ケータイ Watch
みんなのケータイ

graph.jpg 苦節3カ月。去る11月6日、無事10kgの減量を達成できました!! 某編集部のI氏から「中の人みたいですね」という賛辞もいただき嬉しい限りです。しかし当日胃癌検診でバリウムを飲んでバリウムの腸詰めを作ってしまい、落とした体重が上り調子になりかけて大変でしたが。

 というわけで、今回は3カ月分の体重変動グラフ(だけ)を公開します。全体としてはほぼ直線で落ちてますが、ところどころ停滞したりぴょーんと跳ね上がっている箇所があります。2~3日続けて戻ってしまうこともあり、当初は非常に焦っていたわけですが、女性の体調の変化を知る上で便利なアプリを導入したところ、なんとなくその理由がつかめるようになりました。


 というわけで今回は減量に役立っているアプリとして、女性読者向けに「period tracker」(生理カレンダー/230円)をご紹介します。

period tracker-01.jpg 男性にとっては生々しい話になりますが、早い話これは子供が欲しい女性が自身の体調を把握し、妊娠へと導くための管理ツールですね。基本的なデータは生理開始日のみ。生理が始まったらホーム画面に出てくるボタンをタップするだけで記録でき、過去3カ月の平均から次の排卵日と生理開始日が予測されます。それに基づいて妊娠可能と思われる期間がカレンダーで確認できるのです。オプションとして体調の記録も可能です。基礎体温を登録しているわけではなく、あくまでも推測データなので過信は禁物ですが、使って見たところ概ね合ってるなという印象です(個人差はかなりあると思いますし、不規則な方は難しいかもしれません)。
 
 で、なぜこれが減量に役立つかといいますと、例のグラフの跳ね上がりの時期が排卵日前と生理開始前にほぼ重なるからです。私の場合、落ちていた体重が横ばい、もしくは少し戻り始めたり、突如猛烈な空腹感に襲われるといったことが起こり始めます。さらに半身浴をしても発汗量が大幅に減るといった現象もあります。しかし時期が過ぎれば戻るし、再び痩せ始める。何かがいけなかったわけではないので、ここで無理をしたり諦めたりせずに普段通りにしていればいいのです。
 
 実際、何度もアプリで確認して「これにはワケがあるのだ!」と自分を納得させてました。女性の体はホルモンに支配されているといっても過言ではないので、これを知っているのと知らないのとではモチベーションが大きく異なるというわけです。そのうち自分のパターンが分かってきて、より安心して取り組めるようになりました。空腹に負けドカ食いだけはしないように気をつけなくてはいけませんが。

 さて。開始時の体重からちょうど10kg落ちたわけですが、次の目標は切りのよい体重、その次はそれをちょっと下回る体重をめざし、できれば年内に標準体重を実現し、それをゴールにしたいという野望を抱いております。その前にリバウンド対策もしなくてはいけないのですけど。

 リバウンド対策といえばやはり運動は欠かせない。そこで「F-01B」のタニタの体組成計連携機能、脈拍測定機能「パルスチェッカー」が猛烈に気になっているこの頃です。
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MortionPortrait.Inc.のPhotoSpeak。写真(2次元の顔)を立体的かつリアルタイムなアニメーションとして表示するアプリ。350円
 iPhone/iPod Touch向けアプリについて「コレおもしろいヨ!!」と勧められて試してみたのがPhotoSpeak

 コレ、写真を顔認識して、動かしたり喋らせたりしちゃうというアプリですな。モーションポートレート技術を応用したソフトウェアなんだそうだが、単純に愉快!! いろいろな人の顔を“リアルタイム動画化”して遊びまくれるのだ。

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とりあえずこんなサンプル写真が入っている タッチした方向を見たりする 動きは滑らか。まばたきしたりも
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その場で撮った写真を動かしたり、既にある写真を動かしたりできる 声を録音すると、その声に合わせて喋ったりも 喋っているときは、こんなふうに口も動く。わりとリアルだ

