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931SCの最近のブログ記事

omp.jpg  11月10日、NTTドコモとソフトバンクの発表会が開催された。……と、書いてはみたが、実はこの原稿を書いている時点では発表会は開催されておらず、目前にせまった10日の混乱を想像しつつ武者震い、そんな状況だったりする。

 現在使っている「OMNIA POP」は、その名前の通り、ポップでかわいらしさを打ち出したモデルとなっている。とはいえ、カメラ機能はなかなか充実しており、さすが「9XX」シリーズといった印象だ。

 カメラ部は515万画素CMOSで、顔認識AFを搭載している。解像度については必要十分とは思うが、最近のモデルの中にあっては目立つポイントにはなりにくいかもしれない。画質などで特筆すべきとすれば、WDR(ワイドダイナミックレンジ)機能で、いわゆる黒つぶれや白飛びなどを抑えた画像が得られる点だろうか。

 撮影画面の左サイドにはアイコンが並び、設定を変更したければこのアイコンをタッチすればいい。設定まわりのインターフェイスは、タッチパネルの利便性がわかりやすい形で感じられるポイントだ。カメラに詳しい人なら、ISO設定(自動/100/200/400/800)や測光方式(多分割/中央重点/スポット)を自分好み変更してみるのもよさそうだ。

 「OMNIA POP」には、タイマー撮影機能も用意されている。小さなカメラは、シャッターを押す瞬間に手ぶれを起こしやすい傾向にある。手ぶれ補正機能も搭載されているのだが、それに加えて3秒タイマーにしておくと、風景や物撮りのときのクッキリ感に違いが出るように思う。薄暗い室内や日が沈む頃の撮影には重宝するので、ほかの携帯電話でも試してみて欲しい。下の画像はOMNIA POPの壁紙サイズで撮影したものだ。

Photo0026.jpg

cl.jpg OMNIA POP生活もはや数カ月、近頃の話題の「位置ゲー」でもやってみるか、と思ったのもつかの間、そうだった、OMNIA POPはGPSに対応していなかったんだ。

 位置情報を使ったゲームは、通勤や通学の行き帰りや外出した際にポチッと気軽に楽しめる。取材に出向いた先でケータイ国盗り合戦で未開の領土を統一したり、コロプラ(コロニーな生活☆PLUS)で少しずつ惑星を開拓したりと、ひまつぶしにはもってこいだ。

 最近の他キャリアの端末ではGPS対応モデルが一般的になっていることもあって、GPS対応を疑わなかったのだけど、ソフトバンクの端末はGPSに対応しているモデルが少なく、2009年夏モデルでは16機種中5機種のみGPS対応となっている。

 このため、前述のケータイ国盗り合戦やコロプラでは、OMNIA POPでアクセスすると非対応のケータイだとアナウンスされる。そのほかの位置ゲーサイトでは、アバターなどの設定後、位置登録するまで対応しているのかわからないというところもあった。

 例えばNTTドコモだと、GPSに対応していないモデルでも基地局ベースの位置情報(オープンiエリア)が使える。コンテンツプロバイダーによっては、このiエリアによる位置サービスも展開されている。auもGPSケータイに早い段階から積極的に取り組んでいた事業者だろう。

 GPS非対応なんだから仕方ないけど、流行りにのれないのはやっぱり寂しい。他の携帯電話会社から乗り換えを検討しているユーザーも気にしたいポイントだ。次期モデルでは対応しているといいなぁ。

op.jpg 携帯電話を目覚まし時計として利用している。枕元では毎朝、3台の携帯電話が時間になると鳴り響く。

  OMNIA POPもこの3台のうちの1つとして大活躍しているが、音の響き方がほかの携帯電話と違うような気がしている。ほか2台が一般的な携帯電話と同様に、スピーカーから音が鳴っているのに対して、OMNIA POPは端末全体が鳴っているような不思議な響きで鳴るようだ。

  スピーカーは端末下部、通話部付近に搭載されており、ステレオではなくモノラルとなっている。編集部周辺の人にも聞かせたが、やっぱりなんだか響いているようだ。試しにスピーカー部分を指でふさいでみたが、若干音が小さくなるものの、それでもしっかり鳴っている。

  なんとも判断に迷うところではあるが、このサラウンド効果(!?)のせいか、とりあえず着うたや着メロは普通よりもいい音のように聞こえている。メインターゲットが若い女性層ということを考慮すると、OMNIA POPを使って人に音楽を聴かせるシチュエーションも想像しやすいところではある。メーカーサイトでは、パソコンとOMNIA POPで音楽データなどがやりとりできるツール「PC Studio」も用意されているので、本格的に音楽してみるのも面白いかも。
 今回は現実的な使い方を想定して“お絵かき”していきたい。お絵かきが得意じゃなくても、お絵かき機能は楽しめるのだ。

