ケータイ Watch
みんなのケータイ

 今年の夏は「825SH」の"振って操作"、モーションコントロールセンサーがかなり活躍した。実は、津田宅のテレビは壊れていて電源が入らない。ほとんど自宅にいないので困らないと虚勢をはっていたのだが、困ったことに北京五輪があったのだ。

 「825SH」は、端末を閉じて横にフリフリするとワンセグが起動する。縦画面から横画面に持ち替えればより大きな画面でも楽しめる。チャンネル切替えは端末を左右どちらかにフリフリすればよい。

 ただ、操作にはちょっとしたコツがいる。慣れるというほど大げさなことではないのだが、初めて操作した人はなかなかうまくいかないこともあるようだ。

 端末を振って操作しようとすると、手首を中心とした動きになる。そのため、左右に振るといっても実際には扇状の動作になるわけだ。扇状の動きでも大丈夫だが、左右に振る場合は端末を垂直にして、地面と平行に動かした方が反応が良い。これを少し意識するだけで快適度が変わるはず。チャンネル切替はとくに楽ちんに感じるかもしれない。

 マスターするというほど大げさなものではないものの、津田は人前で披露する機会が増えたような......。いやはや、メダルを獲った選手もそうでない選手もご苦労さまでした!

sh906i.jpg 夏商戦で購入したのは、SH906iとiPhone 3Gの2機種。選んだ理由はいたってシンプルで、この2台の操作性に「未来を感じた」からだ。結果としてSH906iで記事を書くことにしたのは、「1台目として普通に使える」という点に尽きる。もちろん、iPhone 3GのタッチオンリーのインターフェイスやApp Storeによる拡張性の高さは、魅力的だ。購入当初は、こちらがメインになりかけていたほどで、斬新さだけなら文句のつけようがない。だが、一方で、Safariがあり得ないほど落ちたり、文字入力がお世辞にも快適といえなかったりと、"発信用ツール"としては少々難がある。モバイルSuicaやiD、ビックポイントカードなどをおサイフケータイに集約していることも、iPhone 3Gだけで済ますことができない理由の1つだ。

 SH906iを買ったのがiPhone 3G上陸前ということもあり、最初に目を引いたのはタッチパネルだった。横操作可能な端末は数多く発売されているが、ほとんどが小さなサイドキーを使用するため、正直、扱いやすいとはいいがたい。一方のSH906iは、タッチパネルのため、横画面でも直感的に操作できる。特に、私は、ワンセグのチャンネル変更やカメラの操作時に、タッチパネルの恩恵を実感することが多い。どちらも、従来の端末だと、対応するボタンを探す必要があり、使いこなすまでに時間がかかっていた機能だ。これがSH906iだと、指でタッチしていくだけで、感覚的に理解できる。ワンセグのチャンネル変更は横に指をなぞるだけだし、カメラのサイズ変更もアイコンを指で押していくだけ。まさに、説明書要らずの操作性といえるだろう。サイドキーを排除したことで、デザインがすっきりまとまっているのも、この端末を気に入っているポイントだ。

 一方、フルブラウザやメール、データの閲覧は縦画面でもそれほど問題はないし、若干動作がもたつくこともあり、正直なところあまり使っていない。また、残念ながら、アプリの横操作にも非対応。普段から愛用しているjigブラウザやGoogleマップ、地図アプリといったアプリは、縦でしか見ることができない。APIを公開していないためだが、次回作での改善を期待したい......というより、むしろ、今からでもソフトウェアアップデートでなんとかならないものかと思ってしまう。

 と、ここまで散々タッチパネルを語ってきたが、シーンが限定されていることもあり、実は1日に1回程度しか使っていなかったりする。逆に、今では光TOUCH CRUISERが"なくてはならない機能"に昇格してしまった。次回は、この機能についての魅力や、利用シーン、印象などを書いていきたい。

 当コーナーでご紹介するのは「WILLCOM 03」ですが、実は直前までAdvanced/W-ZERO3[es]を使っていました。しばらくはソフトをインストールするなどして遊びましたし、常に持ち歩いてもいました。しかし、なぜか常用するというにはほど遠かった......。妙な距離感がありました。

