ケータイ Watch
みんなのケータイ

 この冬に登場する各社の新端末は、ご存知の通り、「タッチ」が大流行。今後、タッチユーザーインターフェイスがどう受け入れられていくのか(受け入れられないのか)が気になるところだけど、そんなことより、このコーナーで取り上げる端末をどうするか。今回はかなり悩みました。

 前回のエントリーでも紹介したように、候補はある程度、絞り込めている。ただ、現時点でauのW63CAは発売されたけど、メタルグリーンが近日発売だし、W63Hも未発売なので、とりあえず、auは待ち。ソフトバンクはAQUOSケータイ FULLTOUCH 931SHが未発売。一方、NTTドコモは19日から怒濤の発売ラッシュで、すでにF-01A、P-01A、SH-01A、N-03A、N-01Aが発売済みだけど、個人的に『隠れ本命』と見ていたSH-03Aが来月発売......。うーん。

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 どうも今ひとつ出揃った感じがしないんだけど、いろいろ悩んだ挙げ句、今回はNTTドコモの「N-01A」を選ぶことにした。誤解のないように書いておくと、従来、利用していたW62SHからの番号ポータビリティではなく、今までNTTドコモを利用してきた契約(実はもっとも古い契約)で機種変更をした。購入はいつも利用しているドコモショップで、お値段は割引やポイントを使ったりして、約6万円也。もちろん、卓上ホルダも買いました。

 さて、なぜ、N-01Aを選んだのか。理由は、やはり、「STYLE CHANGE」という新しいスタイルに興味を持ったから。ボクらのような仕事をしている人にとって、『新しいスタイル』なんて言われると、触らずにいられないというのがホンネ。ちょうど1年前、P905iが登場したときもすぐに購入したけど、N-01Aも「Touch Style」「Share Style」「Communication Style」をどう使い分けることができるのかが気になるところ。今までにないカタチだからこそ、メイン端末として使ってみたいわけ。もちろん、不安要素もかなり多いけどね。

 今回、購入時にかなり悩んだのがボディカラー。N-01Aは4色展開だけど、ボクはミスティラベンダーを選んだ。購入した日に、ポケットから取り出したN-01Aを見て、編集部のスタッフが一言。「えっ! マジで、そ、その色にしたんスか?」

 確かに、男性が選ぶ色としては、ホワイトやブラックあたりなんだろうけど、STYLE CHANGEという斬新なスタイルの割に、まったくインパクトを感じない。かと言って、ラベンダーとピンクはあまり好みじゃない。こういうときは、カタログでメインカラーとして使われているものを重視するのがセオリーなので(勝手なセオリーだ)、結局、ミスティラベンダーに落ち着いたというわけ。いつもに比べると、かなり後ろ向きの選び方かも......。

 まだ使いはじめて、数日なので、何とも言えないけど、ボディの大きさはあまり気にならない。開閉動作(というのか?)も意外にスムーズ。ただ、使い勝手の面ではいろいろと考えるところもあるので、そのあたりはレビュー記事や次回以降のエントリーで、随時、ご紹介しますね。お楽しみに。

f01a.jpg やっぱり日本のケータイはいいなぁ。

 と、F-01Aを握りしめて思った私。実はこう思ったのは、この半年で2度目だ。

 1度目は、メイン端末をiPhoneからF906iにした8月1日のことだ。タッチパネルをうねうねいじくったり、AppStoreでアプリ買いまくって遊んだりしたのも束の間、発売後の3週間後の1カ月後には、その不安定さと電波捕捉の弱さ(今はかなりよくなっているが)で、メイン端末は任せられないことがわかり、解約してしまったのだ(その後、2台目のiPhoneを買うことになるのだが、その話はまた今度......)。

 F906iは、初めての富士通端末だったが、これが実にヨカッタ。「おサイフケータイはやっぱり楽だなぁ」とか、「WVGA液晶細かッ」とか、地味にトルカ対応店が増えていたり。今まで当たり前のことが異様にありがたく感じられたわけだ。

 そして今、F-01Aである。

 思えば今まで、覚えているだけでも54台もケータイ買っているのに、富士通は不思議と手に取ることがなかった。50Xiの頃のイメージでは、「シリーズで一番始めに出るけど、スペック地味」みたいな印象だった。しかし、キムタクを起用したあたりからだろうか。ちょっとケータイ業界から目を離しているスキに、ガラリとイメージが変わっていた。なにしろ"防水全部入り"である。しかもトップバッターは維持しながら!

