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らくらくホンに好意を感じる理由

 今回から「らくらくホン6」についてインプレッションすることにしました。この手の機種の必要に迫られているわけではないのですが、いまだにケータイを持っていない父に渡す機種としてどうかな? と思っているので実際に試してみたくなったのが動機です。

raku01.jpg 私が「らくらくホン」に好意を感じるのは、ボタンや画面などのハード、操作メニューや言葉遣いに至るソフトの部分までを根本から見直し、初めて使う人にも使えるように設計したこと。これは現在でも色褪せることはありません。右の写真は、設定画面を表示したところ。「待受画面の表示を設定する」「メニュー形式と配色を設定する」「画面の明るさを設定する」「背面画面の表示を設定する」といった具合に単語ではなく文章になっています。一般的なケータイでは、画面サイズなどの都合もあってか、「待受画面設定」「メニュー設定」「明るさ設定」となっているのとは大違いです。 

  余談になりますが、タイトルは忘れてしまったのですが、中谷彰宏さんの著書に次のようなエピソードがありました。飲食店などでオーダーをするときに「ビール」と単語だけを言う方って多いですよね。中谷氏は、そういう頼み方は相手に失礼なので「ビールをお願いします」と言ったほうが、相手への印象が良くなるはずだ、と提案をしていました。私は飲食店でアルバイトをしていた経験があるので、そういう感覚は共感できたのですが、「らくらくホン」にも「ビールをお願いします」風の心配りを感じるのです。

 これって一般的なケータイにも盛り込んで欲しい感覚ではありませんか? でも、なかなか耳を傾けていただけないんですよねぇ、携帯電話業界の方々は。

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