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 KDDIから発売された「iida」第一弾「G9」を購入した。夏以降の新モデルはまだ発表されていないものの、考えてみれば発表会が別立てで開催されたというのも、KDDIの気合いが伝わってくる。その発表会場にて実際に触れ、「これは手元に欲しい!」と感じてしまったG9を、発売日に購入した。

 3種類のボディカラーについては、それぞれ微妙にディテールが異なるため、迷う人も多いのではないだろうか。筆者は当初「black + green」と迷ったものの、シンプルでより長く使えそう、というちょっと保守的な理由を優先し、指紋の跡が目立ちにくい「titanium + silver」にしてみた。

mkg9001.jpg 3種類のボディカラーにおいて、アルミ素材のキーの色以外で大きく異なるのは、ボディの外周をU字型に覆うステンレスフレームの処理。チタン化合物の薄膜コーティングが施されるのは共通だが、「titanium + silver」はつや消しで少し粒状感の残る仕上げとなり、これぞチタンといった風合いに仕上げられている。個人的にチタン製ケースの腕時計を使っていることもあり、ちょっとした親近感のようなものを感じて「titanium + silver」を選んでしまった、というのがもう一つの理由だったりする。思い返すと、かつて使っていた「INFOBAR」もボディにマグネシウム合金を採用していた。どうやら筆者は金属フレームに惹かれる習性のようだ。

 G9は、今後発表されると予想される、夏以降の新モデルと同じ時期に店頭に並ぶことになるだろう。ひとまず新モデルのラインナップを見てからG9を買うかどうか決めたい、という人もいるかもしれないので、いち早く手にしたユーザーとして、身近な視点で情報をお伝えしたい。

 F-03Aを手に入れてからというもの、音楽はBluetoothで聴くようになりました。

 ここしばらくは移動中の音楽を携帯電話で聴く習慣がついていましたが、どうもBluetoothは電池の消耗が気になって敬遠していました。しかし、これが実際に使ってみると非常に便利。特におサイフケータイを活用している身としては、改札やレジで携帯電話を取り出す時にケーブルをまったく気にしなくていいという自由が大変にありがたいです。

f03a_0301.jpg ただ、残念なのがBluetoothで聴けるのはごく一部の音だけということ。音楽やワンセグはBluetoothで楽しめるものの、メールの着信音はBluetoothでは聞こえません。音楽が突然無音になるのでまだわかるのですが、突然の無音にはかなりの注意が必要です。

 

 さらに困っているのが目覚ましで、これもBluetoothで音楽を聴いている最中には鳴ってくれません。飲み会の帰りにはマナーモードに設定した携帯電話を握り締めておき、自宅最寄り駅につく頃に目覚ましをかけておくことで寝過ごし対策をしているのですが、F-03AでBluetoothを使っているとメール着信音も聞こえず、マナーモードの本体も震えないので目覚ましがまったく役に立たず。仕方がないのでマナーモード非設定時でも常にバイブが作動する設定にしているのですが、今度はマナーモードを解除して充電台や机に置いているときも震えてしまうことに。せっかくのBluetooth、次のモデルではメール着信音や目覚ましも聞こえるようにして欲しいなと思います。

naruto.jpg 「931SH」を利用して、電子書籍でアーサー・コナン・ドイルの「空き家の冒険」を読んでいる。名探偵シャーロック・ホームズが登場する推理小説だ。学生時代に読んだことがあったが、電子書籍で読むと、なぜだか違う物語のような気がする。

 ソフトバンクの「タダ本」には、パブリック・ドメインとなった作品がパケット通信料のみで楽しめる「無料名作」というコーナーがある。ネット上の「青空文庫」のように、権利期限が終わった作品が無料で楽しめるわけだ。

 ここに書くにあたって今回、電子コミックも読んでみることにした。ソフトバンクでは、1話に限って無料で楽しめる「タダコミ」というサイトもやっているのだ。「タダコミ」の方は利用したことがなかったので、ちょうどいい機会。とりあえず、タイトルを知っていた「NARUTO-ナルト-」をダウンロードした。......ところが、ちょっと不満が残ってしまった。

 931SHは、ハーフXGAサイズの大きな画面サイズが特徴の1つ。しかし、「NARUTO-ナルト-」は全画面で表示されることはなく、必ず上下に黒い帯が入ってしまう。おそらく、一般的な携帯電話に合わせたアプリなのだろう。同じアプリを使う「タダ本」の小説も上下に黒い帯が入るが、目の移動が少ないせいかこちらはそれまで気になったことがなかった。

 ただ、一旦気になり出すと、「タダ本」も大きな画面で読みたくなってくる。春モデルでも大画面の端末が登場しているし、おそらく今後も画面サイズの大きな端末が登場すると思う。ここは1つ、大画面ユーザーのニーズをくみ取って欲しいなぁ。

 930CAはスライド型のケータイだ。メインディスプレイ側は、どこからどう見てもケータイだが、閉じた状態で背面から見ればデジタルカメラに見えるデザインだ。ユーザーとして、デジカメっぽい持ち方で撮影することになり、携帯を縦に持って撮影するよりも、ほんのちょっとだけ気分が盛り上がる。

