ケータイ Watch
みんなのケータイ

 「P-01A」ってカメラの起動が割と速いんです。これって意外と大事なポイントで、デジカメの世界でも言われることがありますよね。つまり、どんなに高性能な撮像素子を使っていても、どんなに優れたオートフォーカスが付いていても、起動が遅かったらシャッターチャンスを逃してしまう。とくにペットや子どもなど、動きの速い被写体のシャッターチャンスは突然やってきます。なので素早く取り出してカメラが起動し、すぐにシャッターが押せないと、ハイスペックなものでも宝の持ち腐れって事になってしまうのです。「P-01A」のカメラ機能は、他と比較してずば抜けたスペックや機能があるわけではありませんが、結構使えます。

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街中で撮影した写真(1) こちらも街中で撮影した写真(2)

 上の(1)と(2)という2枚の写真は、街中で見つけた様子を撮ったもの。被写体自体に動きはないのですが、さっと取り出して、ちゃんと写真が撮れます。街中の撮影は意外と恥ずかしいもの。素早く撮って、さっさとしまえるという意味でも、起動が速いのはありがたいです。

 手ぶれと言えば、「P-01A」は、6軸手ぶれ補正が付いているため、動物や子どもなど動いている被写体もきれいに写真が撮れることもアピールしています。私は、そういう被写体をケータイで撮る機会が少ないので恩恵に預かっていませんが、この手ぶれ補正は、モルフォ社の「PhotoSolid」と呼ぶ画像処理技術によって実現されている機能。いま店頭に並んでいる最新機種でカメラをウリにしたモデルがありますよね。そのいくつかの目玉機能は、モルフォ社の画像処理技術によって実現されているんです。まぁ、あくまでも余談ですが。

 話を「P-01A」に戻すと、私が気に入っているのは、接写撮影がわりとちゃんとできること。左下の(3)のような写真が普通に撮れちゃいます。欲を言うと、湯飲みの手前の縁にピントを合わせたかったのですが、そうしようとすると、右下の(4)のようになってしまう。まぁ、もともとの期待値が高くないので、これでも十分。もっとちゃんと撮りたいと思ったら、デジカメ専用機を使いますよ、私は。

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接写機能で撮影した写真(3) 手前の縁にピントをあわせて撮った写真(4)
 ヱヴァケータイこと「SH-06A NERV」を予約したのは、前回述べたとおり。この記事が掲載される頃には、すでに「新劇場版:破」も観終えているはずだ。まだ正式な発売日がアナウンスされていないのは残念だが、機種変更は機種変更で面倒だったりする。筆者の場合、電話帳やブックマークが大量にあるのはもちろん、着うたフルやデコメール、iアプリ、おサイフケータイなどを多用しているため、あれこれと準備が必要となる。

 とは言え、電話帳やブックマークなどのデータは、機種変更後に赤外線でN-04Aから転送すれば、あっさり新しい端末に移る。着うたフルやデコメ絵文字・素材は、著作権処理があるため一端microSDを経由する必要があるが、これも購入時の待ち時間などにサックリ終わらせることが可能だ。

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おサイフケータイは手軽に使えるが、移行が面倒
 iアプリは一応microSDに保存できるが、動かない可能性もあるので新端末で再度ダウンロードした方がよい。特に利用頻度が高いのは、「Googleマップ」や「Gガイド番組表リモコン」「地図アプリ」「jigブラウザ」「ブックサーフィン」「jigムービー」など。このうち、前から2つは新端末にもプリインストールされている。後ろから3つは、コンテンツ利用時に再ダウンロードすればいいし、「jigブラウザ」もURLから簡単に入手できる。

 一番面倒なのがおサイフケータイ。利用中なのは「iD」「モバイルSuica」「ANAモバイルAMCアプリ」「ビックポイント付きケータイ」「三菱東京UFJダイレクト」。iDには「DCMX mini」と「三井住友カードiD」を登録している。ドコモが提供している「iCお引っこしサービス」を使えば一発と思いきや、実はそうではない。「モバイルSuica」や「ビックポイント付きケータイ」などの非対応アプリは、移行できないだけでなくザックリ削除されてしまう。そこで、まず「モバイルSuica」の機種変更手続きを、N-04Aで行う必要がある。また、ビックカメラのアプリは削除されたらプラスチックカードと、再度紐付けなければならない。順番としては、多分以下のようになりそうだ。

STEP1 「モバイルSuica」の機種変更手続き
STEP2 「ビックポイント付きケータイ」の紐付け解除
STEP3 「iCお引っこしサービス」でそのほかを移行
STEP4 各アプリをダウンロード
STEP5 ビックカメラ店頭で「ビックポイント付きケータイ」の紐付け
STEP6 「三菱東京UFJダイレクト」は再度設定を行なう

 う~ん、書き出しただけでも面倒な気分になってきた......。ビックカメラは店頭に行く必要があるため、移行がドコモショップだけで完結しなかったりもする。このあと、WMAファイルを移したり、辞書の設定をしたり、省電力設定やフォントのサイズをいじったり、端末に合うきせかえツールを探していたりと(今回はデフォルトが充実してるので不要だが)、あれやこれやをしているうちに、結局いつも半日仕事になってしまう。夏モデルの一部から、「機種変更時の設定情報引き継ぎ」を利用できるようになので、今後は少し手間が減るのだが......。そんなわけで、設定情報引継機能の進化には大いに期待している。

 夏商戦モデルも販売店に並びはじめ、どれを私用ケータイにしようか悩ましいところ。そんな中、選んだのはNTTドコモのF-09A。

 ドコモは昨年末からN-01A、P-01A、BlackBerry、SH-04Aと続いてきたので、やっと富士通に順番が回ってきたというのがひとつの理由。もうひとつが、各社ともタッチパネルユーザーインターフェースに力を入れ始めた中、富士通のF-09Aがかなり気合いの入ったユーザーインターフェースになったように感じたからだ(実際の操作性は、もうしばらく使ってみてから判断したいと思う)。

beetv.jpg そんななか、今ハマっているのが「BeeTV」だ。すでにCMやさまざまなプロモーションで認知度が上がりつつあるので、ご存じの人も多いと思う。エイベックスとNTTドコモが出資した「エイベックス通信放送株式会社」によって、月額315円でケータイ向けだけに制作された映像コンテンツが見放題というサービスだ。