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拙者の顔に適用してみたところ。なんら操作せずとも、顔が何となく動いたりしてる。ある種、不気味!!
 使い方は簡単で、まずiPhone 3Gなどで人の顔を含む写真を撮るか、既にiPhone 3Gなどに入っている写真を使う。次にPhotoSpeakを起動してその写真を選ぶと、写真が自動的にサーバに送られて処理される。間もなく、平面だった顔が、やや立体的な雰囲気になって動き出す。
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    静止画では少々表現しにくいが、こんなふうなアニメーションになる。顔、ちょっと歪んだりもしますな。でもオモシローイ!!

 画面をタッチしたほうを見たり、まばたきしたり、声を録音すれば、その声の再生に合わせて口を動かし、写真があたかも喋っているように!! 有料で350円のアプリだが、十二分にウケを狙えるお遊びアプリなので、興味のある方はゼヒ!!

 11月10日にNTTドコモとソフトバンクモバイルの新端末発表会が終わったことで、3キャリアのラインナップが明らかになった。筆者は当日、ソフトバンクの発表会を取材したので、気になった端末を紹介してみたい。

942sh000.jpg 音声端末だけでも17機種が新たに発表された今回、デザイン的に一押しなモデルは「942SH」だ。「THE PREMIUM5」として“ワンランク上のスタンダード”を目指すというこの端末、ラウンドフォルムが特徴で、持ってみると本当に持ちやすく、スペック以上に薄く感じる。塗装も上質で、「ピンク」「ブルー」はマット仕上げにするなど、一風変わったフィニッシュも実際に見て初めて気が付いた。なお、会場に置かれていた端末にはバッテリーカバーに長方形のくぼみができていたが、これはFeliCaマークが入る場所を検討しているためとのことで、実際には段差のない仕上げになる。

 このほか、筆者的に注目したいのは「940SC」だろうか。3.5インチの有機ELは、鮮やかな発色とコントラストに「すごい画面だ……」と声を漏らしてしまった。横向き用のステレオスピーカーを搭載するというのもユニークで、スピーカー部のメッシュ状デザインもなかなかカッコイイ。内蔵式のスタンドは、ワンセグをよく使うユーザーには地味にうれしい機構だ。フルタッチ操作の薄型ストレート端末で、機能面でもハイスペック。世界市場ではフルタッチの端末を多く手がけるサムスンの本気が感じられる内容に仕上がっている。

 無線LANサービスの「ケータイ Wi-Fi」に対応しながらスリムなボディを実現した「940N」も薄さという意味で注目だが、全体的に女性向けのイメージで、筆者としてはやや手を出しづらい印象だった。ハイスペックなモデルはなにかとボディが厚くなりがちだが、薄さに注目するのも面白いかもしれない。

 そういえば、夏モデルとして発表された「931N」ってまだ発売されていないけど、どうなっているんだろうか……。

omp.jpg  11月10日、NTTドコモとソフトバンクの発表会が開催された。……と、書いてはみたが、実はこの原稿を書いている時点では発表会は開催されておらず、目前にせまった10日の混乱を想像しつつ武者震い、そんな状況だったりする。

 現在使っている「OMNIA POP」は、その名前の通り、ポップでかわいらしさを打ち出したモデルとなっている。とはいえ、カメラ機能はなかなか充実しており、さすが「9XX」シリーズといった印象だ。

 カメラ部は515万画素CMOSで、顔認識AFを搭載している。解像度については必要十分とは思うが、最近のモデルの中にあっては目立つポイントにはなりにくいかもしれない。画質などで特筆すべきとすれば、WDR(ワイドダイナミックレンジ)機能で、いわゆる黒つぶれや白飛びなどを抑えた画像が得られる点だろうか。

 撮影画面の左サイドにはアイコンが並び、設定を変更したければこのアイコンをタッチすればいい。設定まわりのインターフェイスは、タッチパネルの利便性がわかりやすい形で感じられるポイントだ。カメラに詳しい人なら、ISO設定(自動/100/200/400/800)や測光方式(多分割/中央重点/スポット)を自分好み変更してみるのもよさそうだ。