 というわけで、Webよりもメールよりも通話よりも、カメラとして930CAを使いまくってる今日この頃、気づけばmicroSDカードに100枚ほどの写真が保存されていた。こういった作例を掲載する場合、レンズの汚れを拭いて、構図も考えて撮る、ということが多いだろう。でもケータイはいつもポケットやカバンに入っていて、さっと取り出してパシャっと撮る。いくらデジカメに似た外観とはいえ、930CAのカメラでも、そんな感じで気軽に撮るようにしている。だから歩きながら撮ったり、レンズを拭く間もなくシャッターを切ったりしている。私の過去1カ月半ほどをそのまま記録した写真だ。

 930CAには「オートモードセレクト」と呼ばれる機能がある。本誌に掲載されたインタビューによれば「写真を撮ったときに、それがどういうシーンかを解析して、それに基づいた最適な画像チューニングを施す」という機能だそう。さらりと書いてあるが、よくよく考えれば、"解析して最適化"というのは結構スゴイ。「オートモードセレクト」があるから、手軽に撮影した写真でも、キチンと撮れているのだ。

 さすがに家族の写真は恥ずかしいので公開は控えさせていただきたいが、ちょうど桜の開花時期に巡り会えたので、満開の様子だけではなく、散った花びらで満ちた地面など、季節の移り変わりを撮影できた。これからは毎日芝生で寝転がりたくなる季節だが、平日は仕事であって、ピクニックにはなかなか行けない。デジカメを常日頃持ち歩くのは面倒でも、ケータイでパシャパシャ撮っていきたいものだ。


■ フォトギャラリー

 今回は、CA001に搭載されているタッチ機能を活用した楽器演奏アプリ「Touch Session」をご紹介したい。

 Touch Sessionでは、ピアノ、エレキギター、ベース、ドラムといったメジャーな楽器に加え、カリンバやガムラン、日本の筝など、普段はあまり触れる機会が少ない楽器も演奏できる。それらの楽器を自由気ままに演奏し(もちろん、楽譜通りに演奏してもよい)、録音して着信音に設定できるようになっているところは何ともケータイらしい発想だ。

ca001ts01.jpg 筆者の場合、ギターを少々弾けるので、まずはエレキギターを試してみた。まず、エレキギターを選択して表示された画面に愕然。えっ、フレット押さえないの? どうやら弦のところをタッチすれば音が出るらしい。一応、弦を押さえたまま指を左右に動かせば、ビブラート的な効果も得られるのだが、音程が下がるのは原理的におかしくない? トレモロアームみたいなものか?

 とまぁ、本物の楽器とは大きくかけ離れた独自の世界が広がっている。これはこれで新しい楽器と考えた方がいいのかもしれない。ちなみに、ベースはフレット上の弦を押さえて音を出す形なので、多少本物に近い気がする。ほかにもいろんな楽器があるのだが、筆者的にはカリンバあたりがこのUIに一番しっくり来る。

 それにしても演奏の難易度はかなり高い。であれば、次は電波強度に応じて音程が変わるテルミンみたいな楽器も収録してはどうだろう? タッチしないけど......。

 BlackBerry Stormのタッチパネルはかなり特殊な構造をしている。「SurePress」という名称のディスプレイは他社端末のタッチパネルとは操作方法がかなり異なり、画面タップの際に「実際に画面を押し込む」ことで選択操作を行う。

 タッチパネル端末と言えばiPhoneが有名だが、Stormのタッチ操作はこのSurePress機構によりiPhoneとはかなりイメージの異なるものになっている。たとえば画面上を、指先を掃くように瞬間的に触れて動かしたりタップする必要はない。メニューやアイコンなどの選択は指先で画面上の目的とするオブジェクトに触れ(すぐに指先を離す必要はない)、その状態のまま画面を押し込むのことで決定操作になる。画面全体がシーソーのように1mm程度沈むわけだ。

 この機構のメリットは、画面を触れただけでアイコンを選択してしまうなどの誤操作が起きないこと。ただし海外ではこのSurePressの使い勝手については賛否両論で意見が真っ二つに分かれている。まぁ長文の文字入力をソフトキーボードで行うには確かに使い勝手はイマイチかもしれないが、逆に画面上を直感的に操作するアプリはこの機構が意外と使いやすいと筆者は感じている。

yamane_keitai02_001.jpg 大きな画面も備えているStormのタッチパネルを生かすアプリの1つはやはりゲームだろう。例えば標準インストールされているBrickBreaker(ブロック崩し)はBlackBerry Boldユーザーにもおなじみだが、Storm版はボールをコントロールするパッドの移動は指先スライドで操作し、レーザー砲の発射などはそのまま画面を押し込むなどSurePress機構をうまく利用している。

 またStormは画面を横転させると表示も90度横転するモーションセンサーも備えており、その機能を利用したゲームもいくつか登場している。筆者のお気に入りは「Flight Pass」。画面に現われるマークポイントを飛行機ですり抜けていくだけというシンプルなゲーム。ちょっとした息抜きとして、手軽に使えるカジュアルゲームで無料なのがうれしいところ。