 何が凄いって、コンテンツのクオリティがとても高い。バラエティにはさまぁ~ずや和田アキ子、高田純次、ドラマには小西真奈美や市原隼人など有名人が大量に出演していて、テレビ番組と互角に戦えるだけのおもしろさになっている。

 それもそのはず。コンテンツの制作会社はほとんどがテレビ番組を手がけているところばかり。どのコンテンツも深夜のバラエティやドラマのノリで楽しめる。しかも、ひとつのコンテンツは数分程度にまとまっているから、ちょっとした隙間時間に見やすいのだ。

 いま、ケータイ業界では映像コンテンツで他社と差別化しようという動きがある。ドコモがBeeTVなら、ソフトバンクモバイルはS-1バトルというわけだ。S-1バトルも結構観ているが、コンテストということもあって、あまり面白くないコンテンツもたまにあったりする。数分という短いコンテンツでも最後まで観る気が失せるネタも少なくない。

 その点、BeeTVは最後まで飽きずに観ることができるし、ついつい次回が気になって仕方のないもの多い。PC向け映像配信ビジネスは苦戦が続いているようだけど、ケータイは「ここでしか観られない」「高クオリティ」を維持すれば、それになりにビジネスになっていく可能性があるのかも知れない。

 F-09Aのヨコモーションで視聴しながらそんなことを思ったりした。

 iPhone 3GSとiPhone OS 3.0が発表された日、Watch編集部での仕事の後に話し込んでいたら、某氏が「iPhone 3GSの新機能って、ほとんどiPhone OS 3.0でできちゃうから、3Gから3GSに買い換えたときの感動って薄そうだよね」と言った。

 まさにその通りである。3GS発売に先駆けて公開されたiPhone OS 3.0により、iPhone 3Gにも多数の新機能が追加された。詳細は速報レビュー記事などで報じられている通りだが、「コピペ」や「MMS」、「Bluetooth強化」など渇望された機能が使えるようになっている。

 一方、iPhone 3GSでは処理速度は向上しているものの、やれることはiPhone 3Gと大差がなかったりする。発表済みの情報を見る限り、今後もiPhone 3GでiPhoneワールドを十分に堪能できそうだ。無理に3GSを買い換える必要性はそれほどないのかもしれない......。

 だが、それでもわたしは3GSを買うっ! 問答は無用であるっ!

 国内でのiPhone 3GSの販売は、昨年のiPhone 3G発売時の混乱で何かを学んだのか、事前予約を受け付けるようになった。予約開始当日、早朝までiPhone OS 3.0の速報記事を執筆していた筆者は、うかつにも布団の上で気を失ってしまい(というか寝てしまい)、ビックカメラ渋谷東口店にたどり着いたのは午前10時半と大幅に出遅れてしまった。がしかし、店頭に行列はなかった。

3GS01.jpg 店員に「予約したい」と伝えると、名前と電話番号を控えられ、「順番が来たらお呼びいたします」と言われた。しばらく時間をつぶし、連絡の電話を待った後に手続きカウンターに行くと、10分ほどで手続きが完了し、「当日××時に引き渡し手続きを行いますのでお越しください」となり、各種書類や予約票が手渡された。

 拍子抜けするほどあっさりしている。昨年のiPhone 3G発売時は大変な状態だったが、大幅に改善されている。訪れたこのビックカメラ渋谷東口店に関しては、徹底的に行列を作らない方針らしい。昨年もこの対応だったらどんなに良かっただろうか。

 この店舗では、予約手続き段階で、諸注意事項が伝えられた。iPhoneの場合は普通のケータイと異なるところも多く、さらにソフトバンク特有の「月月割」などのシステムもあるため、ここでけっこうな時間がかかる。この時間のかかるプロセスを、発売当日ではなく予約段階で行うというのも、ありがたい対応だ。

 筆者の場合、iPhone 3Gからの買い増しで、3GSの32GB(白)をポイント還元狙いの一括払いで購入することにした。価格は7万6320円。月月割は1920円が24回なので、本体の実質価格は3万240円とも言えるが、来年も同時期に新製品が出て買い換えると仮定するなら、適用される月月割は10回で、実質価格は5万7120円となる。また、今回の3GS購入時点で昨年のiPhone 3G購入時についた月月割も3万円近くが消える。

 やはり短期での買い増しは高くつく。2年前に発売されたの2G版iPhoneですら最新OSへのアップデートがサポートされるのだから、本来はもっと長く使うべきものなのだが......でも1年間みっちりiPhone 3Gを使った経験からすると、このくらいのコストをかけても「アリ」とすら思えてくる。3GSの発売が楽しみだ。少なくとも筆者は行列に並ばずに買えそうだし、表参道で開催される前夜祭にも参加できないかなぁ......。
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だんだんワイルドになってきたWILLCOM 03
 iPod touchでもいいかも......と考えたこともありましたが、人生何事も経験です。思い切って32GBの白い「iPhone 3GS」を予約してきました。通話はほとんど想定しておらず、あくまでも情報通信端末としての利用が目的です。実は以前仕事で触らせていただいたことがあり、そのブラウジングの快適さに驚いたのですよね。ただiPodが32GBで、すでに16GBを超えていたこともあり、指をくわえて見送っていたのです。それが32GBになりましたし、動画の撮影機能も追加されたとか。これはいよいよ楽しそう!? と勢い余って17日にショップに入ってしまい、「予約は18日からです」と言われる始末。問題は毎月かかる費用の捻出です。何かを犠牲にしなければいけません。えーと......(苦笑)

 さて。WILLCOM 03が発売されたのが2008年6月27日ですから、気がつけばほぼ1年が経過したわけです。そこでこれまでで一番活用した機能やアプリをざっと振り返ってみたところ、以下のようになりました。

 1位:Today画面(日時、天気、予定の確認、手書きメモに買い物リスト作成)
 2位:WiFiInfo+無線LAN接続切替ツール
 3位:POsync(Googleカレンダーとの連携)
 4位:GSPlayrK(Bluetoothヘッドセットと組み合わせて音楽プレーヤー化)
 5位:W-ZERO3メール(大事なPCメールのみをGmail経由で転送、またはGoogleカレンダーから予定の通知)
 6位:カメラ(ときどき手書きメールでブログ更新)

 意外と地味な使い方しかしてない自分に気づいてみたり......。いずれも使用頻度としてはほぼ横並びなんですが、アグレッシブに何かを見に行くというよりは、引っ張ってきたものを手元+オフラインで確認というのが自分流なようです。情報を集約できるToday画面にはかなりお世話になってますね。

 このスタイルが「iPhone 3GS」でどう変わるか。ちょっと楽しみです。環境ができるまではギャーギャーと大騒ぎしそうですけど......。
 ドコモのBlackBerry Bold買ってウヒウヒしていたら落としてガックリな俺なんですけど、そのBlackBerry Bold、治って帰還しましたッ!!

