ケータイ Watch
みんなのケータイ

 ジョギングケータイを探した結果、「SO906i」に行き着いたわけだが、せっかくなので実際の利用シーンを記しておこう。といっても、使い方はいたってシンプル。ウイングスタイル社が提供するジョギング用iアプリ「ジョグノートモバイル」をダウンロードし、走る時に使うというだけ。月額315円のアプリだが、無料会員でもダウンロードから2週間は無制限で利用できるし、それ以降は10分間だけ使える。

 起動中はGPSで走行経路を記録して、走行平均速度や走行距離、走ったルートをチェックできる。実際に走ると途中で小休止することもあるのだが、そのときに平均速度をチェックして、その後のペース調整に活かしたりしてる。なにより、記録されることで「3日もさぼったなぁ」「今日で5日間連続や!」と後ろめたさを感じたりニヤニヤしたりできるのが嬉しいし、「今週はこれだけ走ったんだから、ビールをもう一杯飲んでもいいかな」と考えたりすることもあって、細かいところで役立っている。

so906i_slide2.jpg とはいえ、「SO906i」はドコモのハイエンドモデルの1つであって、ジョギングだけじゃ能がない。購入直後から気に入っている機能「音楽付スライドショー」を紹介したい。その名の通り、端末内(microSDカード内)の静止画を次々と再生していく機能だが、もともとこの機能はCyber-shotケータイ「SO905iCS」で採用された「音フォト」がベースと言える。つまり、写真に特化したケータイで写真を楽しむために用意された機能が「SO906i」にも用意されているのであって、「SO906i」がちょっとしたデジタルフォトフレームに早変わりするのだ。

 再生時には、単にパパパっと写真が切り替わるだけではなく、写真が上から下に流れたり、徐々に拡大したり、縮小したりするといった演出もある。そして、何より「SO906i」の背面には端末をデスクに立てるためのスタンドがある。"BRABIAケータイ"と名付けられただけに、ワンセグ視聴用に用意されたであろうスタンドだが、正直言って、ワンセグよりスライドショーのときに使うことのほうが多い。

 microSDカード内の写真を「音楽付スライドショー」で再生する場合、フォルダ単位で再生することになる。パパとしては、普段なかなか遊べない息子さんの写真集フォルダをあらかじめmicroSDカード内に設けておき、出社早々、再生するのが日課となりつつある。卓上に写真立てを置くなら、こういう形もオススメですハイ。

sh906i.jpg 夏商戦で購入したのは、SH906iとiPhone 3Gの2機種。選んだ理由はいたってシンプルで、この2台の操作性に「未来を感じた」からだ。結果としてSH906iで記事を書くことにしたのは、「1台目として普通に使える」という点に尽きる。もちろん、iPhone 3GのタッチオンリーのインターフェイスやApp Storeによる拡張性の高さは、魅力的だ。購入当初は、こちらがメインになりかけていたほどで、斬新さだけなら文句のつけようがない。だが、一方で、Safariがあり得ないほど落ちたり、文字入力がお世辞にも快適といえなかったりと、"発信用ツール"としては少々難がある。モバイルSuicaやiD、ビックポイントカードなどをおサイフケータイに集約していることも、iPhone 3Gだけで済ますことができない理由の1つだ。

 SH906iを買ったのがiPhone 3G上陸前ということもあり、最初に目を引いたのはタッチパネルだった。横操作可能な端末は数多く発売されているが、ほとんどが小さなサイドキーを使用するため、正直、扱いやすいとはいいがたい。一方のSH906iは、タッチパネルのため、横画面でも直感的に操作できる。特に、私は、ワンセグのチャンネル変更やカメラの操作時に、タッチパネルの恩恵を実感することが多い。どちらも、従来の端末だと、対応するボタンを探す必要があり、使いこなすまでに時間がかかっていた機能だ。これがSH906iだと、指でタッチしていくだけで、感覚的に理解できる。ワンセグのチャンネル変更は横に指をなぞるだけだし、カメラのサイズ変更もアイコンを指で押していくだけ。まさに、説明書要らずの操作性といえるだろう。サイドキーを排除したことで、デザインがすっきりまとまっているのも、この端末を気に入っているポイントだ。

 一方、フルブラウザやメール、データの閲覧は縦画面でもそれほど問題はないし、若干動作がもたつくこともあり、正直なところあまり使っていない。また、残念ながら、アプリの横操作にも非対応。普段から愛用しているjigブラウザやGoogleマップ、地図アプリといったアプリは、縦でしか見ることができない。APIを公開していないためだが、次回作での改善を期待したい......というより、むしろ、今からでもソフトウェアアップデートでなんとかならないものかと思ってしまう。

