー」と入力することで、パソコン向けメールの送受信ができる。

 現在入手できる最新バージョンは「Build 0710.1」だが、今回、問題とされているのは旧バージョンである「Build 0709.1」のメール送受信機能。同社から公式にメール送受信機能が発表されたのは7月14日だが、ユーザーは7月10日時点で「Build 0709.1」を入手可能な状態となっており、一部ユーザーから「メール本文中のURLをクリックしてWebサイトにアクセスすると、アクセス先サイトのログにHTTP_REFERERとして、『「pop3://~』という情報が記録される」との指摘があったという。事実であれば、パソコン向けメールのID、パスワードなどが漏洩することになる。

 編集部では8月5日、問題とされるバージョンを用いてアクセスを試みたが、既に同バージョンからのメール送受信機能は利用できない状況となっている。現時点では、同バージョン自体を入手できないため、もし同事象が発生していたとしても、メールアカウント情報が漏洩する可能性は低い。ただし、同バージョンのメール送受信機能からWebサイトにアクセスしたことがあるユーザーのメールIDやパスワードが漏れ出た可能性は否定できない。なお、同社からは、これまでに同事象の有無を告知したり、新バージョンへの移行を促すアナウンスは行なわれていない。

 本誌ではこの件について、プログラマーズファクトリに対して事実確認を行なったが、「担当者は不在。現在、事実関係を調査中」としており、明確なコメントは得られていない。

 また、エキサイトと同社は業務提携に合意し、「エキサイトが『Scope』を配布する」と5月に発表されている。エキサイトによれば「現在、サービス提供は延期としており、システムの内容などを再検討している」とのことで、エキサイト側からはまだ「Scope」の配布は行なわれていない。



URL
  プログラマーズファクトリ
  http://www.programmer.co.jp/

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(関口 聖)
2005/08/05 18:46

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