 ちなみにBlackBerryはちょうどこの4月から専用のアプリケーションストア「BlackBerry AppWorld」を開始しているが、北米以外からはアクセスできないようだ。筆者も香港や日本で試してみたが、アクセスはまだできない模様。早いところ全世界展開してもらいたいものだ。

yamane_keitai02_002.jpg さて、4月1日にRIMからStormの香港発売が正式にアナウンスされた。5月上旬には発売される予定で、最大の注目点は中国語入力に対応していることだ。日本語入力はおそらく不可能だろうが、中国語の「漢字変換」をStormのタッチパネルでどのように実現するのが興味深い。発売されたらぜひ試してみたいと思っている。

 ソリッドなデザインにひかれて、なかば衝動買いしてしまったWoooケータイ H001。最初のうちは3D映像を見まくって、ワンセグでWBCを見ていたときは「臨場感が違う〜」なんて歓喜していたのだが、使い続けていくうちに欠点も見えてきた。

h001m01.jpg 使い勝手のうえで最も不満を感じているのがフィット感だ。H001のサイズは約51×111×18.6mm。近頃の標準的なケータイよりもひと回り大きい。重さも約145gで、auの春モデルの中では最も重い。操作感に影響を与えているのは、どうやら「51mm」の幅にあるようだ。ウェブサイトをハシゴしたり、ゲームをするときなどは端末を長時間握っていることになるが、なんとなく手が疲れるのである。長いメールを打つのがかったるく、ついつい「了解」「微妙」「無理」などと、そっけない返信をすることが多くなってきた。

 筆者がH001とは別に仕事用に使っているドコモのP-01Aは幅50mm。もう1台ときどき使っているソフトバンクの830CAも幅50mm。どちらも使用感は良好だ。1mm違うだけなのに使用感に大きな差が生じることをあらためて実感した。

 昨年の夏、ソフトバンクモバイルの発表会で孫社長が「女性の手に最もフィットするのは48mm」といった発言をしていたが、男女問わず幅48〜50mmあたりがベストサイズではないかと感じている。

 もちろん、手の大きさや握力には個人差がある。また、端末の形状によっても使用感は異なるので、数値だけで良し悪しを推し量れるものではない。H001の場合、ソリッドかつスクエアなデザインが施されているため、エッジ部分が角張っている。筆者はわりと力を入れてグリップするクセがあるのか、握っているときに"痛い感"(実際に痛いわけではないが)が生じてしまい、それも使用感を損ねる原因となっているようだ。このエッジ部分が丸みを帯びていたら、もうちょっとメールが打ちやすかったかもしれないんだけどなぁ...。でも、そういうデザインだったらこの端末を買わなかったかもしれないなぁ(笑)。
 かな漢字変換に代表される文字入力系は、各社がそれぞれにしのぎを削っている分野なので軽々に善し悪しは言えません。が、私はパナソニック モバイルの文字入力系が好きです。

 細かいことですが、こんな配慮があるんです。「P-01A」は、テンキーの「1」と「5」を押すと(あな、と入力した状態)、予測変換の候補に「15時」「15日」「15分」が現れます( 画面1)。この状態で画面右下に表示される「英数カナ」を押すと、「15」「1月5日」「1時5分」などの変換候補が出てきます( 画面2)。「1」「5」と入力すると、「15」が出てくる機種は多くありますが、時間や日付の入力支援してくれるのです。

 ただ「P-01A」からは、逆トグルが発話ボタンに割り当てられています。これはドコモの共通仕様に合わせた結果なので仕方ないのですが、以前の「P906i」のほうが使いやすかったと思っています。この操作系はソフトバンクモバイルの「930P」に継承されていますので、興味がある方は確かめてみて下さい。液晶画面に「逆順」というアイコンが現れ、これを選ぶと文字が逆の順番に表示されるんです。

 ちなみに逆トグルとは、あ→い→うと順番に表示されたかな文字を、逆の順番(う→い→あ)と表示させる機能のこと。例えば"たもつ"と入力をしたかったのに"たもと"と入力してしまった場合なら、逆トグル操作で入力した"と"を"と→て→つ"と戻せるのです。

05s.jpg 絵文字の入力がしやすいのも「P-01A」を気に入っているポイントです。 画面3の状態で液晶画面左下の「絵文字」を押すと、 画面4のような状態になります。この画面で、また液晶画面左下の「絵文字D」を押すと 画面5に。写真ではわからないのですが、デコメ絵文字の動きを確認しながら入力ができるんです。これって重要じゃありません?