 と、ここまで散々タッチパネルを語ってきたが、シーンが限定されていることもあり、実は1日に1回程度しか使っていなかったりする。逆に、今では光TOUCH CRUISERが"なくてはならない機能"に昇格してしまった。次回は、この機能についての魅力や、利用シーン、印象などを書いていきたい。

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 SH906は発売日翌日、つまり6月4日に購入しました。2007年5月下旬に発売されたN904iからの買い換えで、ぎりぎり1年経っての購入ということになります。

 で。ですね。

 使い始めてまず感動したのが、Webアクセスが泣くほど速かったです(自分比)。これまで使っていたN904iもHSDPAをサポートしていて着うたのダウンロードとかめっちゃ速かったんですけども。

 ことWebブラウジングに関しては、N904i搭載のiモードブラウザは、たとえば直前にアクセスしたWebぺージに戻る場合にキャッシュから読み込まれず、最新の状態を取得するため(?)、いちいちWebサイトに再接続して再読み込みされていました。この1点が、わたくし的にはN904iで唯一不満な点でした。

 わたしの場合、N904iの前はカシオ日立のau端末をメインで使っていて、カシオ日立プリインストールのEZwebブラウザの場合、直前に見たページに戻る時は、4方向キーの左ボタンを押すことで、端末のキャッシュから読み出されて即表示されていたんですよね。なので、直前に読んだページでもいちいち再アクセスするN904i搭載iモードブラウザは、使っていてかなりストレスが溜まりました。

 地下鉄通勤なので、au端末でEZwebブラウザを使っていた時は、駅で停車中に数ページ読み込んでおいて、圏外になる駅間では、戻って読んだりしてたんですが、これができなかったんですね。

 説明が長くてスミマセン。つまり、この"いちいち毎回再読み込み"の問題が、SH906i搭載のiモードブラウザで解消されたというわけです。以前使っていたカシオ日立端末のEZwebブラウザ同様、直前に読んだWebページは端末のキャッシュから読み出され、瞬時に表示されました。すばらしー。

 携帯電話のブラウザは機種によって微妙に違ったりすることがありますが、たぶんSH906iだけに限らずほかの906i端末も同じだとは思うんですけど。このページキャッシュ機能と通信速度の速さのおかげで、電車の中で2ちゃんねる見たりするのは、今までとは比較にならないくらい、まじ快適になったんですよ!

 2年前、健康診断で「あなたちょっとアレですよ」と注意されたことをきっかけにダイエットに励んでいる。ランチに中華料理を食べるのは月2回程度にしたり、ヨーグルトやサラダを積極的に摂取したりするなど、食事面で注意を払うだけではなく、運動も必要ということでかつて話題になったブートキャンプにも手を出してみた。だが、さすがにハードな運動は継続しにくく、軽めでなおかつダイエットに効く運動ということで、昨夏よりジョギングをスタートした。

 最初は音楽プレーヤーだけ持って走っていたが、同時期にアディダスがジョギング用のケータイアプリを期間限定でリリースしていたこと、当時初めてGPS対応の携帯電話を購入したことで、音楽プレーヤーではなく、携帯電話を持って、走行データを記録しながらジョギングしていくことにした。

 距離や速度といった走行データを蓄積することで、自分がどの程度運動したか、客観的に把握しやすくなる。その目的を達することはできたが、当時持っていた携帯電話は、音楽再生機能とiアプリを同時に起動できなかった。実はジョギングする際、走るリズムにマッチした楽曲を耳にしていると軽快に走れる。ジョギングするときは音楽を聞きたい。なおかつ走行データも記録したい。解決法の1つは、iPodとナイキの製品を購入することだが、お小遣いの少ないパパにその余裕はない。

so906i01.jpg 今春からは、auがスポーツにフォーカスしたサービスを展開してるが、私のドコモ契約歴は8年を超え、家族もドコモユーザーでファミリー割引の魅力があるといったことを踏まえると、ジョギングだけを理由にしてMNPするとは決断できなかった。そこで、機種変更から1年待って(1年以内の機種変更は端末代が高くなる)、音楽再生とiアプリを同時に起動できる機種で、なおかつ機能面やデザイン性でも納得できる機種を見つけ出した。それが「SO906i」だったのだ。

 購入後、取扱説明書はとりあえず引き出しにしまって、SO906iをパソコンに接続。Windows Media Playerを起動し、「Running」と銘打ったプレイリストごと楽曲データを転送する。続いてジョギング用のiアプリ「ジョグノートモバイル」をあらためてダウンロード。ジョギング用の服装に着替えて、「SO906i」を手にして家を出る。音楽を再生して、なぜか緊張しながら「ジョグノートモバイル」をポチっと......おおお、音楽聴きながらアプリが起動してる! これで走りながら音楽が聞ける! と当然至極の結果に感動しまくったのであった。