 「OMNIA POP」には、タイマー撮影機能も用意されている。小さなカメラは、シャッターを押す瞬間に手ぶれを起こしやすい傾向にある。手ぶれ補正機能も搭載されているのだが、それに加えて3秒タイマーにしておくと、風景や物撮りのときのクッキリ感に違いが出るように思う。薄暗い室内や日が沈む頃の撮影には重宝するので、ほかの携帯電話でも試してみて欲しい。下の画像はOMNIA POPの壁紙サイズで撮影したものだ。

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 しばしば人に「どちらかといえば痩せている」あるいは「日影栽培のモヤシ」とスタイルの良さを讃えられる(?)筆者であるが、スポーツの趣味など持ち合わせない引きこもり体質なため、体重は軽いのに、実は下腹部はプニプニしていたりする。プニプニ。まぁ要するに運動不足だ。ビリー兄貴とまではいわないが、もうちょっと引き締まった体が欲しい。そんなわけで、たまにジョギングもするようにしている。

nikep01.jpg しかしジョギングというのも、モチベーションがないとすぐに三日坊主になってしまう。三日坊主ならばまだ良いが、筆者の場合はしばしば三カ月坊主になってしまう。もちろん良くないことだ、わかっている。そこで、Nike + iPod Sensorを買って、「ジョギングのログを取って目標を明らかにする」という方法でモチベーションを高めることにした。

 Nike + iPod Sensorは、iPodやiPhoneにつながる歩数センサーだ。センサーはコインほどの大きさで、Nike +対応シューズのインソールにある専用ポケットに入れて使う。センサーが計測した歩数は、iPhoneやiPodへと無線で転送され、記録される。iPhone 3Gでは受信機も必要だが、iPhone 3GSは受信機を内蔵しているので、センサーだけ(2200円)を購入すれば良い。記録されたデータは、iTunes経由でNikeのウェブサービスに転送され、そこでトレーニングのデータを管理できたりする。

 Nikeのウェブ上ではジョギングの履歴を確認できるほか、トレーニングメニューを設定したり、あるいはコミュニティ機能でほかの人と目標を共有できたりする。いつどれだけ走ったか、どれだけ走れるようになったかがわかるだけでも、モチベーションを高めることにつながってくれる。

nikep02.jpg 筆者はランニングシューズを持っていなかったので、センサーとあわせてNike +対応のシューズを買った。スポーツ用品店で「初心者向け」とされていた、ソールのクッション性能が強めのモデルだ。シューズだけでなく、ランニング用のウェアやタイツ、ウェストポーチなども購入した。

 ランニンググッズの道は奥が深いようで、それなりの価格のものが多いが、使ってみると感心するような機能・性能を持ったものがそろっている。スポーツとは真逆の方向に例えれば、まるで自作PCパーツを買いそろえるように、装備を強化していけるのだ。それだけでなく、ワークアウトにより自分自身の肉体も強化できる。筆者もむかしは秋葉原に通ってパーツをそろえ、ベンチマーク結果を向上させることにムフムフしていたが、ランニングの世界にもそれと同じ感覚があるようだ。

 そんなランニンググッズの中にあって、Nike + iPodは、悪くはないのだが、残念ながら最優秀とは言いえない。ジョギング・ランニングの記録を取るガジェットは多数あるが、数万円クラスの高級品の中には、歩数計だけでなくGPSや心拍数計を内蔵するものがある。GPSと連動してくれれば、走行距離がより正確に測定できるので、ここはiPhoneとNike + iPodアプリにも改良を期待したいところだ。

nikep04.jpg 心拍数計は、最適な運動強度が測れるので、トレーニングの効率をかなり高められる。しかし特殊なデバイスが必要なので、これはさすがにiPhoneではムリだろう……と思っていたのだが、どうにもわたしの買ったNike + iPodのマニュアルには気になる記述がある。なんでも、「iPod nano(第5世代)は、Nike + iPod互換の心拍数モニタにも対応します」とある。別売りで心拍数モニタが登場する可能性があるようだ。iPod nano(第5世代)にしか対応しないのかもしれないが、iPhoneにも対応すれば、これはかなり欲しい。