 さらに言うと、相手からデコメ絵文字入りのメールを受け取ったとき、デコメ絵文字を一括保存する機能があるんです。ほかにも、「は」と入力すると、画面6のように予測変換候補に絵文字が出て、普段絵文字を使い慣れていない人でも、自然に使えるようになっています。言葉の意味と絵文字を組み合わせ、もっと変換候補として出してくれたら良いのに、と思っています。そのほうがメール作成が楽しくなると思いませんか?

n04a_multi.jpg 強力なマルチタスクは、NEC端末の強み。当然、N-04Aにもこの機能は継承されている。ほかのドコモ端末にはない売りとなるのが、"iアプリとiモードの同時起動"だ。N-04Aでは、アプリを中断してiモードサイトにアクセスすることができる。例えば、iモードのサイトで住所を調べ、地図を見るために「モバイルGoogleマップ」を使用したとする。この場合、住所をメモするかその場で暗記してモバイルGoogleマップで入力という流れになるが、番地などを改めて確認するために、もう一度サイトを見るということはないだろうか? これがほかの端末だと、一度モバイルGoogleマップを終了してサイトに再度アクセスする必要があり、少々手間がかかる。一方のN-04Aは、アプリを中断して画面を切り替えるだけでOK。複数の場所の地図を見る際にも、非常に便利だ。

 また、N-04Aのマルチタスクはゲームにも活かせる。以前、「FINAL FANTASY IV THE AFTER -月の帰還-」をプレイしていたが、FFIVの正統な続編だけあってそれなりに難しい。選択肢を間違えると仲間が死んでしまい、その後二度と生き返らないということもあった。こうした失敗を未然に防ぐために(もしくは事後に確認してやり直すために)攻略サイトや掲示板を参照していたが、どうもケータイゲームとPCはあまり相性がよくない。寝転がりなら遊ぶため、PCをネットにつないで情報をチェックするのはやはり億劫だ。できればケータイ1台で同時に両方をこなしたい。N-04Aのマルチタスクは、そんな用途にも向いている。迷ったらアプリを中断してサイトで攻略情報を入手すればよく、ほかの端末よりもスムーズにゲームが進行する。

 難点は、動作がかなり"モッサリ"になるということ。iモードの画面でカーソル移動がボタン操作に追従しないことがある。アプリとiモードの組み合わせだけでなく、音楽プレイヤーを起動しながらiモードやメールを使用する際にもモッサリ感が気になる。便利なマルチタスクだが、動作速度が改善されれば、さらに使い勝手がよくなるのではないかと思う。
 4月になって、待ち望んでいた「2つのこと」が実現した。

bbbd0001.jpg まずはiモードメールへの対応。2008年9月のBlackBerry Boldの発表会でドコモの山田隆持社長が「来春にはスマートフォンでiモードメールが使えるようにする」と公言していたのだが、ようやく4月1日に正式対応となったのだ。

 ただ、プッシュでメールは届かず、「iモード.net」というウェブベースでメールを閲覧する形式となっている。早速使ってみたが「まぁまぁ」というのが正直な感想。当然ながら、メールは自分でウェブにつないで見に行かなくてはいけないし(パスワードの入力も必要)、メール本文を入力する際、文章の全体を把握できなかったりして、必ずしも使い勝手がいいとはいえない。絵文字の入力もできない。あくまでちょこっと確認する程度で、バリバリ使おうという気にはなれない。

 ただ、これまでは、iモードメールを確認するためにいちいちFOMAカードをP-01Aなどに挿入しなおしたり、パソコンからiモード.netにつないでチェックしていたので、そういった手間が省けるようになったのはありがたい。あとは、iモードメールがプッシュで届くようになれば最高だ。

bbbd0002.jpg もうひとつの「待ち望んでいたこと」は、充電時のバッテリーパックが熱くなるという問題の解消だ。

 4月7日の昼ぐらいに突如、待受画面に現れた見知らぬアイコン。早速、クリックしてみると、「ワイヤレス更新」としてソフトウェアを書き換えることができるようになった。待受画面で告知されたあとにドコモから「発熱事象に関する対処方法と販売再開のお知らせ」が発表された。報道発表よりもユーザーへの告知がちょっとだけ早かったのは、ドコモなりのユーザーへの配慮だったのかも知れない。

 アップデートにかかった時間は約40分。実際、自分のBlackBerry Boldは発熱することなく普通に使えていたのだが、ソフトウェアできっちりと改善したことで、より安心して携帯できるようになった。

 ようやく販売再開となり、ユーザーが増えて、BlackBerry Bold市場がさらに盛り上がってくれるといいんだけど。

 iPhone/iPod touch向けのSkypeがリリースされた。これまでにもSkype対応のサードパーティ製のアプリはあったが、Skypeが正式に提供するiPhone向けアプリは今回が初めてだ。仕事でもプライベートでもわりとSkypeを使うわたしとしては、ホーム画面の1枚目に置かざるを得ないアプリである。

shirane_skype.jpg iPhoneのSkypeでは、ボイスは無線LAN環境でしか使えないが、オンラインステータスの確認やチャットなど基本的な機能は3G回線でも問題ない。同一アカウントでパソコンとiPhoneの両方から同時ログインしても、両端末で受信できるし、パソコンでチャット中、iPhoneのSkypeを立ち上げれば、それまでのチャットのログをiPhoneから参照できたりもする。たとえば中座するときも、iPhoneを持って行けばチャットを継続できて便利だ。

 ただ、「待受」という面では不満も多い。iPhoneはマルチタスクに対応していないので、チャット・ボイスともに受信できるのは、Skypeアプリが起動しているときだけ。ディスプレイスリープ中でもアプリを立ち上げておけば受信できるが、音やバイブで通知してくれるのはボイス受信時のみで、チャット受信時に通知はない。また、ディスプレイスリープ状態でしばらく放置すると、無線LANの接続は切れてしまう。