 保証期間内だったので、修理費用は無料。なんか製造番号が変わったので、もしかしたら基板交換状態? それとも全交換? ともあれ、修理完了日からヒジョーに便利かつ気分良くBlackBerry Boldを使ってきた拙者である。

 ところで、最近の拙者はパイオニアのサイバーナビAVIC-VH9900を使用中。最強に高性能なカーナビだが、特にイイのがスマートループによる渋滞予測情報。パイオニアのサーバーからVICSを含む広大な範囲の渋滞情報を得て、渋滞にハマりにくいナビゲーションを実現するというものだ。

 これをさらに快適に利用するために、サイバーナビへND-BT10というオプションのBluetoothユニットを追加した。

 スマートループによる渋滞予測情報は、ナビがパイオニアのサーバーにアクセスする必要があるんだが、そのときに使う通信機器は携帯電話やPHS。普通はナビと通信機器をケーブル接続するが、これをBluetoothユニットにより無線化するという目論見だ。もちろん、Bluetooth対応のBlackBerry Boldでスマートループを使おうってわけですな。

 で、ND-BT10接続。そしてサイバーナビとBlackBerry BoldをBluetooth接続......してみたが、あれ!? なんか?

 結論から言えば、BlackBerry BoldはサイバーナビとBluetooth(のDUN;ダイヤルアップネットワーク)接続できなかったのダ!! ハンズフリー通話や音楽再生は行えるが、データ通信ができニャい!! 実は何時間ものトライ&エラーを続けたが、最終的にダメ。

mkstp3_5_01.jpg  コンニャロ!! とか思って、今度はWILLCOMのWILLCOM 03とサイバーナビをBluetooth接続することに。しかし!! これも結論から言えばダメ!! 数時間のトライ&エラーを試みるも、全然ダメ!!

 なーぜーなーのーかーッ!? BlackBerry BoldもWILLCOM 03もまっとうなBluetooth対応端末なのにーッ!! とアツくなったが、パイオニアの携帯電話対応確認ページを見たら、両方ともサイバーナビでのデータ通信非対応みたい。でも、なーぜーなーのーかーッ!? BlackBerry BoldもWILLCOM 03もまっとうなBluetooth対応端末な(以下繰り返し)。

 結果、BlackBerry Bold購入時にMNPで解約したauのW62CAを復活させることに。てか、解約して1カ月程度で、また同じ端末を再契約することになるとは......。

 さておき、W62CAを使ってサイバーナビとBluetooth接続してみたら、アッサリと接続。そしてスマートループによる渋滞予測情報を得ようとしたら......得られない!! エラー!! なーぜーなーのーかーッ!? 俺はもう何時間もサイバーナビでBluetoothでスマートループでウハウハだぜ状態を夢見てトライ&エラーを続けているのにーッ!! なーぜーなーのーかーッ!?

 もうアッタマ来た!! もうナンにも関係ねえッ!! 知ったこっちゃねえ!! クルマごと燃やして全部なかったことにする!! サイバーナビの検索機能でクルマ丸ごと燃やせる場所探しだ!! と思ったが、単なる接続先設定ミスでした。テヘヘ。

mkstp3_5_02.jpg  てなわけで、それ以降、W62CAにより超快適なサイバーナビ生活を堪能できている。にしても、解約できない端末ばかり増えている拙者である。

 現在使用中の端末は、ドコモのBlackBerry Bold、auのW62CA、ソフトバンクのiPhone 3G、WILLCOMのWILLCOM 03。あとイー・モバイルのデータ通信用端末。

 BlackBerry Boldは通話にもスケジュール管理にも多用中のメイン端末で、W62CAはサイバーナビ大活用のための通信端末となっており、iPhone 3Gは楽しく遊びまくれるし陳腐化しづらい端末で、WILLCOM 03はWILLCOMユーザーと長電話しまくるホットライン的な端末で、イーモバはお外で仕事するときには超役立つデータ通信回線。

 なんか別の意味でケータイにおける"シバリ"に遭っている拙者かもしんない、とか思った。
932sh01.jpg ジェネレーションギャップって、こういう何気ない会話から感じるようになるのかな。最近、タレントさんや芸能人の名前を挙げられて、すぐにピンと来ないことがある(笑)。ボク自身はこういう仕事をしているから、同年代の友だちに比べ、少しは知ってるつもりだったのに、どんどんわからなくなってきてる。洋画や海外ドラマは結構、見るので、そっち方面は多少わかるんだけど......。

 知らないこと、わからないことがあれば、すぐにでも調べたいのが人情。当然、ネットで検索ってことになるけど、人名などであれば、ウィキペディア(Wikipedia)が便利だよね。ただ、パソコンが手元になく、ケータイだけのときはフルブラウザを起動して、閲覧する必要があるので、ちょっと面倒かも......。

 これに対し、AQUOSケータイ 932SHをはじめ、最近のシャープ製端末は「スマートリンク辞書」が搭載されているので、[辞書]ボタンを押せば、すぐにウィキペディアなどで情報を調べることができる。スマートリンク辞書は内蔵の国語、英和、和英辞典に加え、ウィキペディアやジーニアス英和辞典MX.netなどのネット辞書が使えるもので、イミダス百科や日本百科全書(ニッポニカ)などの有料サービスも利用できる。ちなみに、このネット辞書は「Amazon.co.jp」や「Hot Pepper Pockets」も利用できるので、検索ワードに映画のタイトルなどを入れると、ウィキペディアで映画の情報を見つつ、Amazon.co.jpでDVDやブルーレイ、サウンドトラックの情報をチェックするといった使い方もできる。

 スマートリンク辞書は待受画面から起動するだけでなく、他の機能を起動中にも利用できる。たとえば、メールで意味がわからない言葉があったり、綴りの記憶があいまいな単語があるときなどは、すかさず[辞書]ボタンで検索。しかもAQUOSケータイ 932SHはサイクロイドなので、横表示に切り替え、起動中のメールなどの機能と内蔵辞書を左右に分割表示することもできる。ダイヤルボタン下の[マルチジョブ機能/マナー]ボタンを押せば、表示を切り替えることも可能だ。