 それがある日、劇的な変化を迎えます。本誌「本日の一品」でも紹介したAdvanced/W-ZERO3[es]用のジャケット「まもるくん」。彼と出会った瞬間に、突如Advanced/W-ZERO3[es]が愛しく見え始めたのです。「そのとき歴史が動いた」といってもいいでしょう。最近はカスタマイズが当たり前になっていますが、自分好みであることがこんなに強い影響力を持つということを、身をもって感じたのでした。

 以後、自分なりにスマートフォンを楽しんでいます。GoogleカレンダーとAdvanced/W-ZERO3[es]内のOutlookを連携させるなどして、スケジュールもAdvanced/W-ZERO3[es]内で管理。それまでは紙の手帳を使っていましたが、完全にデジタル化してみました。おかげで、Advanced/W-ZERO3[es]の画面を見ない日はないくらい。

willcom0301.jpg そこへ現れたのが「WILLCOM 03」。せっかくAdvanced/W-ZERO3[es]を愛し始めたというのに乗り換えてしまうのか......!? 激しく迷いましたが、やはり好奇心には勝てません。どう進化したのか、気になって仕方ないのです。店頭で触ってみたとき、キーが押しやすくなっていたことや、両手でホールドしたとき、中央のキーに指が届きやすくなっていたことも興味を引く理由でした。

 ちなみにAdvanced/W-ZERO3[es]の支払いは割賦の24回払いにしていたので、当然残りは一括払い......となりそうでドキドキしますが、ご安心あれ。実は半年以上利用している人は、残りも分割できるのです! 残念ながらW-VALUE割引は適用されませんが、一括払いの恐怖から逃れることができます。気になる方はお店で聞いてみてください。

w62sh.jpg ボクはこういう仕事をしていることもあり、各社とも複数の回線を契約しているけど、主要3キャリアについては、気に入った端末を1台ずつ(1回線ずつ)選んで、常に持ち歩いている。ケータイを3台、身に付けるのも結構、面倒で、今のところ、胸ポケットにドコモ、ネックストラップでau、腰から提げてるケータイケースにソフトバンクという構成で持ち歩いている。

 ケータイを選ぶ基準は人それぞれだけど、「ここは外せない」という条件がいくつかあるはず。ボクの場合、この3つのポジションに入れる端末として、ある時期からひとつの条件を決めている。それはディスプレイの解像度が「VGA以上」であること。国内では通常デザインの端末として、旧ボーダフォンの「904SH」がはじめてVGA液晶を採用したけど、それ以来、常時携帯する主要3社端末は順次、VGA以上のディスプレイを搭載した端末に切り替え、現在に至っている。

 今さら説明するまでもないけど、VGAクラスのディスプレイを条件としているのは、メールやコンテンツ閲覧時の表示、ナビゲーションやドキュメントビューア、フルブラウザの表示などで有利だからだ。その一方、ワンセグなどは元の映像がQVGAクラスなので、拡大表示になってしまうけど、最近は機種によって、メールやコンテンツ閲覧画面との分割表示ができるなど、VGAクラスのメリットを活かせるようになっている。

 そんな条件で踏まえた結果、現在、ボクがネックストラップで提げているのは、auのシャープ製端末「W62SH」だ。auの端末については、昨年末から新プラットフォーム「KCP+」を採用した端末が少しずつ増えてきたけど、KCP+採用端末はQVGAクラスの端末が多いため、この半年近くはボクにとって、選択肢が少なかった。今年2月、それまで利用していた「EXILIMケータイ W53CA」(フレアレッド)からKCP採用端末の第一世代機となる「W54SA」(山吹)へ機種変更し、5月には春モデルの「W61S」(スペクトラムピンク)へ機種変更。そして、7月には夏モデルの「W62SH」に変更したというわけ。夏モデルにはこの他にもVGAクラスのディスプレイを搭載したモデルがラインアップされているけど、W63SAはおサイフケータイ非対応、W64SAはPCドキュメントビューアー非対応などの違いがあり、素直にW62SHを選ぶことになった。

 ただ、ちょっと悩んだのはボディカラー。ローレット仕上げのメタルフレームは結構、インパクトが強くて、ボディカラーごとにかなり印象が違うんだけど、自分自身が元々、夏はアロハシャツで過ごすような人なので、敢えて、ここは目立ち度を考えて、少し派手な「アンティークゴールド」をチョイス。派手なシャツにも結構、合うでしょ。

