ケータイ Watch
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iPhone3GS.jpg 念願の「iPhone 3GS」を手にしました。予告通り設定が完了するまで大騒ぎでした。まず買う時点で突然番号の下4桁が決められるといわれて困惑。突然言われても好きな番号なんてそう思いつかないわ! さらにMMSやEメール(i)という2つのアドレスの存在とパスワードのおかげで頭の中が大混乱。しかもEメール(i)もその場でアドレス選べるといわれて苦悩。えーと、えーとと考えている時間や、空きを確かめる時間がちょっとロスした気分でした。予約した時点で教えてくれればあらかじめ考えていたのに。

 帰宅後も端末内の設定で大騒ぎです。爆発寸前の怒りをTwitterで逐次発散しつつ、なんとか設定を終えることができました。
 
 一度環境ができてしまえば、あとは楽しむだけというのはiPhoneのステキなところですね。当然しばらくはApp Storeでアプリを物色しまくりです。
 
 よく使いそうなアプリを一通りインストールして満足したら、改めてメール環境の見直しをしました。Gmailのアカウントを追加してみたところ、これがことのほか便利!

 メールはバックアップのために全てGmailに転送しているのですが、アドレスは1つじゃないんですね。いろんなアドレスをGmailに集約してるのです。これが手のひらでチェックできるようになったわけです。しかも定期的に巡回し、着信を知らせてくれる。もちろん迷惑メールはゼロです。リアルタイムではない分、MMSやEメール(i)には負けますが、十分な使い心地。仕事のメールも返信しやすいですし、これだけで買って良かったと思えるようになりました。

 ただしMMSとEメール(i)はどう使い分けたらいいのか、当初はかなり頭を悩ませました。MMSは送受信データサイズは最大300KB。入力フォームが小さく、チャット形式で表示されてしまうこともあり、まとまったやりとりには向かないのかな?というイメージも。iPhone同士で気楽かつスピーディにメッセージ交換するならいい感じです。

 Eメール(i)は、送受信可能サイズ1MB(ヘッダ含む)で、絵文字に対応。操作性においてはいわゆる普通の"メール"。添付ファイル付きのメール作成は面倒ですが、まぁまぁ使えそう。iPhone上からGmailを作成すると絵文字が使えないようなので、絵文字の多い相手の場合ネガティブな印象を与えてしまう可能性も。ゆえに、仕事よりはGmail、プライベート中心の相手ならEメール(i)かなぁ? という感じに落ち着きを見せているこの頃です。

 で、プライベートではドコモのiモードメールを多用しているという背景もあるため、なんとかiPhoneの使用回数を増やしたいと悩んだアタシ。積極的に活用するにはどうしたらよいか!? そこで導き出したのは、目下最大の懸案事項と絡めた

 「iPhone 3GSを婚活(恋活)専用端末として位置づける

という大胆な秘策!(なのか?) やはり最初はメールのやりとりになりますからね! おかげでiPhone 3GSが手放せない存在になりつつあるこの頃です。
memo01.jpg iPhone OS 3.0では、標準アプリの「メモ」にパソコンとのシンクロ機能が追加された。iPhoneでメモを取ることが多いわたしとしては、大歓迎の新機能である。

 以前、わたしは「XenNotes」という、Google Docsとシンクロできるテキストエディタアプリを使っていたのだが、こちらはGoogle Docs側の仕様変更でシンクロできなくなってしまった。XenNotesの代替となるアプリを探してみたが、どうにも見つからない。サードパーティのテキストエディタアプリは数多くあるが、パソコンやクラウドにテキストを「コピー」できても「シンクロ」できるアプリはあまりない。わたしの場合、パソコン・iPhoneの両方からテキストを編集・閲覧したいので、「コピー」よりも「シンクロ」の方が勝手が良いのだ。

 その点、iPhone標準のメモだと、iPhoneをパソコンとUSB接続するだけで、アプリ内のメモをすべてシンクロしてくれるので、ファイルの行き来を意識しないで済む。ほかにも、Spotlight検索に対応しているのもユニークだ(まだ検索が必要なほど、メモは多くないが)。また、電話番号や住所などをリンクとして認識し、そのまま電話をかけたりマップを開けたりできるのも便利である。

memo02.jpg 連携先のパソコンも、Macならば標準メーラーである「Mail」のメモ機能とシンクロしてくれるのが良い。Mailは常時立ち上げているアプリなので、ちょっとしたことでもすぐにメモを取りやすい。また、MailはMobileMeともシンクロしてくれるので、複数のMacがあるウチのような環境では使い勝手が良い。

 ただ、このiPhone標準のメモアプリに不満がないわけではない。

 まず画面のデザイン。それなりに凝っているとは思うが、画面左右にわりと余白があり、ソフトウェアキーボードを表示させるiPhoneの狭い画面事情にあっていない。

 そしてシンクロ機能も、少々好みではないところがある。パソコンとシンクロするのに、USBで接続する必要があるのだ。そんなの当たり前、と思われるかも知れないが、ここはやはりインターネット経由でMobileMeと直接シンクロして欲しいところだ。

 こういった不満に思える点はあるものの、やはりシンクロの手軽さとパソコン側での扱いやすさから、iPhone標準の「メモ」は、いまのところわたしにとってのベストなテキストエディタとなっている。App Storeでより良いアプリが見つかればそちらに移行しそうだが、それよりも標準メモ自体の強化も期待したいところかなぁ。