ケータイ Watch
みんなのケータイ

本命はiPhoneだが、Androidにも浮気心が......

mrmt.jpg 「恋は盲目」というが、iPhoneを使い始めてから「ケータイもそうだよなぁ」と感じている。ボクは昨夏、iPhone 3Gを手にしてから、その楽しさにハマってしまい、今年7月にiPhone 3GSに乗り換えて、ますますiPhone Loveになってしまっている。仕事上、いろいろなケータイに触れるのだが「iPhoneに比べると、なんか楽しさに欠けるんだよな~」なんて思ってしまうほどだ。例えば、メールの自動振り分けとか保護設定とか、他のケータイでは当たり前のようにできて、iPhoneにはできないこともあるけれど、「それでも、iPhoneは楽しいから許せる!」と思ってしまうのだ。

 そんなiPhoneを手放せない状況で、仕事用ケータイとして使い始めたのが"Googleケータイ"ことHT-03A。正直、さほど強く惹かれたわけではないが、国内初のAndroid搭載端末として「買っておかなきゃまずいだろう」程度な気持ちで発売日に購入した。

 使い始めた当初は、操作に慣れていないこともあり、タッチパネルとパネルの下に並ぶキーの使い分けに迷ったりしていた。しかし、1カ月が経ち、最近は「これはこれで使いやすい端末だな」と感じるようになったきた。決してiPhoneへの愛情が薄れたわけではないが、iPhoneに盲目的に惹かれる愛の呪縛から解き放たれて、HT-03Aの良さが見えてきたという感じだ。

  HT-03Aの利点は、やはりトラックボールに尽きる。メニュー項目や文字入力の際の予測候補の選択、ページスクロールなどに用いるものだが、これは慣れるとかなり快適だ。端末を手にしたときに、親指をちょうど置きやすい場所にあり、これを使いこなすことでタッチ操作をかなり減らすことができる。例えば「ブックマークに登録したウェブサイトを見る」といった操作は、タッチパネルに一切触れずに行える。また、iPhoneの場合、画面を拡大・縮小するには、画面に触れた2本の指を開いたり閉じたりするピンチ操作を行うが、HT-03Aでは画面の下のほうに表示される「+」「-」のアイコンをタッチするだけで済む。

 HT-03Aの横幅は約56mm。一般的なケータイに比べるとスリムとは言えないが、片手でホールドしやすく、ホールドした状態でタッチパネルの隅々まで親指が届く。iPhoneが左手でホールドして右手で操作するのが基本スタイルであるのに対し、HT-03Aは片手で操作ができるのだ。カバンを手にした状態で地図を見たり、メールを送ったりするときはiPhoneよりも使いやすい印象だ。

 HT-03AのウリであるGoogleのオンラインサービスとの親和性や、Androidマーケットの利用価値など、iPhoneと使い比べる中で気づいたことがあれば、またここに報告させていただきます!
前の日←    →次の日