 もっとも、肝心なのはそういう周辺機器とかグッズではなく、三日坊主にならないで走ることだ。あ、いけない、2週間くらい走っていない。いや、この時期はケータイの新製品登場が続くから忙しくて……スンマセン、走ります。

mura01.jpg 前回、iPhoneでGoogleカレンダーを利用する方法として、ブラウザを使用することを紹介したが、読者の方から「Google Syncを使えば、iPhoneのカレンダーに同期できる」というご指摘をいただいた。

 ボクもさっそく試してみた。Google Syncのページを見ると、英語で同期の仕方が説明されていた。日本語ではサポートされていないようだが、問題なく、しかも簡単に同期できたので、ざっと設定の手順を説明しておきたい。

1)iPhoneをMacにつなげて、iTunesでiPhoneの設定画面を開く。「情報」をクリックして「Googleの連絡先を同期」にチェックを入れて、GoogleのIDとパスワードを入力する。これでMac側の設定は完了。

2)iPhoneのホーム画面から「設定」をタップして、「メール/連絡先/カレンダー」を選択する。そこで「アカウントを追加」をタップして「Microsoft Exchange」を選択。


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3)続いて表示される画面で、次の画面のように入力しよう。ドメインは空欄のまま、サーバ欄には「m.google.com」と入力する。続いて表示される画面で、同期する項目として「カレンダー」を「オン」にすれば設定完了。

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mura06.jpg さて、カレンダーを起動して、しばらく待つと……。MacでGoogleカレンダーに入力したスケジュールがそのまま同期された。ただし、複数のカレンダーを使い分けている場合、最初からあるメインのカレンダーしか同期されない。

 ボクは、Googleカレンダーは初期設定のものに仕事の予定を書き込み、プライベートが予定を書き込むカレンダーは「マイカレンダー」として追加している。これも同期させたい場合には、iPhoneからGoogle Syncにアクセスして、さらなる設定が必要だった。

4)iPhoneからGoogle syncのページにアクセスし、言語を「English」に切り替えると「Manage devices」というページが開く。そこで「iPhone」をタップすると、同期するカレンダーを選択できる画面が表示される。


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mura09.jpg この設定をすると、Mobile Meを使ってiCalと同期したときと同じように、予定が色分けで表示されるようになった。

 言うまでもないことであるが、Googleのオンラインサービスに利用料はかからない。Mobile Meのメールアドレスを必要とせず、Gmailをメインで使うのであれば、年間9800円のMobile Meに加入するより、Googleをフル活用したほうが経済的だ。

 iPhoneとHT-03Aを使い込んでいくほどにGoogleの利便性を実感しているが、最近、新たにGoogleモバイルが使いやすそうなケータイを入手した。「g」ボタンを押すだけでGoogleメニューが出ているドコモのL-06Aだ。


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 普通のケータイと同じような操作感で、しかもタッチパネル仕様なので、ディスプレイを表向きにして折りたたむとフルタッチケータイとしても使える。ボクは以前、PRADA Phoneを使っていたのだが、ほぼ同様のタッチインターフェイスが搭載されているので、非常に使いやすく感じている。GmailやGoogleマップの使用感もまずまず。一般的にGoogleケータイといえば、Androidを搭載したHT-03Aを指すのだろうが、このL-06AもGoogleケータイと呼びたくなる仕上がりだ。上り最大5.7MbpsのHSUPAに対応しているので、YouTubeに動画をアップロードするときなどは、iPhoneやHT-03Aよりも快適なのでは?……そんな期待を抱いてしまう。

 次回からは、このL-06Aも“Google使い比べ”の仲間に加えて、使用感をお伝えしていきたいと思う。