ケータイ Watch
みんなのケータイ

 AQUOSケータイ 932SHからAQUOS SHOT 933SHに機種変更をして、すでに1カ月ちょっとが経過。元々、ソフトバンク向けのSHシリーズは使い慣れているけど、今回はいろいろと発見が多いし、面白い新機能が用意されている。

933sh1a.jpg たとえば、933SHをはじめ、シャープ製端末の夏モデルに搭載されているブルーレイディスクレコーダー「AQUOSブルーレイ」との連携機能もそのひとつ。簡単に言ってしまえば、ブルーレイディスクレコーダー(BD-HDW40/35/32)で録画した番組をケータイに転送して、視聴できるというもので、ソフトバンク向けの933SH/934SH/935SH/936SH(8月下旬発売予定)、NTTドコモ向けのSH-05A/SH-06A/SH-07A/SH-06A NERV(7月22日発売)が対応している。HDDレコーダーを使いはじめた数年前から「こういう機能があればいいのに......」と考えていたものがようやく現実になった感じ。我が家にはパソコンを別にして、ブルーレイディスクの再生環境がPS3しかなかったので、この機能を試すことも考え、AQUOSブルーレイを買うことにした。経験上、HDDレコーダー部分はとにかく容量が大切だと考えているので、今回は1TBのモデル(BD-HDW40)をチョイス。購入価格は12万6980円。ブルーレイだからってのもあるけど、結構、いい値段しますよねぇ。

 録画については「別にワンセグで録画できるじゃん」っていう意見もあるけど、ワンセグの場合、録画したい時間帯に必ずしも電波状態のいい場所にいるとは限らないのが悩みどころ。その点、自宅に設置するレコーダーはほぼ確実に録画でき、時間がなくて観られないものを外出時に観てしまおうというのがこの機能のポイントだ。

 録画した番組の転送は非常に簡単で、データ通信などに利用するUSBケーブルでブルーレイディスクレコーダーとケータイを接続し、レコーダー側でコピーしたい番組を選ぶだけ。あらかじめ、ケータイで再生できるサイズで同時録画しておけば、転送も速いし、ダビング10と同じ扱いなので、自分と家族のケータイに転送することも可能。

933sh1b.jpg なかなか実用的かつ快適な環境ではあるんだけど、個人的にはちょっと不満も残る。これはケータイの話じゃないので、あまり詳しくは触れないけど、正直なところ、レコーダー側の機能が今ひとつ足りないというか、慣れないのだ。たとえば、地上デジタル放送とBSデジタル放送をいっしょに検索できなかったり、登録する検索キーワードも1つずつだったりする。ボクは地上波よりスカパー派なので、スカパーチューナー連動が使える東芝のVARDIA/RDシリーズを愛用してきたんだけど、かなり文化が違う感じなのだ。

 ただ、レコーダーとの連携機能が実用的な機能であることは間違いない。他社でも同様の機能を持つ製品が登場し始めているので、この際、業界統一規格を作って、ケータイなどのモバイル機器に手軽に映像を持ち出せるようになるといいんだけどなぁ。