ケータイ Watch
みんなのケータイ

 10月5日からスイス・ジュネーブで開催された「ITU TELECOM WORLD 2009」。日本からもNTTドコモ・山田隆持社長、KDDI・小野寺正社長、ウィルコム・近義起氏、元NTTドコモの夏野剛氏といったキーマンが参加。世界的なメーカーの出展はほとんどなかったが、基調講演などはそれなりに盛り上がっていた。

swiss01.jpg 現地には1週間弱、滞在していたのだが、通信手段として頼りになったのが、海外渡航専用に購入した香港版のiPhone 3GSだ。香港版と言うことでSIMロックはない。どこのキャリアのSIMを挿入しても利用することが可能だ。

 というわけで、今回は海外の携帯電話事情に詳しい、このコーナーでもおなじみの山根さんから事前にアドバイスをもらい、ジュネーブ入りしてすぐにSWISSCOMの定額パケット通信対応のSIMを買うことにした。

 会場に向かう朝、7時から空いているという駅の中にあるSWISSCOMのお店に入る。あれこれ、物色していると、見慣れた日本人が入ってきた。なんと、同じく会場に向かう山根さんと遭遇。同じ方向に向かうとはいえ、タイミングが良すぎる(実は、あとから解ったことなのだが、山根さんとは宿泊ホテルも一緒だった!)。

 早速、店員に「SIMカードが欲しい」と英語で伝えるものの、店員は英語がNG。どうやらフランス語しかわからないらしい。すでにSIMカードを購入していた山根さんに協力してもらい、なんとかSIMカードをゲットした。価格は19.9スイスフラン、日本円にすると1800円弱といったところだ。パスポートとホテルの住所さえ伝えれば、日本からの渡航者でも買える。このときプランを「NATEL Easy BeFree」にしてもらった。

swiss02.jpg このプランだと1日4スイスフラン(約350円)でパケット定額制が利用できるようになる。SIMカードは19.9スイスフランであったが、5日間はiPhone 3GSを定額で使えるようになるのだ。

 早速、iPhone 3GSにSIMカードを挿入してみる。スイスではSWISSCOMがiPhoneを販売しているためか、APNなどは何も設定することなくすぐにデータ通信が使えるようになった。これはかなり便利。

 さらに驚いたのが、SWISSCOMではテザリングもOKになっているという点だ。設定画面を見るとテザリングをONにできるようになっている。MacBook Airに接続して使ってみたが、速度もそれなりに出ていて、仕事の利用にはまったく問題ない。

 夜間、ホテルの部屋にいるときなどは、iPhoneテザリングでインターネットに接続し、日本のインターネットラジオをストリーミングで聞いていたくらいだ。いくつかの動画サイトのストリーミングも問題なく使えた。

 海外にソフトバンクモバイル契約のiPhoneを持って行っても、パケット料が高額になりそうで、無線LANの場所しか使わない、ということがほとんどだ。しかも、ホテルの無線LANサービスを使おうと思うと、1日1500~2000円程度の課金となってしまい、長期出張だとそれだけでかなりの出費になってしまう(個人事業主にはこれが結構つらい)。

 海外でも定額でiPhoneが使えるとなると、メールのチェックも四六時中できるし、レストランや観光スポットはGoogle Mapsで検索して、電子コンパスを頼りに行くことができる。今回の旅行中は、Twitterでつぶやきながら、仕事や観光を楽しめた。

 海外出張の多いビジネスマンであれば、香港版iPhone 3GSはかなり重宝することだろう。

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拙者のお出かけ端末セット、iPhone 3GとBlackBerry Bold
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iPhone 3G内には多々のアプリをインストールしている。これはゲームアプリ集。最上段のゲームを頻繁にプレイしちまうのである
 2009年4月にドコモのBlackBerry Boldを買ってから、持って出かける端末はiPhone 3GとBlackBerry Boldの二刀流となっている俺。

