ケータイ Watch
みんなのケータイ

 日本初のAndroid搭載端末「HT-03A」が発売されて約1カ月半。数が少ないといわれていたAndroidマーケットのアプリも着実にその数が増えており、日本語のアプリも多く見られるようになりました。最近は日本語で検索してみたり、「こんな機能あるかな?」と適当に検索したりと、暇つぶしがてらにAndroidマーケットを見るのが楽しみになっています。

 そんな私が使っているアプリの中で、いかにもHT-03Aらしい特徴を持ったアプリを5つに絞ってご紹介。各アプリはAndroidマーケットで名前検索すれば手軽に試せると思いますので、HT-03Aをお持ちの方でご興味ある方はぜひお試しください。

■IMoNi

imoni.png iモードには、PCやスマートフォンでiモードメールを送受信できるWebメールサービス「iモード.net」がありますが、そのiモード.netをブラウザにアクセスすることなく端末からメールを送受信できるアプリ。iモード.net対応アプリはほかにもいくつかありますが、絵文字の送受信対応、受信メールを端末に保存しておく機能、メール送信後一定時間だけメール受信の頻度を上げるなど、利用者視点でかゆいところに手の届く仕様がとても心地よい。ドコモ回線を併用している人であれば必須といっていいアプリではないかと思います。

■OpenWnn フリック入力対応版

openwnn.png iPhoneでおなじみ文字のフリック入力が可能になるアプリ。オムロンがオープンソースとして公開した日本語入力システム「OpenWnn」をフリック対応にして公開してしまうという、いかにもオープンソースなOSを搭載している端末らしいアプリです。

 同じフリック入力には「Simeji」というアプリもありますが、こちらは連絡データを引用する便利な機能などはあるものの、英文字はフリックではなくQWERTY入力になること、そして文字変換が推測のみであり、一定範囲を指定して変換することができないのがネックとなって、OpenWnnを使っています。一方でOpenWnnのほうはタッチの反応が敏感で、上下左右はともかくボタンを押すだけでいい「あ行」の文字が他にずれてしまうのが悩みですが。

■IM+Lite

 複数のIMアカウントを統合できるアプリ。これを使えばWindows Live メッセンジャーがAndroidで利用できます。便利なのはマルチタスク可能なAndroidらしく常駐できること。さらにスリープモードにすると電源節約のためにいったん切断するといった機能も便利。Windows Live以外にもAOLや米Yahoo!、AOL、Jabber、MySpace、Google Talkなども対応していますが、Google Talkは本体標準搭載だからあまり必要ないかもしれません。

■TwitterRide

 Twitterのクライアントアプリ。動作が軽いことや、一度に大量の投稿を表示でき、過去にも遡れるといったあたりがお気に入りです。これまた常駐して、自分への投稿やダイレクトメッセージだけを通知してくれる機能もあるので、Twitter経由で開催される飲み会やイベントの時には、電池の消耗を覚悟した上で通知機能をオンにしておくとなかなか便利です。

■Task Manager

 複数アプリを立ち上げられるだけに気になるのはメモリの消費。このTask Managerでは、起動しているアプリを選んで停止することができます。動作が緩慢になってきた場合、実は大量のアプリが同時に起動しているのを気がついていない可能性もあるので、これでこまめにチェックしてみるといいと思います。
imlite.png tr.png tm.png
左からIM+Lite、TwitterRide、Task Manager
 他にもQRコードや路線アプリ、天気アプリなど便利なものはたくさんあるため、一般的な携帯電話の機能はほぼそろえていて不満がなくなってきました。とはいえ、おサイフケータイなど通常の携帯電話でなければできない機能も多々あるため、結局は2台持ちの状況となっています。ただし、いろいろ工夫することで少なくとも金銭面の負担はだいぶ下がってきました。次回はその2台持ち時の料金を低くする方法などをご紹介したいと思います。
mrmt.jpg 「恋は盲目」というが、iPhoneを使い始めてから「ケータイもそうだよなぁ」と感じている。ボクは昨夏、iPhone 3Gを手にしてから、その楽しさにハマってしまい、今年7月にiPhone 3GSに乗り換えて、ますますiPhone Loveになってしまっている。仕事上、いろいろなケータイに触れるのだが「iPhoneに比べると、なんか楽しさに欠けるんだよな~」なんて思ってしまうほどだ。例えば、メールの自動振り分けとか保護設定とか、他のケータイでは当たり前のようにできて、iPhoneにはできないこともあるけれど、「それでも、iPhoneは楽しいから許せる!」と思ってしまうのだ。

 そんなiPhoneを手放せない状況で、仕事用ケータイとして使い始めたのが"Googleケータイ"ことHT-03A。正直、さほど強く惹かれたわけではないが、国内初のAndroid搭載端末として「買っておかなきゃまずいだろう」程度な気持ちで発売日に購入した。

 使い始めた当初は、操作に慣れていないこともあり、タッチパネルとパネルの下に並ぶキーの使い分けに迷ったりしていた。しかし、1カ月が経ち、最近は「これはこれで使いやすい端末だな」と感じるようになったきた。決してiPhoneへの愛情が薄れたわけではないが、iPhoneに盲目的に惹かれる愛の呪縛から解き放たれて、HT-03Aの良さが見えてきたという感じだ。

  HT-03Aの利点は、やはりトラックボールに尽きる。メニュー項目や文字入力の際の予測候補の選択、ページスクロールなどに用いるものだが、これは慣れるとかなり快適だ。端末を手にしたときに、親指をちょうど置きやすい場所にあり、これを使いこなすことでタッチ操作をかなり減らすことができる。例えば「ブックマークに登録したウェブサイトを見る」といった操作は、タッチパネルに一切触れずに行える。また、iPhoneの場合、画面を拡大・縮小するには、画面に触れた2本の指を開いたり閉じたりするピンチ操作を行うが、HT-03Aでは画面の下のほうに表示される「+」「-」のアイコンをタッチするだけで済む。

 HT-03Aの横幅は約56mm。一般的なケータイに比べるとスリムとは言えないが、片手でホールドしやすく、ホールドした状態でタッチパネルの隅々まで親指が届く。iPhoneが左手でホールドして右手で操作するのが基本スタイルであるのに対し、HT-03Aは片手で操作ができるのだ。カバンを手にした状態で地図を見たり、メールを送ったりするときはiPhoneよりも使いやすい印象だ。

 HT-03AのウリであるGoogleのオンラインサービスとの親和性や、Androidマーケットの利用価値など、iPhoneと使い比べる中で気づいたことがあれば、またここに報告させていただきます!