 W62SHはすでに1カ月近く使ってきたけど、初期のKCP+採用端末に比べ、安定度も増し、今のところは大きなトラブルもなく、使えている。でもまあ、気になるところがまったくないわけではないので、そのあたりは今後、順次、ご紹介していきますね。

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 SH906は発売日翌日、つまり6月4日に購入しました。2007年5月下旬に発売されたN904iからの買い換えで、ぎりぎり1年経っての購入ということになります。

 で。ですね。

 使い始めてまず感動したのが、Webアクセスが泣くほど速かったです(自分比)。これまで使っていたN904iもHSDPAをサポートしていて着うたのダウンロードとかめっちゃ速かったんですけども。

 ことWebブラウジングに関しては、N904i搭載のiモードブラウザは、たとえば直前にアクセスしたWebぺージに戻る場合にキャッシュから読み込まれず、最新の状態を取得するため(?)、いちいちWebサイトに再接続して再読み込みされていました。この1点が、わたくし的にはN904iで唯一不満な点でした。

 わたしの場合、N904iの前はカシオ日立のau端末をメインで使っていて、カシオ日立プリインストールのEZwebブラウザの場合、直前に見たページに戻る時は、4方向キーの左ボタンを押すことで、端末のキャッシュから読み出されて即表示されていたんですよね。なので、直前に読んだページでもいちいち再アクセスするN904i搭載iモードブラウザは、使っていてかなりストレスが溜まりました。

 地下鉄通勤なので、au端末でEZwebブラウザを使っていた時は、駅で停車中に数ページ読み込んでおいて、圏外になる駅間では、戻って読んだりしてたんですが、これができなかったんですね。

 説明が長くてスミマセン。つまり、この"いちいち毎回再読み込み"の問題が、SH906i搭載のiモードブラウザで解消されたというわけです。以前使っていたカシオ日立端末のEZwebブラウザ同様、直前に読んだWebページは端末のキャッシュから読み出され、瞬時に表示されました。すばらしー。

 携帯電話のブラウザは機種によって微妙に違ったりすることがありますが、たぶんSH906iだけに限らずほかの906i端末も同じだとは思うんですけど。このページキャッシュ機能と通信速度の速さのおかげで、電車の中で2ちゃんねる見たりするのは、今までとは比較にならないくらい、まじ快適になったんですよ!

825sh1.jpg 今年の夏モデルは、PANTONEケータイ「825SH」を買った。購入のポイントになったのは、コンパクトなサイズと、選びがいのあるカラーラインナップ、モーションコントロールセンサーの3点だった。

 ケータイは普段、ズボンのポケットに入れている。だから、なるべく小さい方がいい。「825SH」はスペック上もさることながら、端末が手の中に収まるコンパクトさが気に入った。コンパクトな端末なのに、機能的に見劣りしないところも購入しやすかった。

 夏らしいカラーがラインナップされているところもポイントだ。白や黒、シルバーの端末だってもちろんカッコイイのだが、もっと自由に選びたいし、思いきって色で遊びたい。そんな今回、悩みに悩んで決めたカラーは「アクアブルー」だった。ターコイズ(トルコ石)のような、さわやかだけど少し神秘的な感じのする色だと思う。

 機能面で発売前から気になっていたのが、モーションコントロールセンサーを使った操作だ。本誌インタビューの中で、シャープの吉高さんが「振って操作する機能を絞り込み、振る回数もややこしいことはやめて、適当に数回振ればOKという形にしている」と語っていた。

 実は津田、かつてPalmのグラフィティに挫折し、Photoshopのショートカットに挫折し、最近ではブラウザのマウスジェスチャーに挫折している。自分のめんどくさがりを思いきって棚に上げてしまうが、覚えることを強いる操作はどこか違うのではないかと思う。そんなわけで吉高さんの言葉にかなりグッときてしまい、これは自分で使ってみなければと思った次第。

 さて、「825SH」の大きな特徴であるスライド式デザインについて触れずに、第1回目を締めくくろうとしている。実際のところ、購入する段階ではスライド式端末ということに注目していなかったのだ。ところが使い初めて数週間、スライド式に結構ハマっている。次回以降、使い始めてから感じたことを紹介させていただければと思う。