 新サービス群は追々、紹介するとして、丸一日いじくって一番印象的なのはその動作の軽さ。F906iでも「サクサクだなー」なんて思っていたが、それを上回る機敏さ。F906iで気になっていた文字の取りこぼしもなくなったようだ。

 もう1つは地味だけども7.2Mbps対応。夜中に布団の中でケータイでマンガ読んだり、ニコニコ動画見たり、Napsterで音楽ダウンロードしたりしているわけだが、体感でわかるくらい通信が速くなっている。

 と、書き出すと止まらなくなるくらい、いろいろ機能があるF-01A。とりあえず今晩は、風呂でワンセグでも見るとしよう。

cshh.jpg 楽しい楽しいケータイ選び、さてさて秋冬はどうしようか。論理的でない頭脳を標準搭載しているためか、毎度ケータイ選びは「なんかコレ、カッコイイ!!」みたいな印象を重視している。今回、津田がビビッ! ときたのは、以下の4モデル。ボディカラーも含めてビビッ! とくるあたり、やはり見た目重視なのです。

W63CA シャインピンク
SH-01A Blue
930SH ブルーグリーン
W63H ガーネットオレンジ

 上から欲している順に並べてみた。とくに「W63CA」は、デザイン的なまとまり感に関して、秋冬モデルの中で群を抜いていると思う。EXILIMケータイの高機能なイメージに、ビビッドだが浮ついていない印象のピンクはかなり気持ちがよく、蛍光色の人工的なイメージは、高機能な端末と組み合わさるととてもサイバーな感じがする。

 ケータイの顔となる部分は、メインディスプレイの反対側、背面パネルが一般的だ。ところが「W63CA」は、カメラが搭載されたバッテリー側のボディが顔になっている。はっきりしたコンセプトがなければ、背面側に何か機能を置きたくなってしまうところだろう。高機能をうたうモデルは、デザイン的にはちょっと......なんてこともあるが、とてもキレイに収まっていて好印象だ。

 同じような観点から、「SH-01A」のBlueにも注目している。AQUOSケータイのサイクロイドスタイルは、端末の構造上、ボディサイズやデザインに制約があると思うのだが、今回の「SH-01A」はとてもすっきりとまとまっている印象だ。ミニマルなデザインとなったことで、これまでよりもメディアプレーヤーとしてのケータイらしさにフォーカスされたように思う。

 「930SH」(ブルーグリーン)と「W63H」(ガーネットオレンジ)は、これまでのケータイらしさを色濃く感じさせるところに注目した。とくに「930SH」は、スタンダードな形状ながら、デザイン的には非常に洗練された印象がある。「W63H」はケータイではあまり見ない車のボディのようなカラーリングが気に入ってしまった。

 今回の秋冬モデルは全体的な印象として、戦略的なカラーリングを打ち出している端末が多い。奇抜な色というわけでなく、今年の秋冬や来年の春夏の流行色を取り入れながら、オーソドックスな色を用意しているようだ。今回はデザインや色をテーマに気になるものをピックアップしてみたが、ここに機能や発売のタイミングなどを加味するとさらに悩ましい。そしてその悩みはとても楽しいのだ。

 ソニー・エリクソンでは2004年より「辞書クリエイター」という機能を提供しておりまして、「SO906i」への辞書追加も非常にラクチンであって、ここはソニー・エリクソンならではの機能であって、ドコモユーザーの関口は次の秋冬モデルでもソニー・エリクソン端末を......と思っていたら、ドコモの新機種群には、その姿が、なかった。

 ないものを嘆いても仕方ない。他のメーカーで魅力的な機種はきっとあるはずと、ドコモ・ソフトバンク・ウィルコムの新機種発表会を取材しながら、心の片隅でひっそり思っていた。