 Skypeはリアルタイムの双方向コミュニケーションツールなので、受信があった瞬間をしっかりととらえないといけない。そういった意味で、待受面は、もっと改善して欲しいところだ。

 夏頃に一般公開されるという次期iPhone OS 3.0では、個々のアプリでプッシュ受信を利用できるようになるという。実装がどのような形になるかわからないが、Skypeにも是非取り入れて欲しい機能だ。しかし、iPhoneでいつでもSkypeを受信できるようになってしまったら、いつでもSkypeがオンラインなわけで、それはそれでなんかSkypeじゃなくなる気もするなぁ。

 この冬はいつになく音楽プレーヤーが活躍した季節でした。例えばスタンダードなところでiPod(旧型ですが)。外出時の定番でしたが、毎回マフラーとイヤフォンケーブルが絡まったり、後ろで縛っている髪どめにケーブルが絡まったり、イヤフォンを装着し、バッグに本体を入れたままバッグをおいて離れようとしてケーブルに引っ張られたりと忙しい日々でした。

 一方で、F-01Aはお風呂で音楽再生しまくり。今自分の中で一番聴きたい曲が入っているという状態です。ただ、風呂以外でも聴こうと思ってイヤフォンの変換ケーブルを持っていないことが分かり、がっかりしてみたり。

 WILLCOM 03の中には眠りに誘うクラシックから、F-01Aに突っ込んだ元のMP3ファイルなんかを放り込んでありますが、これも「あ。あの曲聴こうかな」と思って再生しようとしたら「今日に限って変換ケーブルおいてきたよ!!」みたいなことがよくありました。ていうか、あっても付け替えるの面倒なんですけどね。

 つまり、絡まったり忘れたり面倒臭かったりという状況をなんとかしたくてしょうがない冬だったというわけです。iPodはともかく、ケータイに関してはなんやかんやで必要になるのが共通して使えるワイヤレス環境というわけですね。

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こういう状況はもうイヤです この違いもイヤです

 そこでモーレツにBluetoothのヘッドセットが欲しくなっちゃった! 以前Jabra BT3030を試したことがあって、DogTagタイプかっこよくていいかもと思ったのですが、肥満体質はこれから暑くなるにしたがって首周りにも大量に汗かきがちになるのでチョット無理そう。首から提げるという点では、ロジテックのLBT-HS210C2BKもすんごく気になった製品。イヤフォンケーブルの扱いが楽そうなのと、液晶パネルを搭載しているところに興味津々。使ってみたいけど、見た目が少々重厚過ぎるかなと(カラバリ欲しいな~)。

 悩んだ挙げ句、結局クリップタイプで、しかもWILLCOM 03やF-01Aともコーディネートできるカワイイもの、というコンセプトでひたすら探すこと半日。

 やっと見つけました! 女子向き(?)ヘッドセット! ソニーのDR-BT100CXPです。勇気を出してピンクをチョイス。現在は商品の到着待ちであります。

 WILLCOM 03のToday画面の「BT」アイコンがヒマそうなので、そのうち忙しくさせてみたいと思います。使用感などは次回ということで。てか、使えるかな。ドキドキ......。
 

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YUEN'TOのMUSIC BALLOON。直径55mmの球体。一見マイク、だけど実は携帯用スピーカーなのだ。出力は0.7W(8Ω/1.0KHz)
 YUEN'TO(ユエント)のMUSIC BALLOONという風変わりなスピーカーを買ってみた。衝動買い。Amazonで3,990円だった。

 MUSIC BALLOONはピンポン玉を一回り大きくした程度の物体。マイクの先端がポリウレタンフォーム(スポンジ)の風防で覆われていたりするっしょ、あの部分、みたいな感じ。ケータイやポータブルオーディオプレイヤーに向けた携帯用スピーカーなのだ。

 MUSIC BALLOONは、例えばiPhone 3GやiPodのイヤホン出力ジャックにに挿すだけで使える。充電式で、付属の充電コードを使ってパソコンのUSBポートなどから充電する。充電時間は約2時間で、約5時間程度機能する。


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本体の底に、こんなふうなジャックがある USB充電コード(約70mm/プラグ部除く)とオーディオコード(約70mm/プラグ部除く)が付属している

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音楽を聴くときはオーディオコードを接続し、iPodなどにつなぐ 充電時はUSB充電コードを接続し、USBポートやUSB ACアダプタにつなぐ

 てな感じで機能的には単純明快。また、iPhone 3Gを使っていて、人に音を聴かせたいことがよくあったので、こういった携帯用の外付けスピーカーは便利なのでは!? と思いつつ、外見的にも非常にキュートであったので衝動買いしたっつーわけですな。

 そして早速iPhone 3Gと接続し、音楽を再生。音楽系アプリも使用。してみたが、結論から言えば、iPhone 3GにおいてMUSIC BALLOONはあまり意味&価値がなかった。衝動買いは失敗に終わり、カッフン。

 結局、音色も音量もiPhone 3G内蔵スピーカーを上回らない感じ。音量はiPhone 3GもMUSIC BALLOONも似たようなモンであった。音質的には、音量を絞りめにするといMUSIC BALLOONからの音が割れたりして、iPhone 3G内蔵スピーカーのほうが音質がイイという印象だ。

 ただ、音質とかをさほどウリにしていない日本製ケータイにつなぐと、総じて良好なMUSIC BALLOON。何台かに(アダプタ経由で)接続して試したが、例えばauはカシオ製端末ことW62CAにつなぐと、なかなか心地よい音で音楽を再生できた。W62CA内蔵スピーカーよりもずっと音質が良く、実用的な音量が得られた。

 てな感じで、期待して買ったMUSIC BALLOONだが、iPhone 3Gには向かないみたい。相性があるんでしょうかね~。でもMUSIC BALLOON、カワイイから許す!!

