ケータイ Watch
みんなのケータイ

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だんだんワイルドになってきたWILLCOM 03
 iPod touchでもいいかも......と考えたこともありましたが、人生何事も経験です。思い切って32GBの白い「iPhone 3GS」を予約してきました。通話はほとんど想定しておらず、あくまでも情報通信端末としての利用が目的です。実は以前仕事で触らせていただいたことがあり、そのブラウジングの快適さに驚いたのですよね。ただiPodが32GBで、すでに16GBを超えていたこともあり、指をくわえて見送っていたのです。それが32GBになりましたし、動画の撮影機能も追加されたとか。これはいよいよ楽しそう!? と勢い余って17日にショップに入ってしまい、「予約は18日からです」と言われる始末。問題は毎月かかる費用の捻出です。何かを犠牲にしなければいけません。えーと......(苦笑)

 さて。WILLCOM 03が発売されたのが2008年6月27日ですから、気がつけばほぼ1年が経過したわけです。そこでこれまでで一番活用した機能やアプリをざっと振り返ってみたところ、以下のようになりました。

 1位:Today画面(日時、天気、予定の確認、手書きメモに買い物リスト作成)
 2位:WiFiInfo+無線LAN接続切替ツール
 3位:POsync(Googleカレンダーとの連携)
 4位:GSPlayrK(Bluetoothヘッドセットと組み合わせて音楽プレーヤー化)
 5位:W-ZERO3メール(大事なPCメールのみをGmail経由で転送、またはGoogleカレンダーから予定の通知)
 6位:カメラ(ときどき手書きメールでブログ更新)

 意外と地味な使い方しかしてない自分に気づいてみたり......。いずれも使用頻度としてはほぼ横並びなんですが、アグレッシブに何かを見に行くというよりは、引っ張ってきたものを手元+オフラインで確認というのが自分流なようです。情報を集約できるToday画面にはかなりお世話になってますね。

 このスタイルが「iPhone 3GS」でどう変わるか。ちょっと楽しみです。環境ができるまではギャーギャーと大騒ぎしそうですけど......。
932sh01.jpg ジェネレーションギャップって、こういう何気ない会話から感じるようになるのかな。最近、タレントさんや芸能人の名前を挙げられて、すぐにピンと来ないことがある(笑)。ボク自身はこういう仕事をしているから、同年代の友だちに比べ、少しは知ってるつもりだったのに、どんどんわからなくなってきてる。洋画や海外ドラマは結構、見るので、そっち方面は多少わかるんだけど......。

 知らないこと、わからないことがあれば、すぐにでも調べたいのが人情。当然、ネットで検索ってことになるけど、人名などであれば、ウィキペディア(Wikipedia)が便利だよね。ただ、パソコンが手元になく、ケータイだけのときはフルブラウザを起動して、閲覧する必要があるので、ちょっと面倒かも......。

 これに対し、AQUOSケータイ 932SHをはじめ、最近のシャープ製端末は「スマートリンク辞書」が搭載されているので、[辞書]ボタンを押せば、すぐにウィキペディアなどで情報を調べることができる。スマートリンク辞書は内蔵の国語、英和、和英辞典に加え、ウィキペディアやジーニアス英和辞典MX.netなどのネット辞書が使えるもので、イミダス百科や日本百科全書(ニッポニカ)などの有料サービスも利用できる。ちなみに、このネット辞書は「Amazon.co.jp」や「Hot Pepper Pockets」も利用できるので、検索ワードに映画のタイトルなどを入れると、ウィキペディアで映画の情報を見つつ、Amazon.co.jpでDVDやブルーレイ、サウンドトラックの情報をチェックするといった使い方もできる。