 まずグッときたのは、ソフトバンクの「931SH」だ。先日公開した「けーたいお題部屋」でも「931SHが変態スペック過ぎます」というナイスコメントをいただき、やはりハーフXGAで3.8インチという液晶ディスプレイだけでも、驚きのあまり笑ってしまうほどのスペック。その他諸々の機能もあわせて、世界に、いや宇宙に誇れるケータイだと思う。しかも思った以上にサクサクと操作できて、タッチパネルの反応も良い感じ。ハイエンドモデルを追求する人には、これ以上ないモデルかもしれない。そして同じくソフトバンクのシャープ製端末である「930SH」の8メガCCDカメラも私の物欲にクリティカルヒット。ハイスペックなカメラを搭載しながらフツーのケータイっぽく仕上げてあり、「ふと買ってみたら、ナニコレ、いろいろとすごくないすか?」という驚きを味わえるケータイだ。

 ウィルコム端末の中では、「法人ユーザー向けの機種」と位置付けられたストレート型端末「WX330J」が良い感じ。発表会でも関係者の方に「これ、ピンクとかあったらいいっすね」と思わず呟いてしまったほどで、法人だけに限定するのはもったいない。最新サービスである「ウィルコムガジェット」などに対応していないのは寂しいけれど、スリムなストレート防水という点は、他ではあまり見かけないポイント。

 そしてドコモの新機種群で外観にグッときたのは、amadanaケータイの「N-04A」。また「P-02A」を目にしたときは、三菱製のFOMA端末に近づけた印象で、素直に驚いた。

SH01A_pink_cy_l.jpg しかしながら防水ケータイへの好奇心が徐々に高まっている私にとって、富士通製の一連のラインナップがもっとも興味深いところ。ハイエンド志向の私にとっては、やはり「F-01A」が一番面白そう。なにより発表会では「PRIMEシリーズの中でも軽快に操作できる方かも」という印象を強く受けた機種だったりする。

 そして、ソフトバンクの「930SH」と同じ、8メガCCDカメラ搭載モデルがドコモでも発表されたことは見逃せないトピックの1つ。サイクロイドのAQUOSケータイ「SH-01A」か、回転2軸の「SH-03A」か。はてさてどちらにしようか。また、愉快なギミックを搭載した「N-01A」や「P-01A」も使ってみたい機種だ。悩みがいがありすぎて、いっそのこと「ど・れ・に・し・よ・う・か・な」と指さしで決め......いやいやいや、ちゃんと考えてガツンと決めますハイ。

 今回も新モデルがたくさん発表されたのだが、自転車乗りにとってはかなり厳しいラインナップだ。というのも、防水モデルがあまりパッとしないのだ。

 発表順に追っていくと、auでは京セラの「W65K」が防水モデルとなっているのだが、かなり女性を意識したデザインになっているため、どうにも購入意欲がわいてこない。

 次に発表されたのが、ウィルコムの日本無線製ストレート型端末「WX330J」だが、GPS機能が搭載されていないので、その時点で却下。

 ソフトバンクに至っては防水モデルなし。カシオに期待してたんだけどな......。

f01a_cy_01.jpg ドコモは富士通がかなり頑張っている。「F-01A」「F-02A」「F-04A」の防水3モデルを投入。ただ、GPSに対応するのが「F-01A」だけ。

 結局、防水+GPSが必要要件ということになると、自動的に「W65K」と「F-01A」の二者択一になるのだ。んー、機能で比較すると、やはり「F-01A」ですかねぇ。タッチパネルだし。でも、auほどGPSまわりの仕様がこなれている感じがしないのが少し気になるんだよなぁ。

 というわけで、今回のラインナップは決定打にかけるというのが本音。全く別の防水非対応のモデルを購入して、ビニール袋による簡易防水機能を復活させるか、さらに現実的な話をすると、ここんとこ寒いし、それを口実に自転車に乗るのをサボるか......。

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「N-04A」の「amadana brown」に同梱のBluetoothユニット。デザインの選択肢があまり広くない製品だけに、この付属品はうれしい
 auを皮切りに、ソフトバンク、ウィルコム、ドコモ、イー・モバイルと、5キャリアが秋冬モデル(ドコモは春モデルまで)を発表した。フルモデルチェンジの端末が多く、これを機に、手持ちの端末も一気に機種変更してしまおうと考えている。

