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スライドを超えた「スライドヨコモーション」のF-09A

f09a_01.jpg 折りたたみ携帯並みのキーピッチと大画面液晶を搭載した富士通のスライド型端末「F-03A」ですが、その後継となる夏モデルでは「F-09A」が、富士通の代名詞でもある「ヨコモーション」を組み合わせた「スライドヨコモーション」で装いも新たに登場しました。

 一見するとただのスライドですが、スライドした状態から液晶が90度横に回転することで横画面表示が可能に。そのギミックこそ多少奇抜ではありますが、実際に横画面のままキー操作できるメリットはかなり大きく、文字数の多いWebサイトの文字折り返しを減らすことで読みやすくしたり、横長の写真をキー操作で撮影できたり、キー部分をしっかり固定しながら横長画面でワンセグを楽しんだりと重宝しています。

f09a_02.jpg スライドからヨコモーションへの動きも、右手でスライドを開き、そのまま親指で液晶をずらすことで簡単に操作できます。ただし、回転するのは1方向だけなので、左手で持つ人にはヨコモーションの動きを片手で行うのはちょっと大変かもしれません。

 機能面でも、AQUOS SHOTの1000万画素にはかなわないものの、800万画素のカメラを搭載し、笑顔を認識して写真を撮れるスマイルファインダーといったおもしろい撮影機能も。富士通端末の代名詞的存在でF-03Aでは非搭載だった指紋認証もF-09Aで復活し、セキュリティ面も充実。F-03Aのおかげでスライド愛好家になった自分にとっては、使い勝手の向上と大幅なスペックアップでかなり魅力的な1台です。
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