 その当時は両機とも仕事にも活躍する端末だったが、しばらくすると、仕事関連にはBlackBerry Bold、遊び方面にはiPhone 3Gという棲み分けができちゃった。拙者にとって前者は最強のスマートフォン。コレなしでは連絡先も予定もわかんニャい!! みたいな。後者は最強のマルチメディア(←古っ!?)端末ですな。

 ただ、一日に使う時間としては、iPhone 3Gのほうがずっと長い気がする。それは、音楽を聴くためでもウェブを見るためでもなく、ヒジョーに全く大したことのないゲームを飽きずに何度もプレイしてしまうからだ。

 iPhone 3Gにインストールしているゲームは30本程度。だが、そのうちの多くは「ヤレば楽しい優良なゲームなのでアンインストールしていない」てな感じのものが多い。時間があったらたっぷり遊ぶゼ!! みたいなゲームアプリですな。

 でも、毎日やっちゃうゲームは、そういった優良ゲームアプリではなく、フツーの人から見ればどーでもいいようなゲーム。至極原始的なルールで遊び、目指すところとか、達成感とか、そういうものはあんまりない単純なゲームだ。

 具体的には、BattleAtSeaCannon Challenge。これらゲームについて「ハマるよね」と言うなら拙者の同志だが、「ツマンネ」と言う人のほーが多いような気がしなくもない。



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BattleAtSea(600円)。古典的な海戦ゲーム まず自軍の船をマス目上に並べる。で、ゲーム開始 敵が弾を撃ってくる。船全体に弾が当たったら沈没 こちらも撃つ。でも敵船がどこにいるかは、弾が当たるまでわからないのだ。これを交互に繰り返して、先に敵を殲滅したほーが勝ち
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Cannon Challenge(無料)。砲弾で標的を破壊するゲームなり 砲弾の射出角度および射出強度を決めて撃つのダ 撃ったところ もうすぐ命中するかもしれないところ。弾数内で敵のユニットを全部破壊すれば面クリア


 という2本のゲームですな。

 BattleAtSeaのほーは、敵がどこを撃ってくるかわからない点、敵がどこに潜んでいるか探る点などにちょっとしたオモシロミがあるが、どうだろう、600円……のゲームだろうか? でも、拙者的には短時間で終わるしミョーな感情起伏もないしで、多くのシチュエーションでのんびり遊べる1本となっている。

 Cannon Challengeは、グラフィックやサウンドは今時的であるものの、内容は昔からある大砲ゲーム。弾の射出角度/強度をパッと決めてビシッとマトを破壊できるようになると、ちょっとした職人気分になれるが、おもしろいのかーッ!? と問われると、んーと、えーと、つまんない可能性がありますヨ的な。しかしこれもまた、単純に淡々と遊べるので気に入っている。

 すニャらしいのは、両ゲームとも、遊んだ後に「あそこはこうすべきだった!!」的な後悔とか「次回はこういうテで攻めてみよう」といった向上心などを全然もたらさないことだ。数分遊んでスッと気分転換でき、ゲームのことを忘れ去れる。ので、半日やっちゃうとかいったハマり方をしない。そういう点では非常に優良なゲームと言えよう。

 とか書いてる拙者だが、これらゲームを1日に何度かやっちゃったりするので、実は長い目で見ると、この2本のゲームに大ハマりしているのかも。両ゲームとも、ある種の知恵とか体験などはちっとも得られないので、言っちゃえば「無意味かつ不毛なゲーム」かもしれない。何時間やっても得られるものがナシor微少、みたいな。

