ケータイ Watch
みんなのケータイ

 夏商戦モデルも販売店に並びはじめ、どれを私用ケータイにしようか悩ましいところ。そんな中、選んだのはNTTドコモのF-09A。

 ドコモは昨年末からN-01A、P-01A、BlackBerry、SH-04Aと続いてきたので、やっと富士通に順番が回ってきたというのがひとつの理由。もうひとつが、各社ともタッチパネルユーザーインターフェースに力を入れ始めた中、富士通のF-09Aがかなり気合いの入ったユーザーインターフェースになったように感じたからだ(実際の操作性は、もうしばらく使ってみてから判断したいと思う)。

beetv.jpg そんななか、今ハマっているのが「BeeTV」だ。すでにCMやさまざまなプロモーションで認知度が上がりつつあるので、ご存じの人も多いと思う。エイベックスとNTTドコモが出資した「エイベックス通信放送株式会社」によって、月額315円でケータイ向けだけに制作された映像コンテンツが見放題というサービスだ。

 何が凄いって、コンテンツのクオリティがとても高い。バラエティにはさまぁ~ずや和田アキ子、高田純次、ドラマには小西真奈美や市原隼人など有名人が大量に出演していて、テレビ番組と互角に戦えるだけのおもしろさになっている。

 それもそのはず。コンテンツの制作会社はほとんどがテレビ番組を手がけているところばかり。どのコンテンツも深夜のバラエティやドラマのノリで楽しめる。しかも、ひとつのコンテンツは数分程度にまとまっているから、ちょっとした隙間時間に見やすいのだ。

 いま、ケータイ業界では映像コンテンツで他社と差別化しようという動きがある。ドコモがBeeTVなら、ソフトバンクモバイルはS-1バトルというわけだ。S-1バトルも結構観ているが、コンテストということもあって、あまり面白くないコンテンツもたまにあったりする。数分という短いコンテンツでも最後まで観る気が失せるネタも少なくない。

 その点、BeeTVは最後まで飽きずに観ることができるし、ついつい次回が気になって仕方のないもの多い。PC向け映像配信ビジネスは苦戦が続いているようだけど、ケータイは「ここでしか観られない」「高クオリティ」を維持すれば、それになりにビジネスになっていく可能性があるのかも知れない。

 F-09Aのヨコモーションで視聴しながらそんなことを思ったりした。