932sh02.jpg こうした実用系の機能で、個人的にもうひとつ気に入ってるのが「ちょこっとメモ」。入力したメモを付箋紙のように、モバイルウィジェットなどといっしょに、デスクトップに貼り付けておくことができる機能だ。よく使うのは電球やボタン電池など、買わなきゃいけない小物類の型番。細かいものは買い忘れが多いし、型番も覚えにくいので、よく見る待受画面に貼っておくのがもっとも確実。ちなみに、ちょこっとメモは待受画面にショートカットも用意されているし、マルチガイドボタン左下の[ショートカット]ボタンで表示されるショートカットメニューからも起動できる。

 とまあ、楽しく活用してきた「AQUOSケータイ 932SH」ですが、夏モデルが登場したこともあり、サイクロイドに後ろ髪を引かれつつ、次の「AQUOS SHOT 933SH」に買い換えてしまいました。どちらのモデルもハイスペックが注目されているけど、実は細かい機能も含め、作り手のアイデアがいっぱい詰まっている。ぜひ、ユーザーのみなさんも使い込んで、「ニッポンのケータイ」の楽しさを堪能してくださいな。
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 前回はSH-04Aのキーボード入力について、いろいろなデバイスと比較しながら検証した。今回は片手の操作がどの程度使えるかについてまとめてみたい。

 まず、片手で操作する場合、サイドキーを除くと、ハードウェアボタンは下側にあるクリアキーだけになる。これは文字通り、普通のケータイのクリアキーと同じ役割で、メニュー階層をたどった際に、1つ前のステップに戻る操作となる。決定や選択、スクロールはすべてタッチパネルで行なうことになる。

 デフォルトの状態では、タッチパネルを叩くとバイブレーターが動作し、ボタンを押したときのような感覚が得られる。メニュー操作は、直接選択したい項目を触るだけなので、わりと簡単。

 問題になるのは文字入力。画面上にテンキーが出てきて、それを叩く感じになるのだが、ボタンとなる領域が狭くてかなり押しづらい。また、画面の大半がテンキーのインターフェイスになるため、入力した文字が表示されるエリアや、予測変換候補が出るエリアが極端に狭い。というわけで、「了解」「OK」とか、一言の返事を出すには不自由ないが、長文を打つ気はしない。メールを打つなら、フルキーボードを使いたい。

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 次に問題になるのはiアプリ。結論から言うと、これも結構難儀である。

 たとえば、情報料無料で使えるモバイルGoogleマップ。iPhoneに使い慣れた身としては、指でこすって地図をスクロールしたくなってしまうわけだが、そうもいかず、タッチパネル上に表示された十字キーで操作しなければならない。これがけっこうもどかしい。

 さすがに標準搭載の「地図アプリ」などはスクロールに対応しているものの、世に出回っている多くのアプリは、画面上に表れる十字キーで操作しなければならない。少し調べてみたところ、ゲーム系はSH-04Aそのものに対応していないケースも多い。iアプリを多用する人は、事前に調べてみた方がいいだろう。

 しかし、捨てる神あれば拾う神あり。SH-04Aだからこそ活きるiアプリがある。それは次回に紹介したい。
f09a_01.jpg 折りたたみ携帯並みのキーピッチと大画面液晶を搭載した富士通のスライド型端末「F-03A」ですが、その後継となる夏モデルでは「F-09A」が、富士通の代名詞でもある「ヨコモーション」を組み合わせた「スライドヨコモーション」で装いも新たに登場しました。

 一見するとただのスライドですが、スライドした状態から液晶が90度横に回転することで横画面表示が可能に。そのギミックこそ多少奇抜ではありますが、実際に横画面のままキー操作できるメリットはかなり大きく、文字数の多いWebサイトの文字折り返しを減らすことで読みやすくしたり、横長の写真をキー操作で撮影できたり、キー部分をしっかり固定しながら横長画面でワンセグを楽しんだりと重宝しています。

f09a_02.jpg スライドからヨコモーションへの動きも、右手でスライドを開き、そのまま親指で液晶をずらすことで簡単に操作できます。ただし、回転するのは1方向だけなので、左手で持つ人にはヨコモーションの動きを片手で行うのはちょっと大変かもしれません。

 機能面でも、AQUOS SHOTの1000万画素にはかなわないものの、800万画素のカメラを搭載し、笑顔を認識して写真を撮れるスマイルファインダーといったおもしろい撮影機能も。富士通端末の代名詞的存在でF-03Aでは非搭載だった指紋認証もF-09Aで復活し、セキュリティ面も充実。F-03Aのおかげでスライド愛好家になった自分にとっては、使い勝手の向上と大幅なスペックアップでかなり魅力的な1台です。
 前回、カメラ機能において設定が保存されて便利だと書いたが、実際の画像は掲載していなかった。綺麗な風景写真でも載せたいところだが、あいにくと機会に恵まれていないので、日常的な行動範囲の中で撮り貯めたものからいくつか紹介したい。

g9-0001.jpg まずは多くの人が1枚は撮るであろう飲食店での1枚。行きつけの中華料理屋でナスと豚肉の味噌炒めを注文した。昼間に窓際の席で撮ったため、光源はほぼ自然光でホワイトバランスはオートだ。一昔前の「いかにもケータイカメラ」的な中央のひずみやムラはほとんど表れていない。オリジナルサイズ(等倍)で見るとCMOS特有のモヤモヤとしたディテールが目についてしまうが、例えば800×600ドット程度まで縮小すると器の影にある暗部のノイズも目立ちにくくなくなるので、ブログなどに掲載するには十分なクオリティといえる。赤系統は、JPEGにおいて圧縮ノイズが真っ先に出てしまう色だが、自然光という好環境もあってか、テーブルも綺麗に写っている。ちなみにお皿の左下半分にかかる白いモヤは湯気である。

g9-0002.jpg もう一枚は夜間に鉄道のガード下を撮影したもの。ケータイのカメラに限らずおよそ写真の類には厳しい条件で、フラッシュなども使用していない。現場は街灯に照らされており、その支柱にケータイを持った手を固定して、手ぶれを防ぎながら撮影している。さすがに看板の光は白飛びして文字も見えないが、蛍光灯や看板の光で照らし出される通路や天井をはうパイプ類は、肉眼で見ていたそれと変わらない雰囲気。暗部が思っていた以上に引き締まっており、ノイズだらけになっていないのも好印象だ。