 ここ1週間ほど、東京の風景と言えば、何はなくとも桜。インプレスがある市ヶ谷は、靖国通りが桜並木だし、ご近所の四ッ谷や九段、千鳥ヶ淵などもきれいに桜が咲き誇っている。こういう季節になると、あらためて「日本に生まれて良かった」と感じさせてくれる。

 ほのかに桜が舞う街並みを歩いていると、よく見かけるのがケータイのカメラで桜を撮ろうとする人々。そりゃ、これだけ華やかに咲いていれば、通りすがりでも撮りたくなるというもの。何回、何十回以上、撮ったことがあるかもしれないけど(おおげさ?)、せっかくケータイにカメラが付いてるんだから、誰もが撮りたくなってしまう。

932sh_2.jpg 現在、ボクが愛用するAQUOSケータイ 932SHは、ご存知の通り、ケータイのカメラ機能としては最高峰となるCCD 800万画素カメラが搭載されている。画素数もさることながら、CCDの感度の良さもあり、暗いところや動きのある被写体でもしっかりと撮影できるなどのメリットを持つ。もちろん、桜もきれいに撮れるんだけど、実はAQUOSケータイ 932SHって、広角29mm撮影に対応していることもあり、桜のように、大きく広がった高い木々を撮ろうとすると、意外に花や枝が遠かったりして、今ひとつ華やかに撮れないことがある。

 そんなとき、ついでにもう一枚、撮るつもりで、上手に使っておきたいのがサイクロイドポジション。AQUOSケータイ 932SHでCCD 800万画素を最大限に活かした撮影をするには、基本的に端末を普通に開いた縦のポジションで、撮影サイズは横2488ドット×縦3264ドットになる。カメラを起動したまま、端末をサイクロイドポジションに切り替えると、画面にアラートが表示され、撮影サイズは横1920ドット×縦1080ドットに切り替わる。テレビ的に言えば、いわゆる「フルHD」というサイズ。

 単純に比較すれば、撮影サイズはひと回り小さくなってしまうんだけど、ファインダーを見てみると、少し被写体に寄ったような状態で撮影ができるのだ。仕掛けはいたって簡単で、通常ポジションで撮影時に使っている横2488ドット×縦3264ドットの内、サイクロイドポジションでは中央部分の横1920ドット×縦1080ドットを使って撮影しているわけ。デジタルズームではなく、いわゆる「切り出しズーム」のような形になので、画質も荒れる心配がない。ちなみに、サイクロイドポジションでの最大撮影サイズは、もう1サイズ大きい横2048×縦1536ドットなんだけど、こちらは4対3の比率なので、端末の横画面でフルに表示できる横1920ドット×縦1080ドットへの切り替えが優先しているようだ。

 もちろん、撮った画像をどう使うのか、何を撮るのかによって、いろいろな撮り方があるんだけど、カメラ付きケータイは機動力と手軽さが魅力。CCD 800万画素を活かした最大サイズでサクッと撮影し、被写体が遠いなって感じたら、ついでにサイクロイドポジションに切り替えて、もう1枚、撮っておくと、写真のバリエーションが増えて、ちょっと楽しいかも。

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sh04_1_1.jpg デバイス、おもちゃとしてのケータイをこよなく愛す私だが、ケータイメールは大の苦手。パソコンでおなじみ、QWERTYキーボードの入力に慣れてしまうと、どうしても、ケータイ宛に来たメールの返事は遅れがち。もらってから2日、3日経つともう返事すること自体が面倒になって、そのまま放置してしまう。パソコンに疎い両親や親戚連中はみな、ケータイメールで連絡を取り合っているため、私は「ネットに詳しいくせにメールの返事も書けないとは何事か!」といつもお叱りを受けている。

 未だ愛用中のiPhoneも文字入力はイマイチだし、F-01Aも決して打ちにくいとか変換効率が悪いとか、そういうわけではないのだが、テンキー入力が苦手で手が伸びない。結局、ケータイでメールを送るなんて、週に2回あればいいほう。

 ゴチャゴチャ書いたが、要は、まともな文章書くには、なんつったってQWERTYキーボードなんである。

 キーボード派の私にとって、最近のスマートフォンブームは追い風だ。だが、おサイフケータイが手放せない私としては、オープンOSを使った世界標準のスマートフォンではなくて、日本式ケータイにQWERTYキーボードが付いた機種が欲しい。そうなるともう、必然と選ぶ端末は決まってくる。ドコモならばシャープのSH-04Aだ。

