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 iPhone 3Gの発売とApp Storeの開始から5ヶ月ほどが経過した。App Storeで配信されるアプリ数は、けっこうなペースで増え続けているようだ。正確な数は公開されていないが、App Storeをブラウズしていると、数千本くらいはありそうだと感じる。開始から5カ月(開発キット配布から9カ月)のプラットフォームとしてはなかなかの盛り上がりだ。

 最近のお気に入りは、無料配信されているゲーム「Rogue」だ。80年代初頭、コンピューター黎明期に開発された同名ゲームのiPhone版で、入るたびに姿を変えるダンジョンに毎回レベル1から挑む(そして目的を遂げられなければ、途中で無残な死を迎える)という、オリジナル版とほぼ同じ内容が再現されている。古くからのゲーマーしか知らなさそうなゲームだが、難易度は高く、中毒性も高いゲームである。

 Rogueは比較的小規模な開発者による移植タイトルだが、それ以外にも、大手ゲームメーカーの有名タイトルも増えている。まだまだゲーム専用機には遠く及ばないところだが、それでも一部のゲームは、もはやヒマつぶしゲームのレベルを超越し、純粋にゲームを楽しむためにiPhoneを手に取るレベルになりつつあると感じさせられる。

 もちろん、App Storeで増えているのはゲームアプリだけではない。さまざまなジャンルのアプリが日々App Storeに追加されている。1週間に1度くらいのペースでApp Storeを覗くと、そのたびに便利そうなアプリ、楽しそうなアプリが見つかっていく。

appstore.jpg アプリが増えているのは良いのだが、さすがにここまで数が増えると、目的もなく面白そうなアプリを探そうとすると、App Store内で迷子になってしまう。

 App Store内で検索も出来るが、検索だけで面白いアプリを探すのは難しい。出来の良いアプリはたいてい「トップアプリケーション」から探せるが、ニッチなジャンルのアプリはなかなかランキングに入らない。カテゴリ分類から閲覧するにしても、パソコンのiTunesの「電子書籍」のカテゴリは、1ページ20件表示で39ページある(12月16日現在)。こうなると、面白そうなアプリを見つけ出すのは、なかなか大変だ。

 アップルとしては、iTunes Store上だけでなく、ブログなどでiPhoneアプリが紹介されることも狙っているのだろう。iTunes Storeにはアフィリエイトプログラムも用意されている。しかし、今のところ、iPhoneのアプリを積極的に紹介するサイトには、あまりお目にかかっていない。

 App Storeが今後、どのくらいのペースで拡大していくかはわからないが、少なくともアプリ数が減っていくことはないだろう。そうなると、もうちょっとApp Storeからアプリを探しやすくして欲しい。もちろんアップルも収益に関わる部分なので、手は打ってくると思うが......でもこのアプリの数を見ると、どうすれば探しやすくなるのか、想像もつかないなぁ。

iPhone 3Gでマップアプリを起動したところ。3G回線でGoogleマップを使いまくれるんですな。もちろん航空写真やストリートビューも使用可能。現在ではルート探索もシッカリ動くヨ!!
 結局出てきた答えが"ビニール袋に入れる"なのだった。多いっスよこの結論。スゲくアリガチ。何のコトかと言えば、iPhone 3Gを東京湾やその近くの水路で使うときの話である。

 WatchVideoスタパビジョンの#13にて、「東京ウォーターアドベンチャー」と題して東京の水路をボートで走ってみたんですけど、案の定、ヒジョーに役立ったのがiPhone 3Gのマップアプリ。iPhone 3G上で使えるGoogleマップですな。

 様々なGPSマップを主に屋外で試してきた拙者。コレとか、コレとか、コレとか、あとコレとかも。どれもイイ感じで使えるのだが、ソフトバンクのHSDPA通信圏内で手軽にサクッと使うならiPhone 3Gのマップアプリが最強に便利な感じ。

 ただ、上のような、ボート上での使用には......波しぶき被るのが怖くて。静かな水路ならまだしも、ちょっと湾に出るとiPhone 3Gに塩気を含んだ水滴が付くこと必至なのだ。

 そこで、iPhone 3G用の防水グッズ!! を探してみたが、アルにはアルんですけど、なんか違うなぁ、と。てか、そもそもiPhone 3Gって出っ張りほとんどナイし、タッチ操作だし、タッチパネルには液晶保護シート貼れるんだし......ビニール袋に入れて使えば波しぶき問題解決じゃね>俺!? と思って試したら、一瞬で解決した。

 iPhone 3G、ビニール袋に入れても問題なくタッチ操作ができますな。iPhone 3Gでマップアプリ使い続けると、通信するわGPSは使うわ表示の切り替えが頻繁だわで電池の消耗が激しめだが、予備バッテリーごとビニール袋に入れたらこれも解決。

 これで拙者のiPhone 3Gは防水加工完了(ビニール袋に入れただけですけど)であり、来年暖かくなったらゼヒ!! 水辺でiPhone 3Gを使いまくっていきたい!!

 あ、"ビニール袋に入れる"がアリガチな結論って点ですけど、例えば最高に便利な単3形乾電池ケースを探すゼ!! と模索して辿り着くのが厚めのビニール袋だったり、結局は予備メモリカードを小さなビニール袋に入れて携帯したり、とりあえず水辺にケータイとかデジカメとか持っていく必要があったらビニール袋に入れて持ち出すのが手っ取り早かったり、みたいな。

 ビニール袋、使い捨てられるしネ。ケースと比べると激安だしネ。サイズも各種あるしネ。汎用入れ物としては最強に近い存在かもしれない。

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ビニール袋に入れて防水化を謀る。カッコ悪ぃ~!! んですけど、iPhone 3Gを水から守る最も安価な方法である ポイントはビニール袋内にあまり空気を残さずに本体を入れること。画面とビニール袋が密着するとサイコー。そうするとタップやピンチといった操作も問題なく行える。ビニール袋のスベスベ感で、あるいはiPhone 3Gの画面に直接触れるより操作性がイイかも

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iPhone 3Gの下にあるのは、相性バッチリな予備バッテリーことFILCO PowerBank slim 2.0。屋外で長時間マップアプリを使う場合には、こういった予備バッテリーがあると心強い バッテリーごとビニール袋に入れてみた。かなり不格好。また、もう一工夫しないと、iPhone 3Gの画面とビニール袋が密着しない。でも、案外実用的なのでお試しあれ