 G9はベースモデルとなったS001と比べてカメラがスケールダウンという印象を持つが、なかなかどうして奮闘しているというのが正直な感想だ。等倍での掲載や大判にプリントしない、日常使いならけっこう活躍できると思うのだが、いかがだろうか。
0616mink.jpg 「931SH」を使っていて何が便利かって、自分専用のポータルとして使える待受画面。そして待受画面の自分用ポータル化に貢献しまくっているのが「モバイルウィジェット」だ。先日、「モバイルウィジェットコンテスト」の審査結果が発表されたが、以前ご紹介させていただいたウィジェット「見られた?」も佳作に入っていた。

 コンテストで取り上げられたウィジェットのうち、こりゃ便利! と最近使い始めたのは、「サッカー試合速報」と「MY作家チェッカー」。「サッカー試合速報」はタイトル通り、国内外の主要なサッカーの試合を速報してくれるツール(有料)で、「MY作家チェッカー」は登録しておいた作家の新刊書籍などを通知してくれるツール(無料)だ。

 どちらもとてもウィジェットらしいツールで、情報を漁ることなく欲しい情報が降ってくる。ウィジェットってやっぱり、ツールをタッチして何かするのではなく、そこに置いておけば勝手に情報が届くことが便利なんだと思う。ツールを使って何かするなら、アプリやWebサービスの方がいろいろなことができるし。

 このエントリーが掲載されるのは16日、翌日はサッカーのオーストラリア戦である。待受画面上の「サッカー試合速報」では数日前から試合予定が通知されまくっており、早くも津田のアドレナリンも出まくっている状況。予選突破したとはいえ、悪夢のドイツ大会の雪辱を! と、鼻息荒くてごめんなさい。
 過去使ったケータイを振り返ると、今では見かけなくなったフリップ型に始まり、ストレート型や折りたたみ型を使ってきた。個人的には、「930CA」が初めてのスライドケータイなのだ。

 フリップ型や折りたたみ型では、ポケットやカバンに入れる前にパタンと閉じておけば誤動作を防げる。ストレート型やスライド型でも、今ではロック機構が当たり前のように用意されていて、待受状態や何らかの機能を使っていても誤操作防止用にロックできる。しかし、「どの場面でロックできるか」というのは、機種によって異なることが多いようだ。

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 では「930CA」の誤操作防止ロックはどうなっているかと言えば、左側面の"LOCK"ボタンやスライドを閉じることでロックできる。メールやWebサイトを見ている最中にスライドを閉じればロックがかかるし、メインメニューの「設定(Settings)」→「セキュリティ設定」→「キー操作ロック」の「クローズ時」をONにしておけば、閉じたときには必ずキー操作ロックがかかる。

 ただ、「クローズ時にキー操作ロックがかかる」にしておくと、待受状態でカメラをすぐ起動したい、という場合でも一度「LOCK」ボタンを押してロックを解除してからカメラ起動キーを押すことになる。0.99秒という「930CA」のカメラ起動時間を活かすなら、クローズ時のキー操作ロックはOFFにしておくのが良いのだろう。もっとも関口は左利きユーザーであって、930CAを左手で持ちながら操作していると、左側面にあるLOCKキーはちょっと押しづらい。右手で持つと小指で「LOCK」キーをポチッと押せるので、右利きユーザーなら「閉じたらキー操作ロック」でも問題ないのではないだろうか。

 誤動作ロック以外で覚えておきたいロック関連の操作と言えば、「3」キーの長押し。これでICカード、つまりおサイフケータイ機能のロックのON/OFFを操作できる。ロックといえば、特定の機能を制限する「機能別ロック」という機能もあるが、設定メニューでON/OFFを切り替えるため、オリジナルメニューに登録したとしても日常的に使うにはちょっと面倒。これが待受ショートカットに登録できると、かなり便利になるだろう。

 CA001固有の話ではないのだが、最近気になっていることがある。デコメ(auではデコレーションメール)とFlashの表示だ。

 デコメについては、他キャリアに比べて標準の絵文字がちょっと古くさいドコモユーザーを中心に、デコメ絵文字の形で活用されることが多い。で、そのデコメ絵文字入りのデコメが届いたりするのだが、このときのフォントサイズが固定なのだ。設定でメールのフォントサイズを最大にしても、標準サイズでしか表示されない。

font.jpg デコメもHTMLメールの一種なので、HTMLの記述でもフォントサイズの指定ができるとなると、表示フォントは標準サイズを基準にしないといけないというのは何となく理解できる。しかし、普段のCメールやEメールは最大サイズで表示しているのに、デコメだけ標準サイズとなると、老眼が入ってきた人など、小さな文字が読みづらいという人にとってはこの上なく不親切。多少表示が荒くなってもいいから、大きく表示してほしい。

 Flashについても同じことが言える。デバイスの進化によってディスプレイの解像度が変わっても、同じデザインを適用できるという利点はあるが、au one(EZweb)の標準のトップページのようなデザインを眺めていると、「Flashって、こういう風に使うべきなのかな?」と思ってしまう。

 幸い筆者はまだ老眼が進んではいないので大丈夫だが、10年後、20年後のことを考えると少し気になる仕様だ。

yamane_keitai04_001.jpg 最近では高性能なカメラを搭載したスマートフォンも増えているが、画質や機能の面で、コンパクトデジカメの代わりとして使うにはまだちょっと難しいかもしれない。BlackBerryの従来の製品も、ビジネスユーザーがターゲットのためかカメラ機能は一世代前のクラスの性能に留まっているようだ。

 ところが、BlackBerry Stormのカメラは他のBlackBerry端末と比べてなかなか良い仕上がり。マルチメディア機能を強化したStormだけに、カメラの性能にも気合を入れているのだろう。特に4cmまで寄れるマクロ撮影機能は名刺の撮影などにも適しており、ビジネス用途としても十分有用だと感じている。

yamane_keitai04_002.jpg カメラの起動は右側面のカメラボタンか、メニュー内のカメラアイコンから。これはBoldなど他のBlackBerry端末でも同じ操作である。起動後は画面全体がファインダー画面として表示される。ここでカメラボタンを半押しするか、画面上のカメラアイコンに触れるとカメラのオートフォーカスが作動する。