 そういうゲームを毎日やってるので、トータルで考えると、とても大量の不毛時間を過ごしている俺とも言える。
S5_1-001.jpg iPhone 3GSがダイエットサポート端末と化した夏。秋も深まってきた現在でも、ダイエットは続いております。前回は1カ月で約3kg減とご報告しましたが、丸2カ月経過した時点で約6kg減、3カ月目に突入した現在は合計で7.7kg減といったところです。2カ月目スタートの決意として始めたレコーディングも欠かさず継続中で、紙の手帳に食べたものとカロリーを記録し続けています。

 iPhone 3GSは何をしているかといえば、ウォーキングの時にはBluetooth対応ヘッドセットと組み合わせて音楽を再生。食べたものを忘れそうなときはカメラで撮影。カロリーを知りたいときは検索し、カロリーを計算するときは電卓を起動。体重や体脂肪率を記録したり、データをグラフ化して状況を客観的に見せてくれます。つまり、無かったらダイエットのモチベーションに影響しそうなくらいの存在になってるわけです。


S5_1-002.jpg そんなiPhone 3GSにさらに強力な助っ人を導入しました。それは「RainbowNote」。気分にあわせていろんな用紙が選べるメモ帳アプリです。布団の中で思いついたことを気軽にメモしたり、読んだ本で覚えておきたい内容を転記したり、買い物メモを作成したりしています。画面の回転を制御できるので、布団の中でゴロゴロしながらでも安心。パスワードでロックもかけられますから、大事なメモを見られる心配もありません。

 中でも一番のお気に入りはGoogleドキュメントとの連携機能です。食べたものを記録するにあたり、やっかいなのがカロリー計算。地道に調べた食材のカロリーをパソコン上でGoogleドキュメントにメモしてゆき、「RainbowNote」でiPhone 3GSにインポート。すると外食や買い物の際にいつでもデータを参照できるようになるので参考になります(地下などでは、常にオンラインで参照できるとは限りませんからね)。Googleへのバックアップやリストアもサポートしているので、大事なメモの消失も防げます。

S5_1-006.jpg また、最近のアップデートでメモ帳に画像を添付できるようになりました。カメラロールからのデータはもとより、その場でカメラで撮影して添付することもできます。これはお買い物にかなり便利! 台所のボードに書き込んだ買い物メモや、レシピ集の材料を写真で貼り付けておけば転記の必要もなく、スーパーで「あとなんだっけ?」と悩むことがありません。ただのメモ帳かと思いきや、まぁ使えること使えること! すっかりお気に入りのアプリになりました。

 当初の目標値までは残り3kg少々。この1カ月でなんとか達成したいところです。しかし最近は「標準体重」のほかに、それをさらに下回る「美容体重」なんてものがあるんですね。ショックです。
 スマートフォンがケータイに勝るポイントのひとつとしてスケジュール機能の使いやすさが挙げられると思う。

 ケータイにはスケジュール機能が標準搭載されているが、ドコモの比較的新しい機種に搭載された「iスケジュール」や、auがオンラインカレンダーとして提供している「au oneカレンダー」を除くと、仕様はメーカーによって異なる。パソコンと同期する際に、パソコン側で用いるカレンダー/スケジュールソフトに制約がある場合も多く、使いこなせないうちに「ええい、面倒くさい! アナログの手帳のほうが断然便利だ~」なんて思うことが多かった。

03.jpg しかし、そんなボクでも、iPhoneを手にしてからはアナログの手帳を持ち歩かなくなった。ボクは普段からMacを使っていて、スケジュール管理にはMacに標準搭載された「iCal」を使っている。それを、USBケーブルでつなぐだけで、まるごとiPhoneのカレンダーに同期でき、iPhoneでの編集も可能。この快適さを覚えてしまうと、逆に「アナログの手帳は、予定変更があった場合にグチャグチャになってしまって、使いづらいな〜」なんて思ってしまう。

 今夏、HT-03Aを購入してからは、「Googleカレンダー」も使うようになった。スケジュール帳はひとつあれば十分なので、iCalだけで事足りるのだが、使い勝手を比べてみようと思ったわけだ。