 「みんなのケータイ」では「SH906i」を扱ってきたが、この仕事をしている以上、5キャリア全てと契約している。ドコモは夏モデルのSH906iを購入したが、なんとなく決定打に欠けていたauは約1年前の「INFOBAR 2」のまま。ソフトバンクは「iPhone 3G」と「920SH」を併用しつつ、端末に挿していないUSIMカードを1枚持っている。ウィルコムはW-SIMを契約したまま色々と差し替えて使っており、イー・モバイルは「D01NXII」を使用中だ。

 まず、1年経ってしまった「INFOBAR 2」と「920SH」を機種変更しようと思う。発表会や取材の場で触った限りでは、auの候補は「EXILIMケータイ W63CA」で、ソフトバンクは「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」を買いたくなった。前者はメタルグリーンのボディカラーに、一目ぼれしたのが購入したい理由だ。ケータイが苦手な高感度撮影をカバーしていたり、8Mモードで撮った写真をそのままメール添付できたりと、スペックが充実しているのは言わずもがな。ようやく「欲しい」と思える機種が登場した気がした。一方の「931SH」は、「モバイルウィジェット」の"未来っぽさ"に魅力を感じている。HXGA液晶がどの程度使えるかも試してみたいし、スタイリッシュなデザインにも引かれる。タッチがどこまで実用的かも、気になるところだ。

 次にドコモだが、欲しいと思った端末は全て"春モデル"なことに気がづいた。現時点では、スペックを極限まで追求するなら「SH-04A」、デザインと付属品(Bluetoothユニット)なら「N-04A」、バランスの良さなら「F-03A」が購入候補に挙がっている。逆に、冬モデルは「90Xiシリーズの型番を変えただけ」に見えてしまうのが、なんとも惜しい。せっかく秋・冬・春と3シーズン分の端末を発表したなら、発売日もシャッフルしてほしかった。私のように春モデルを見て買い控える人も、少なからずいるだろう。4つの新シリーズが定着したら、ドコモには発表スタイルを改めて見直してもらいたい。

 最後にウィルコムとイー・モバイル。前者は音声端末に興味がある。カメラが付いた「HONEY BEE2」も候補の1つだが、W-SIM対応でないことを考えると、夏モデルの「WILLCOM 9」を買ってしまうかもしれない。イー・モバイルはまだ契約期間がかなり残っているし、そもそもほとんどPCを持ち歩く習慣がないので、HSUPA端末は見送ろうかと思う。HSUPAのスマートフォンが出たら、改めて購入を検討してみたい。

 秋冬(と春)商戦で、個人的に気になった端末は、ざっとこんなところだ。この中から、「みんなのケータイ 2ndシーズン」の端末をチョイスすることになるだろう。

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 というわけでソニーのDR-BT25NXを購入したんですけども。SH906iのマニュアルでBluetoothプロファイルの説明を読んだらすご~く面倒そうに思えたんですが、結論から申せば、接続はあまり問題もなくペアリングが済みました。

 実はわたくし、日本国内サービス開始当初からNapster会員なんですよ。ずっと月額1980円を払い続けているんですが、最近ではたいして使ってもいないし無駄だからやめちゃおかしら、と迷っていたんです。ところが、Napster会員だと、うた・ホーダイ対応サイト「Napster To Go」から直接ケータイにダウンロードし放題だったんですよね。リリース見たとき以来すっかり忘れていたんですけど。なんだよ使えるじゃんNapster!!

 ちなみに、わたしは地下鉄通勤なのでワンセグはあまり観ませんが、DR-BT25NXはSCMS-T方式に対応しているため、ワンセグの音声も聞けます。もちろん、マイク内蔵で通話にも対応します。ちと恥ずかしいので通話には使いませんケド。

 というわけで、邪魔なコードとはおさらばできるし、Napster会費のモトは取れるしというわけでわたくし的には買って正解! DR-BT25NXはカナル型なので、車内で音漏れをあまり気にしなくていいのもポイント高いです。

 ゼンハイザーもBluetoothヘッドセットを発売するなど、機種的にもかなり充実してきましたし、通信が不自由な地下鉄通勤族には、Bluetoothヘッドセットおすすめです。