 なお、オートフォーカスエリアは画面中央に表示される正方形の枠内の部分。名刺やブツ撮りなど、マクロ撮影時にフォーカスが合うか(合ったか)どうかをこれで確認できるわけだ。

yamane_keitai04_003.jpg 撮影後の写真をStormの大きなディスプレイで表示すると、オートフォーカスが効いているため画質はシャープで、また発色も明るめで、例えば料理の写真を撮ると結構キレイに写る印象だ。画面に表示した写真の上で指先を左右にスライドさせると次の写真に切り替わるのは、iPhoneでおなじみの操作性。レスポンスもいいのでフォトビューアとしても結構使えそうである。

 かくして筆者のStormのPicturesフォルダには料理の写真ばかりが溜まっていくのであった。こんなにいいカメラ、Boldなど他のBlackBerry端末にもぜひ搭載して欲しい。
 自慢にも何にもならない話だが、筆者はよくケータイを紛失する。最も置き忘れることが多いのが飲み屋だ。カウンターに置いたまま帰宅してしまい、翌朝目が覚めてから「ない!」と気づくようなことが多い。仕事柄、複数台のケータイを使っていて、電話帳のバックアップは取っているのだが、最近のケータイは端末自体が高価だし、セキュリティ面においても「遠隔ロックだけじゃ万全ではない」という思いがあるので、見つからないと「どうしよう......」という不安に駆られる。

01.jpg なので、ケータイの取り扱いには重々注意しているつもりだ。にもかかわらず、今使っているH001も先月行方不明になってしまった。そこで役立ったのがGPSを利用したケータイ検索サービスだ。auは「ケータイ探せて安心サービス」という名称で提供されており、最近の機種にはあらかじめ専用アプリがプリセットされている。パソコンで「auお客さまサポート」に登録すれば、自分で端末のおおまかな所在地を確認できるというサービスだ。

 端末をなくした直後に検索してみたところ、地図には自分が行ったことがないような場所が表示された。どうやら飲み屋に忘れたわけではないらしい。昨夜はタクシーで帰宅した。タクシーに置き忘れたのか? そういえばタクシーの中でメールをチェックしたかもしれない!? ということでタクシーの領収書にあった電話番号に連絡。応対してくれた人に車両番号などを告げると、すぐさま端末を確認でき、着払いの宅配便で送ってもらって無事生還となった!

02.jpg 紛失した日に乗車していたのは、東京のとあるタクシー会社の車。電話で応対してくれた担当者は、丁寧な言葉でケータイの特徴を確認してくれて、端末を返送するにあたり「電源を落とさせていただきます」という了承もこちらに取り、きちんとプチプチの梱包材にくるんで返送してくれた。他のタクシー会社がどのような対応をしているかはわからないが、筆者はそれ以来、なるべくこのタクシー会社を選んで乗るようにしている。

 ケータイを紛失したときに、あわてて回線そのものの利用停止措置を取る人もいるようだが、回線を止めてしまうと、こうした検索サービスや遠隔ロックサービスを利用できなくなる。また、後日「ケータイ探せて安心サービス」をもう一度試して気づいたことだが、このサービスを利用すると、端末をマナーモードにしていてもピーピーと激しい警告音が鳴るので、端末の近くにいる人に気づいてもらえる可能性もある。私を反面教師に、紛失時の対処法として参考にしていただけたらありがたい。
 予測変換で現れる単語って、使っている人の交友関係や関心のあることを知るきっかけになりますよね。これを決め打ちで消したい、と思ったことはありませんか。

 たとえば人にケータイを渡したとき(とか勝手に使われたとき)、「あ」と入力して「アリサ」なんて名前が出たら、「これは誰?」ってことになりますよね。ときには修羅場なんてことがあるかもしれない......。といってもオールリセットをしてしまうと、それまで使っていたかな漢字変換の学習機能まで消えてしまう。

 そんなときに便利なのが、学習履歴を任意に消す機能です。

 操作方法は次の通り。メール本文を入力中にサブメニューの「機能」を選びます。そこで出てきたメニューの中から「文字入力設定」を選び、「学習履歴」を選択します。すると「あ行」「か行」「さ行」「た行」「な行」「は行」「ま行」「や行」「ら行」「わ行/記号」という選択肢が出てきますので、任意の行を選びましょう。すると学習機能で記憶された単語のリストが出てきます。ここで消したい単語にカーソルを合わせ、「機能」を選ぶと「一件削除」か「全件削除」が出てきます。消したい単語を確認してきますので、良ければ「YES」を選べば操作は終了。ひとつ前の画面には、クリアボタンで戻れますので、複数の単語を消したいときには繰り返して下さい。

 以前ソニー・エリクソン製の『SO906i』には、予測変換候補を簡単に消す機能がありました。あの機種ほど簡単なわけではありませんが、この機能を知っておくと、重宝する人はいるはず。大した機能じゃありませんが、『P-01A』はこうした小技がたくさんある機種なのです。


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 6月5日、で第5種情報管理統制機器、通称「SH-06A NERV」の予約が始まった。NERV一般職員(※一般ユーザーのこと)に支給されるのは限定3万台ということで、旧・東京都(※現在の東京都のこと)における入手作戦を計画。その結果の一部始終を、ここで報告したい。


05:58 起床
予約を受け付けているのは、全国のドコモショップや、有楽町のビックカメラ、秋葉原のヨドバシカメラなど。予約ポイントをしばし悩んだが、ポイントやイベントなどを考慮し、電車で一本の有楽町に行くことに。ちなみに、外出前、「ドコモ第3新東京市支店」のサイトをチェックしたところ、なぜかコンテンツが全て削除されていた。

07:25 有楽町到着
駅直結のビックカメラのシャッターは、まだ閉まっていた。とりあえず正面入り口に回る。

nerv01.jpg07:30 仮予約完了
残念ながら空が雨模様のため、行列はできていなかった。店員に声をかけた、仮予約券とパンフレットを入手する。予約番号は22。予価はバリュー一括で9万7440円となっていた。事前の取材で導き出した予想価格とかけ離れていたのが少々残念だ。

09:00 自宅待機
開店まで待つのも辛いので、一時帰宅。自宅待機ののち、09:14に再び有楽町へ向かう。

09:46 再度有楽町到着
再び有楽町に到着。足早にビックカメラに向かうと、モックが展示されていた。人も徐々に集まっている様子がうかがえた。状況を観察していたところ、店員に声をかけられたので行列に並ぶ。タイミングが良かったのか悪かったのか、列の先頭に立つことになってしまった。

