ケータイ Watch
みんなのケータイ

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 前回はSH-04Aのキーボード入力について、いろいろなデバイスと比較しながら検証した。今回は片手の操作がどの程度使えるかについてまとめてみたい。

 まず、片手で操作する場合、サイドキーを除くと、ハードウェアボタンは下側にあるクリアキーだけになる。これは文字通り、普通のケータイのクリアキーと同じ役割で、メニュー階層をたどった際に、1つ前のステップに戻る操作となる。決定や選択、スクロールはすべてタッチパネルで行なうことになる。

 デフォルトの状態では、タッチパネルを叩くとバイブレーターが動作し、ボタンを押したときのような感覚が得られる。メニュー操作は、直接選択したい項目を触るだけなので、わりと簡単。

 問題になるのは文字入力。画面上にテンキーが出てきて、それを叩く感じになるのだが、ボタンとなる領域が狭くてかなり押しづらい。また、画面の大半がテンキーのインターフェイスになるため、入力した文字が表示されるエリアや、予測変換候補が出るエリアが極端に狭い。というわけで、「了解」「OK」とか、一言の返事を出すには不自由ないが、長文を打つ気はしない。メールを打つなら、フルキーボードを使いたい。

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 次に問題になるのはiアプリ。結論から言うと、これも結構難儀である。

 たとえば、情報料無料で使えるモバイルGoogleマップ。iPhoneに使い慣れた身としては、指でこすって地図をスクロールしたくなってしまうわけだが、そうもいかず、タッチパネル上に表示された十字キーで操作しなければならない。これがけっこうもどかしい。

 さすがに標準搭載の「地図アプリ」などはスクロールに対応しているものの、世に出回っている多くのアプリは、画面上に表れる十字キーで操作しなければならない。少し調べてみたところ、ゲーム系はSH-04Aそのものに対応していないケースも多い。iアプリを多用する人は、事前に調べてみた方がいいだろう。

 しかし、捨てる神あれば拾う神あり。SH-04Aだからこそ活きるiアプリがある。それは次回に紹介したい。