 使い始めた頃は、iPhoneのほうが使いやすい気がしていたのだが、だんだんHT-03Aがボク基準の評価を高めつつある。

 最も「いいな〜」と思うポイントは、同期の速さだ。Googleカレンダーは、パソコンのブラウザで見た場合と、HT-03Aのカレンダー画面で見た場合とで、レイアウトは変わるものの、オンライン上の同じデータベースにアクセスしているわけだから、どちらからアクセスしても常に最新の状態を見られる。iPhoneのカレンダーは、Mac用の「iCal」とUSBケーブルで接続して同期する仕様。オンラインサービス「Mobile Me」に加入している場合、どちらかを更新すると自動的に同期する設定にできるが、若干のタイムラグが生じる。「Macで予定を書き換えたのに、iPhoneにはまだ反映されていない……」なんて、イラっとすることもある。

01.jpg ただし、見やすさでは、iPhoneのほうがちょっといい感じ。iPhoneのカレンダーは「日」と「月」の表示が可能なのだが、「月」表示にした際に、その月のカレンダーと当日の予定が同時に表示される。一方、HT-03Aのカレンダーでは「月」「週」「月」の切り替えが可能だが、「週」や「月」表示にしているときは、カレンダーの着色部分(予定が登録されている部分)をタッチしないと内容を確認できない。ちょっとした手間が生じるのだ。iPhoneは、「iCal」で設定した種別ごとにスケジュールが色分けされ表示されるのも楽しい。種別を指定して、例えば「プライベートの用件だけをチェックする」ということもできる。

 Googleカレンダーは、なぜ色分け表示ができないんだろう?……と不満を感じていたのだが、それは単なるボクの不勉強で、Googleカレンダーも「マイカレンダー」という機能を使えば、初期設定のカレンダー以外に複数のカレンダーを追加でき、それらを色分け表示できることに気づいた。Googleカレンダーには、他のユーザーと共有できる機能があるが、複数のカレンダーを設定していた場合、あらかじめ指定したカレンダーだけを特定のユーザーに公開したりできることも発見した。

04.jpg iCal+iPhoneカレンダーの利便性に満足していたために、Googleカレンダーの多彩な機能がノーマークになっていたようだ。ちなみに、iPhoneでもブラウザからGoogleカレンダーにアクセスすることができ、iPhone向けにリサイズされたレイアウトで表示される。一瞬「両方使えるiPhoneのほうが便利じゃん」と思ったりもした。でも、外出時はオフラインになることもあるので、オンラインカレンダーをメインで使うのはやはり危険に感じる。

 スケジューラーにおいては、iPhone、HT-03Aのどちらをメインに使うといいかは、まだ五分五分の好勝負。今後、使い比べていくうちに、また新しい発見があれば、ここでお伝えしたいと思う。
 
 
(追記)
 今回このように書いたが、読者から「iPhoneでもGoogleカレンダーを同期できる」というご指摘をいただいた。実際、「Google Sync」を使えば、Googleカレンダーのスケジュールを、iPhoneのカレンダーと同期することができる。詳しくは次回紹介させていただきたい。

 6月にiPhone 3GSへと買い換え、iPhone 3Gは電話機としてのお役は御免となった。しかしわたしは、このiPhone 3Gは手元に残し、SIMカードを入れていない状態で使っている。iPhoneはSIMカードなしでも、携帯電話ネットワークにつながらなくなるだけで、無線LANによるネット利用など、ほとんどの機能が利用可能だ。我が家のiPhone 3Gは、いまは主に寝床用のネット端末として活躍している。

nedoko01.jpg わたしの寝床の横には、90度横に回転させた液晶ディスプレイとトラックボールをつないだ古いMac miniが設置してある。寝ながらネットできるというの至高の空間を構築してあるのだが、iPhoneを寝床に置くようになってからは、その寝床Mac miniの利用頻度が極端に減ってしまった。寝ながら使うとなると、片手で使えるiPhoneはなかなか使い勝手が良い。

 寝床のiPhoneは、常に充電ケーブルにつなげている。そうしておくと、常に無線LANにリンクしてくれるので、画面スリープを解除した瞬間からネットが利用できる。そればかりか、画面スリープ中も定期的にメールチェックなどをしてくれる。これがとくにMobileMeと併用すると便利なのだ。わたしは仕事・プライベート両方の予定をすべてMobileMeで管理しているのだが、これらの予定は、自動で寝床のiPhoneと同期してくれる。