10:00 ビックカメラオープン
オープンと同時に店員の誘導でカウンターに向かう。「ご注文申込書」に必要事項を記入後、契約時の注意事項などを説明される。支払い方法はバリュー一括を選択。もちろん、ビックカメラのポイントなどは付くそうだ。

10:09 予約完了
図らずも、ビックカメラ有楽町店の予約第一号になってしまった。ともあれ、無事、第5種情報統制機器の入手が可能となった。他店の状況をチェックしたところ、ドコモショップではシステムにつながりにくくなっているとのこと。一瞬、第十一使徒によるMAGIシステムのハッキングというエヴァ風の演出かとも思ったが、単に申し込みが殺到していただけのようだ。


 というわけで、意外にも(!?)あっさり予約できた「SH-06A NERV」。ドコモショップ分の2万台は、わずか5時間で予約が打ち切られてしまった。そう考えると、ビックカメラに並んだのはラッキーだったのかもしれない。いずれにせよ、実機を入手したら、改めて本コーナーでレポートしたい。

 

bPhone.jpg Gmailやカレンダーなど、グーグル関連サービスと組み合わせることで、使い勝手がかなりいいBlackBerry Bold。自分にとっては、これが「ケータイするグーグル」になっている。

 NTTドコモからも夏モデルが発表されて、新しいiモードブラウザも試してみたいところだけど、とりあえずは販売中止中なので、いまのところはBlackBerry Boldを使い続けている感じ。

 とはいえ、BlackBerry Boldを使い続けて4カ月近くが経つので、待受画面にも少々飽きが来ている。なんかパンチのある画面にして、気分を高揚させてみたい。

 BlackBerryは、待ち受け画面の画像を切り替えるだけでなく、「テーマ」という項目を変更すれば、アイコン自体や配置なども丸ごと変えることができる。

 そこで、ネットであれこれ探したのが「iPhone風のテーマ画面」。「iBerry」というテーマをダウンロードすると、見た目がiPhoneに早変わりした。もちろん、見た目だけでなくアイコンなどもiPhone風。日本のケータイで言うところの「着せ替えツール」なので、かなり楽しい。

 実際に使ってみると、待受画面に受信メールのタイトルや予定しているスケジュールも表示されるので、本家iPhoneよりも利便性が良かったりもする。ただ、一部のアイコンが中途半端なのが気になった。さらにネットを探していたら、iBerryよりも凝った「bPhone」を発見。こちらはさらにiPhone風のアイコンがあるので、かなり満足できる。

 iPhone風だけでなくMAC OS Xや映画「インディージョーンズ」、宝飾メーカー「Tiffany」なんてテーマもあったりする。やはり、世界的に流通しているBlackBerryだけあって、種類が豊富なのが嬉しいところ。

 いろいろ発見できて、しかも無料で入手できるとあって、しばらく飽きずに使えるかも。

 先日、仕事の帰り道、次週の大阪出張のための新幹線のチケットをまだ買っていないことを思い出した。ちょうどJRの駅を通るので、ついでにチケットを買って帰れば手間が省ける。しかし、それには次週の取材の場所や時間が正確にわからないといけない。

 iPhoneを使い始める前だと、こんなときは自宅に帰ってパソコンを立ち上げて取材の場所や時間を調べなければいけなかった。しかし今は、パソコンのメーラーもスケジューラーもiPhone(とMobileMe)とシンクロしてくれるものだから、自宅に帰ることなくたいていのことは確認できる。そのまま乗り換え検索もして、適当な新幹線のチケットを買って帰ることができた。

 最近はこのようにiPhoneでなんでも確認できてしまうので、「外出先でパソコンがないからわからない」ということが激減した。これはこれで非常に便利なのだが、仕事の情報をあらかたiPhoneから見られるようになってしまうと、セキュリティが気になってくる。いまiPhoneが盗まれたら、仕事・プライベートのメールを見られてしまうし、アドレス帳に登録されている多くの人に迷惑をかけるし、パソコンとシンクロしているSafariのマル秘ブックマークも流出してしまう。

iphone_shirane.jpg そんなことにならないために、iPhoneもロック解除の暗証番号(パスコード)を設定できる。暗証番号は4桁と多くはないが、暗証番号入力に10回以上失敗した場合、自動でデータを消去する設定も用意されている。

 データが消去されるというのは、なかなか勇気の要る選択肢にも思えるが、考えてみるとiPhoneの場合、これが意外と困らない。というのも、iPhoneはパソコンとつなげるたびにほとんどのデータがバックアップされるので、データが消えてもすぐに復帰できるからだ。アプリやiPodのデータ以外にいたっては、MobileMeなどで常時バックアップしている。

 ただ最大の問題は、暗証番号を入力するのが面倒、ということだ。4桁の数字入力が面倒というのもモノグサな話だが、iPhone依存度の高いわたしとしては、毎回暗証番号を入力するのはわずらわしく感じられる。そこで、画面スリープ後4時間で暗証番号入力を求めるように設定しているが、これだとあまり暗証番号の意味がない気もする。

 iPhoneは普段ズボンのポケットに入れているし、暇になるとすぐに取り出す癖がついてしまったから、紛失することはそうそうなさそうなのだけど。なんかこう、指定したBluetooth機器が近くにあるときは暗証番号入力をスキップするみたいな機能、追加されないかなぁ。

 

Today画面に検索ボックスとアイコンが出現
 落ち着いてきてしまったのか、なんとなく触るところがなくなってきた感のあるWILLCOM 03。 いやいや、まだ挑戦できることはあるはずだ!

 そんな流れで「もうちょっとアプリでパワーアップできないかしら? 使いやすくできないかしら?」とあれこれ探していたら「Google Mobile App」を試していなかったことに気づきました!