 買って使って、驚いた。

 SH-04AはQWERTYキーボードで文字入力、普通のケータイライクな操作はタッチパネルで、という折衷策を採っているのだがなかなかこれに慣れない。いや、正直にいってしまおう。買って3日目くらいまではストレスだらけだった。

 なにしろ、今まで日本式ケータイの操作を根底から支えてきたテンキーがなく、画面上のテンキーを押すのがなんとも心細い。一応断っておくが、これは私がタッチパネルに慣れていないからではない。すでにiPhoneは半年以上使い倒している。戸惑うのは、サービスから端末のインターフェイスまで、すべてがタッチパネル前提で作られたiPhoneとは違って、テンキー前提のサービスがほとんどのiモードコンテンツをSH-04Aで使うのは、けっこうツラい。iアプリは特に顕著で、ついついアプリの中のインターフェイスにタッチしてしまう。が、もちろん反応しない。矢印キー、決定キーに見立てたタッチパネルで操作しなければならない。

 ストレスだらけという、波乱の船出を迎えてから1週間、今、確実に潮目が変わりつつある。いや、潮目が変わるどころか、「これ最高かも」と思い始めている。そのカギはやはり、キーボードだ。

 次回は入力周りをもっと突っ込んで紹介したい。
 スライドケータイであるF-03Aのもう1つの特徴はラウンドタッチパネル。480×960ドットのフルワイドVGAをタッチで操作できます。

f03a_02_01.jpg ただし、iPhoneのように画面のどこを触っても操作できるのではなく、基本的には「タッチセレクター」と呼ばれるキー部分のみがタッチ操作の対象。それ以外のメニュー画面に直接触ってもうんともすんともいいませんし、スライドを開いた時にもタッチ操作はききません。

 前回も書きましたがこのタッチセレクター、タッチできるボタンの面積が小さいので押すのに注意が必要。押した時の反応も一瞬遅れる感じのため、余計に注意しながら画面をタッチする必要あり。一方、ぐるぐる回せるタッチセレクターは、画面に表示されたボタンと指が多少ずれても豪快に回せるので気軽に使えます。

 せっかくのタッチパネルなのに、画面の一部分しか触れないのはややもったいない印象。ボタンを大きくするとせっかくのワイドVGA面積が狭くなる・・・・・・、という悩みもあるのかもしれませんが、タッチセレクターのようにぐるぐる回す操作が可能なら、PCブラウザのジェスチャーみたいに指で操作できる機能があるといいなと思いました。
 
f03a_02_02.jpg 一方、カメラや静止画、動画機能についてはタッチパネルを全画面で利用可能。カメラは画面に映った場所をタッチするだけで写真を撮れるし、ワンセグはタッチして指を上下に動かすだけで音量を調節できたりと、前述のジェスチャー的な操作も盛り込まれています。

 カメラのタッチ操作は同じ富士通のF-01Aとほぼ同じなので、F-01Aのレビューもご一読いただくとして、タッチするだけで写真が撮れるのは本当に便利。さらにスライドケータイのF-03Aは、二軸折り畳み型と比べてデジカメスタイルで撮るのも携帯電話スタイルで撮るのも気軽に使い分けられます。メニュー操作ではほとんど使わなくなってしまったタッチ操作も、カメラ撮影では大活躍中のこの頃です。
lasv01.jpg 本誌で4月2日、3日と掲載した「CTIA Wireless 2009」の取材でラスベガスを訪れた。海外でも問題なしのNokia N82を使用しているということもあり、編集部からはSIMカードだけを借りて、携帯電話はN82のみで渡航した。滞在中は問題無く通話・メールと利用できたが、時差もあるので日本との連絡はメールが多め。取材に没頭するあまり(!?)変わったことを試すことはできなかったが、5メガピクセルのカメラにカール・ツァイスのレンズを搭載ということで、空いた時間を見つけてホテルの窓から見える風景を撮影したり、帰り道の風景を撮影したりしてみた。

 とはいっても、ホテルの部屋はコスト重視だったのでキレイな夜景など見える場所であるはずもなく、建物のすき間からすこしネオンが見える程度だった。カメラのメニュー「シーンモード」で「夜景」を選択しただけの設定で撮影したところ、感度がISO800まで上がり粒状感とノイズが少し強くなったが、肉眼で見ていた感覚に近い露出が得られた。ちなみに写真に写っている鉄塔はバンジージャンプのための塔で、ホテルのアトラクションのひとつ。(ホテルの施設として)ジェットコースターなどもあり、街全体が冗談のような発想にあふれているのがラスベガスの魅力のひとつだ。

lasv02.jpg N82はGPS機能に対応しており、カメラのメニューであらかじめ設定しておけば、GPSの位置情報を撮影後に自動的に付加できる。GPS設定をオンにしていると、カメラのファインダー画面左下にはパラボラアンテナのアイコンが表れるほか、画像/ビデオのギャラリーでも位置情報が付加された写真にはこのアイコンが付く。N82のGPS機能はなかなか優秀で、屋内であっても窓に近ければ位置情報を取得できることが多い。今回のホテルの窓際で撮影した写真も、しっかりと緯度、軽度、高度が取得できていた。