 下の2枚の画像は絵手紙風のコミュニケーションを想定したものだ。その際、イラストを使うことなく、手書き文字とスタンプツールで飾ってみることにした。いわゆる「プリクラ」世代の女性ならば、このあたりのデコレーションは労せずできるかと思う。

 今回、イラストの代わりに使ってみたのがフォトスタンプ機能。お絵かき機能では、48種類のスタンプが用意されているが、フォトスタンプ機能は、撮影した画像を縁取るようになぞり、オリジナルのスタンプが作成できるというものだ。写真はOMNIA POPで撮影した食事とペットのもの使ってみた。作成したスタンプは移動や拡大縮小、回転などに対応していて、プリセットのスタンプと同様に、モーション機能で動きも設定できる。

 友達の誕生日など特別な記念日には、普段のメールとはひと味違った手書きのメールで驚かせてみるのも面白そうだ。メールよりもきっと、想いが伝わると想うんだけどな。


LUNCH.jpg bingo.jpg
フォトスタンプ機能でカツカレーをスタンプ化。プリセットされているスタンプでデコレーションした こちらはペットをスタンプ化。手書きだけでなくテキスト入力もできる
画像の先はSWF形式のFlash動画(約120KB)です
 OMNIA POPの面白さは、なんといっても「お絵かき機能」を使ったコミュニケーションだ。同梱されているスタイラスを利用して、絵を描いたりプリントシール機のように写真をデコレーションしたり、それこそちょっとしたヒマを見つけては楽しんでいる。

  お絵かき機能自体は、従来のOMNIAにも搭載されていたものだけど、端末がコンパクトになったせいか、従来よりも手のひらの中で落書きしているような感覚になる。ちょっとだけ秘密めいたやりとりが展開されるのだ。

  お絵かき方法は至って簡単。一般的なお絵かきソフトの要領で筆(スタイラス)を走らせればいい。絵が苦手な人はスタンプツールを利用するのもおすすめだ。スタンプは拡大縮小にも対応していて、写真を手軽にデコレーションしたいときは、むしろスタンプの方が楽ちんかもしれない。

 作成した画像は、Flash動画(SWF形式)と静止画(JPG形式)で保存できる。Flashで保存すると、TwitPaintdrawtwitといったWebお絵かきサービスのように絵を描いた手順がアニメーションで楽しめる。最近の津田は、このアニメーションを意識した落書きにハマっっている。

  友人同士でイラストのやりとりをしたり、友人から届いた写真にイラストやメッセージを付けて返信したりと、普通のメールよりも手描きのメモに近いやりとりが楽しめるお絵かき機能。楽しい機能なので、お絵かきアニメは鼻息荒くどんどん披露していきたい。OMNIA POPで撮影した画像をクリックすると、サンプルのSWFファイルがダウンロードされる。どうぞチェックしてみてくださいな。
omniapop.jpg 7月7日のエントリーで931SHからiPhone 3Gにチェンジしてみた津田。iPhoneの世界を十分楽しんだので、今度はスマートフォンから3G端末に変更してみることにした。今回、iPhoneを卒業して使うことにしたのはサムスン電子製の「OMNIA POP 931SC」。タッチパネル液晶でお絵かき機能が楽しめるコンパクトな3G端末だ。早速、楽しい機能をご紹介していこう!......と思ったのだが、端末の購入が面倒くさいことになった。

 お休みの某日、家電量販店で「OMNIA POP」の購入を申し出て、iPhoneからの買い増しであることを伝えた。最初のうちはとんとん拍子で進み、購入時の注意説明も受けたものの、契約形態が特殊とのことで、iPhoneの前に利用していた携帯電話が必要と言われた。前回のエントリーでも書いたが、iPhoneは編集部所有のもので、ソフトバンクのUSIMカードをiPhone専用の黒いUSIMカードに交換して使っていた。

 結局、その場では購入できなかったため、そのまま会社に直行し、iPhoneを使う前に使用感を試していたモデルを手にして、再び量販店へ向かった。しかし今度も購入できないと言われる。よくよく聞いてみると、「iPhoneの前に使っていた機種」ではなく、ソフトバンクのDB上で津田が使っていることになっている機種が必要らしい。iPhoneを使う際は、ソフトバンクショップで手続きをしたのだが、それはUSIMカードの交換と、パケット割引プランの変更(パケットし放題→パケット定額フル)であって、DB上はもっと以前の機種が登録されているとのこと。

 合点がいかなかったが、店員さんにそう言われては仕方がない。その日はあきらめ後日、登録されている機種を持参して量販店へ。店員さんの説明によると、iPhone用USIMカードを一旦、ソフトバンクの通常USIMカードに交換(2000円弱)して、そこから買い増し手続きとなるらしい。しかも、通常のネットワーク経由での手続きではなくFAX処理となるため、処理時間が読めないというおまけ付きだった。

 もしDB上に登録されている携帯電話を売り払っていた場合、端末の購入手続きはできたのだろうか? 古い機種をとっておいてよかった。