 そうですよ。最近のケータイでは待受画面から直接検索できるようになっているから便利になってますが、それと同じ機能をWILLCOM 03でも実現可能なのです。Windows Mobile端末の場合、メニュー、もしくはショートカットなどからブラウザ起動してキーワード入れて......となり、タップ数が増えて煩わしい。だからやはりToday画面から直接キーワードを入力できるとうれしいですよね。
 
 一度Googleモバイルにアクセスしてから、言語を英語に変更すると、「Google Mobile App」のダウンロード用リンクが現れます。あとはデバイスにインストールすればOK。Today画面にアイコン付きの入力ボックスが現れたらインストール成功です。キーワードを入れると、指定のブラウザが起動して検索結果が表示されます。日本語での検索も可能なので、調べ物がかなり楽になること間違いなし! 先に無線LANを有効にしておけば、ブラウジングがかなり楽になるのはいうまでもありません。

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「モバイルGoogleマップ」の起動も楽に
 
この右側に並ぶアイコンがまた便利。英語圏向けにしか提供されていないサービスは利用できませんが、GmailやGoogleドキュメント、Googleニュースbetaには直接アクセスできるし、Windows Mobile版の「モバイルGoogleマップ」なんかをインストールしておけば、ワンタッチで起動できます。タッチ画面+無線LANを活かして地図を見るというのはかなりいい感じではないかと。

 そして、今更ながらに「気がつけばこんなところにもGoogleの波が......」と思うこの頃なのでした。「いっそAndroidケータイか!?」なんて思ったりするとかしないとか。

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英語版のサイトからダウンロードする 日本語のキーワードも使える
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もちろん検索結果はブラウザに表示される。無線LANを有効にしておくとGOOD Googleドキュメントにアクセスしてみた
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アイコンからGoogleのサービスにアクセスできる
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ポケットリングストラップ。ビザビにて945円で購入した
 ドコモのBlackBerry Bold買ってウヒウヒしていた俺なんですけど、スタパブログでも書いたように端末を落としたのであった。

 上記リンクでは「本を落としそうになって慌てた瞬間BlackBerry Bold本体を落としそうになって超慌てて、結果、BlackBerry Boldを机の上にゴン!! と投げてしまった」とあるが、「ゴン!!」というのは言い過ぎ。てか、実は、ゴン!! と机を膝で蹴った音なんですけど、BlackBerry Boldはその拍子に机上へゴトン、と落としたのだ。

 結果、「z」と「n」と「m」の文字が入力不能となり、しかし、その後問題がなくなった。と思ったら、翌日あたりからオンフックキー(終話キー)、「m」と「n」と「c」あたりが入力不能に。あーやっぱ故障かニャ!? ということでドコモショップに持ち込んだ。そして修理に出すことに。

 修理に出す直前、窓口にて本体の初期化を行おうとしたが、初期化の確認時、端末に「BlackBerry」という文字列を入力する必要がある。が、上記のとおり、「c」が入力できないんですよ!! 個人情報満載端末をそのまま修理に出すのかーッ!? 困ったニャ~。試しに再起動。そしたら文字入力不能状態が解消された。そして本体初期化完了。

 あれ? 治ったじゃん。じゃあ修理に出さなくても......いんや!! また不調になるに決まってる!! てなわけで、やっぱり結局修理に。なんか半月以上かかるっぽいっス。

 修理中はBlackBerry Bold代替機をお借りした。が、この人様の端末である代替機、ゴトンとか落としてまた文字入力不能状態になったらタイヘン。なので、ポケットリングストラップを購入した。

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こんなふうな短いストラップで、一端に金属製のリングがついている 金属のリングを指に通して端末を使う。と、とっさのときでも落としにくい
 コレ、イイですな。リングを指に通しておけば、端末を落とす危険はほぼナイし、短めなので邪魔にもならない。社員証などを付けておくネックストラップにも容易に接続できそう。けっこーオススメ。

 カメラ付きケータイがウケたのは、撮った写真をメールで送れるからという話はあまりにも有名だけど、もうひとつ忘れちゃいけないのが待受画面への設定。家族や恋人、ペットなど、自分の大切に思う被写体を撮影し、その写真を待受画面に貼り付けることができる。ボクの周りでも子どもや家族の写真を待受画面に設定している人は多い。

 ただ、最近の待受画面はそういう使い方がちょっと難しくなってきたのも事実。出荷時に設定される壁紙はFlash対応のものが多くなったし、ショートカットアイコンが並んでいたり、ニュースや天気予報がテロップで流れていたりするからだ。たとえば、932SHでもサポートされている「モバイルウィジェット」もそのひとつ。

932sh4_1.jpg モバイルウィジェットは簡単に言ってしまえば、待受画面(デスクトップ)上に貼り付けておくことができるコンパクトサイズのアプリの一種。基本的にはバックグラウンドで動作していて、デスクトップに表示されているアイコンをクリックすれば、すぐに表示される。こうしたウィジェットやガジェットと呼ばれるアプリケーションのサービスは、各携帯電話事業者が提供しているけど、今のところ、内容的にも機能的にもソフトバンクのモバイルウィジェットがもっとも充実している感じ。

 このウィジェットを操作するとき、役に立つのが最近のシャープ製端末で採用されることが多い「光TOUCH CRUISER」。931SHのようにフルタッチのユーザーインターフェイスだと、画面に表示されたウィジェットやアイコンをタッチできるけど、通常スタイルの932SHではパソコンと同じように、画面に表示されたポインタを動かす必要がある。光TOUCH CRUISERは方向キー中央の決定ボタンに内蔵された光センサーが指の動きを検知して、ポインタが動くしくみで、ノートパソコンのタッチパッドのような感覚で使える。もちろん、ウィジェットの操作以外にもメニューやブラウザなどでも利用できるんだけど、Yahoo!ケータイのトップページのように、Flashで細かく構成されているページは不向き。でも、縦に長いページをスクロールさせたり、PCサイトブラウザ(フルブラウザ)を使うときなどは便利。光TOUCH CRUISERは適材適所で使うのがポイントだ。

932sh4_2.jpg ところで、肝心のウィジェットだけど、実は出荷時から結構、バージョンアップしているものが多い。たとえば、いろいろなウィジェットをダウンロードするときの入り口になる「ウィジェットストア」も最新版が公開されたし、「Yahoo!天気予報」も更新された。ソフトバンク自身が提供するウィジェットにもカスタマイズしたメニュー画面が使える「マイメニュー」など、新しいものが公開されている。購入してからウィジェットを起動していない人は、一度、チェックしてみることをおすすめしたい。

 ちなみに、モバイルウィジェットについては、本誌の湯野編集長も審査員として参加した「モバイルウィジェットコンテスト」の結果が先週末に発表された。編集長によれば、受賞したウィジェット以外にも秀作が多いとのことなので、対応端末ユーザーはチェックしてみるといいかも......。