 位置情報を取得した写真は、N82本体で閲覧するとオプションメニューに「地図に表示」が追加され、地図上で場所を確認可能。EXIFデータに緯度、経度、高度が記録されているので、パソコン上で活用することもできる。海外であってもGPSは機能するので、旅の記録にも最適ではないだろうか。
 

pac.jpg 3月18日より、「コンテンツ得パック」がスタートした。月額合計5000円相当の複数のYahoo!ケータイサイトが、全部まとめて月額315円で利用できるという、なんとも福袋的なサービスだ。4月13日までに申し込めば、最初の1カ月分は無料(コンテンツ得パックお試しプログラム)なので、「931SH」で試してみることにした。

 「コンテンツ得パック」は、人気の26コンテンツ、月額合計5000円相当が月額315円で楽しめるというサービスだ。サービス形態は、ケーブルテレビやCS放送の番組パックと似ている。

 基本20サイトとスポーツ系コンテンツで構成される「+スポーツ」と、基本20サイトと、健康やレシピ、占いコンテンツで構成される「+ライフ」が用意されていて、今回は「+スポーツ」を選ぶことにした。

 利用するには、Yahoo!ケータイの「設定・申込」から「My Softbank」にアクセスして設定する。「オプションサービス変更」からコンテンツ得パックを有効にすれば利用できるようになる。ポータルサイトにはメニューリストからアクセスできる。

 普段契約している有料サイトは、当たり前だが好みのコンテンツばかりだ。コンテンツ得パックでは、単独では有料登録しないようなコンテンツも楽しめるので、毎月315円のひまつぶしツールと思って利用している。最近、コンテンツ得パックの「梨元芸能裏チャンネル」のおかげで、芸能通になりつつある。前述の通り、4月13日までに申し込むと初月は無料だ、何はともあれお試しあれ!

 機能や特徴よりも「キングコングのモトカノ」話が脳裏に刻み込まれたソフトバンクモバイルの春モデル発表会を取材した関口の手には、今「930CA」がある。カシオのデジカメブランド"EXILIM"の名を冠した薄型スライドケータイだ。

 これまでauユーザーしか使えなかったカシオのケータイが、ソフトバンクでも利用できるようになったのは昨年のこと。2008年冬モデルの「830CA」に続いて登場した「930CA」はデジカメ機能に注力したモデル。高画素化・高機能化が進むケータイカメラの中で、「930CA」ならではの機能と言えば、"0.99秒でカメラが起動する"ということだ。

ex01.jpg カメラといえば、"○万画素""光学ズーム""手ブレ補正"といった点が気になっていたが、起動のスピーディさをウリにする端末を手にするのは、これが初めて。だが、発表会で触れてみるとサクッとカメラが起動してスパッと撮影できる、という切れ味の良さに思わず唸った。

 だいたいケータイのカメラで撮影するのは、街を歩いていて、たまたま遭遇した風景・物・人だ。ところが自分で撮影したこれまでの写真を見返すと、風景や食べ物が圧倒的に多い。もちろん息子の写真も多いが、最近は撮影されるのが恥ずかしいのか、逃げまくってブレた写真ばかりになってしまい、人に見せられるもんじゃない。風景や食べ物は、いわば逃げない被写体。つまりカメラの起動時間にかかわりなく、撮影できるものだ。

 0.99秒で起動できるスピーディなカメラを手にした今、機敏に動く息子や、駅のプラットフォームに滑り込む特急列車、街中を走るステキなバイク、路地裏をすたすた歩く猫など、思いついた瞬間に世界を切り取れる力を授かったことになる。ただ、930CAを入手して半月ほど経過したにもかかわらず、「カメラを一発起動できるボタンの場所を覚えていない」ことが判明し、カメラを使いたくなるたび、もたもたと930CAのボタンを適当に押している。ここまで書いてきたことを全て無にしているような気がしなくもないが、折しも東京は桜が満開となる季節。とりあえずは、逃げない被写体である桜を撮影しまくって、お茶を濁していきたい。

 ケータイアップデートでCA001のソフトウェアを最新版にすると、なんとタッチUIがiPhoneのように! ピンチイン・ピンチアウトやフリック操作で、メールやウェブを快適に利用できるように......なるわけがない。エイプリルフールなので、それくらいのウソは許していただきたい。

 さて、今回はそのCA001の話ではなく、たまにはケータイコンテンツの話をしておこう。皆さんは「ケートラ」というサービスをご存じだろうか? 位置情報機能を活用したコミュニティ風ゲームとでも言おうか、何とも表現しづらいサービスなのだが、何だか最近このサービスにはまっている。

ktra.jpg モバターという自分のキャラクターが、他のユーザーのケータイを乗り継いで日本全国を旅していく。モバターは日記を書いたり、おみやげを買ってきてくれたりする。一昔前にはやったポストペットやリヴリーのようなキャラクターを活用したサービスなんかと、ケータイ国盗り合戦のような位置情報を活用したサービスなんかを掛け合わせた感じで楽しめる。ちなみに、私のモバターは現在、広島にいるようだ。

 で、面白いのは、なぜかこのサービスを提供しているのが自動車メーカーのホンダだということ。将来的には通信ナビにこんな機能が搭載されたりするんだろうか?