 このおかげで、たとえば目が覚めたとき、「今日、なにか予定あったっけー」と思っても、パソコンを起動することなく、布団から出ることもなく、すぐに予定を確認できてしまう。ついでにメールとTwitter、ウェブをチェックして、何事もなければ、そのままフカフカな布団から出ることなく惰眠をむさぼることもできてしまう。それどころか、時間の決まっている予定にはアラームも設定しているので、わざわざ自分で確認しないでも、予定時刻になったらiPhoneがピロピロ鳴って教えてくれる。

 今後、iPhoneの新モデルが発売されたら、わたしはまた買い足すだろう。そうやって古いiPhoneが増えていくことになりそうだが、寝床iPhoneのように、古いiPhoneにはどうやら便利な使い道があるようだ。次にiPhoneが余ったら、トイレにでも置いて、長丁場のときの暇つぶし端末として活躍してもらおう。

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何だかんだ言いつつ便利に使用中のiPhone 3G。アプリの多様性はiPhone 3Gの類い希なる魅力である。が、AppStoreでのアプリ探しがタイヘンなのも事実
 2008年の9月にiPhone 3Gのお勧めアプリを特集したが、あ~あの頃は良かったなあ(遠い目)、と思う。当時はiPhoneアプリが楽しくて毎日半徹夜でアプリを探しまくったものだ(充血した目)。しかし、今はアプリの樹海に飛び込む勇気がない(怯えた目)。

 つーかぶっちゃけ、アップルのAppStoreはヤバいですな。アプリあり過ぎ。検索性もよろしくなく、探す気になれない。

 アプリ数のチョー増加は歓迎すべきこととは思う。しかもその品揃えは郊外型巨大ショッピングモール並み。でも、言い方は悪いんですけど、品物の並べ方がジャンクショップみたい。ザラザラザラッと似たようなアプリをごちゃ混ぜで売ってるもんだから、アプリを探す側は途方に暮れますな。

 だからもーちょっとさー詳細なタグ付けとかダウンロード実績表示とかエージェントによる的確なオススメとかし(中略)とか言いつつ、それでもiPhone用アプリを有り難く使わせていたたいでいる俺。

 アプリを多々使用中だが、たびたびお世話になるアプリが2本ある。どちらも電子工作に役立つアプリで、それぞれiResist(無料)とElectronics ToolKit(無料)。それからたまに、Electrical Ref(115円)も使っている。

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iResist(無料)。抵抗器のカラーコードをスパッと抵抗値に換算できたり、3桁表示の抵抗値を手軽に換算できたりして便利。オームの法則から電圧/電流/電力を求める機能もあるが、この機能は目的が絞り切れていないようで使いにくいカモ!?

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Electronics ToolKit(無料)。いくつか機能があるが、555タイマICの定数(抵抗値やキャパシタ値)を入力して発信周波数を求められる機能は便利。LEDを1個使ったとき、複数を直列で使ったときの電流制限抵抗値も容易に求められる。シンプルながらもたびたび役立つアプリなのだ。

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Electrical Ref(115円)。抵抗器のカラーコード→抵抗値変換、3桁表示コンデンサの静電容量値換算、555タイマICの定数計算、LEDの電流制限抵抗値計算を行える。そのほか、よく使われる回路図やArduino関連のリファレンスや回路図も表示できる。ただ、上の2つのアプリで代用が利く機能が多く含まれていたりもする

 てな感じ。拙者の超オススメはiResistとElectronics ToolKit。両方とも無料だが、電子工作の基礎部分のプチ面倒な計算~気を抜くと間違える換算を手軽にできるのがイカス。電子工作入門な人は、ブレッドボーダーズプロトタイパーズを読みつつ、これらアプリを使うと理解が早いかも。