 スマートリンク辞書は待受画面から起動するだけでなく、他の機能を起動中にも利用できる。たとえば、メールで意味がわからない言葉があったり、綴りの記憶があいまいな単語があるときなどは、すかさず[辞書]ボタンで検索。しかもAQUOSケータイ 932SHはサイクロイドなので、横表示に切り替え、起動中のメールなどの機能と内蔵辞書を左右に分割表示することもできる。ダイヤルボタン下の[マルチジョブ機能/マナー]ボタンを押せば、表示を切り替えることも可能だ。

932sh02.jpg こうした実用系の機能で、個人的にもうひとつ気に入ってるのが「ちょこっとメモ」。入力したメモを付箋紙のように、モバイルウィジェットなどといっしょに、デスクトップに貼り付けておくことができる機能だ。よく使うのは電球やボタン電池など、買わなきゃいけない小物類の型番。細かいものは買い忘れが多いし、型番も覚えにくいので、よく見る待受画面に貼っておくのがもっとも確実。ちなみに、ちょこっとメモは待受画面にショートカットも用意されているし、マルチガイドボタン左下の[ショートカット]ボタンで表示されるショートカットメニューからも起動できる。

 とまあ、楽しく活用してきた「AQUOSケータイ 932SH」ですが、夏モデルが登場したこともあり、サイクロイドに後ろ髪を引かれつつ、次の「AQUOS SHOT 933SH」に買い換えてしまいました。どちらのモデルもハイスペックが注目されているけど、実は細かい機能も含め、作り手のアイデアがいっぱい詰まっている。ぜひ、ユーザーのみなさんも使い込んで、「ニッポンのケータイ」の楽しさを堪能してくださいな。
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 前回はSH-04Aのキーボード入力について、いろいろなデバイスと比較しながら検証した。今回は片手の操作がどの程度使えるかについてまとめてみたい。

 まず、片手で操作する場合、サイドキーを除くと、ハードウェアボタンは下側にあるクリアキーだけになる。これは文字通り、普通のケータイのクリアキーと同じ役割で、メニュー階層をたどった際に、1つ前のステップに戻る操作となる。決定や選択、スクロールはすべてタッチパネルで行なうことになる。

 デフォルトの状態では、タッチパネルを叩くとバイブレーターが動作し、ボタンを押したときのような感覚が得られる。メニュー操作は、直接選択したい項目を触るだけなので、わりと簡単。

 問題になるのは文字入力。画面上にテンキーが出てきて、それを叩く感じになるのだが、ボタンとなる領域が狭くてかなり押しづらい。また、画面の大半がテンキーのインターフェイスになるため、入力した文字が表示されるエリアや、予測変換候補が出るエリアが極端に狭い。というわけで、「了解」「OK」とか、一言の返事を出すには不自由ないが、長文を打つ気はしない。メールを打つなら、フルキーボードを使いたい。

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 次に問題になるのはiアプリ。結論から言うと、これも結構難儀である。

 たとえば、情報料無料で使えるモバイルGoogleマップ。iPhoneに使い慣れた身としては、指でこすって地図をスクロールしたくなってしまうわけだが、そうもいかず、タッチパネル上に表示された十字キーで操作しなければならない。これがけっこうもどかしい。

 さすがに標準搭載の「地図アプリ」などはスクロールに対応しているものの、世に出回っている多くのアプリは、画面上に表れる十字キーで操作しなければならない。少し調べてみたところ、ゲーム系はSH-04Aそのものに対応していないケースも多い。iアプリを多用する人は、事前に調べてみた方がいいだろう。

 しかし、捨てる神あれば拾う神あり。SH-04Aだからこそ活きるiアプリがある。それは次回に紹介したい。
0616mink.jpg 「931SH」を使っていて何が便利かって、自分専用のポータルとして使える待受画面。そして待受画面の自分用ポータル化に貢献しまくっているのが「モバイルウィジェット」だ。先日、「モバイルウィジェットコンテスト」の審査結果が発表されたが、以前ご紹介させていただいたウィジェット「見られた?」も佳作に入っていた。

 コンテストで取り上げられたウィジェットのうち、こりゃ便利! と最近使い始めたのは、「サッカー試合速報」と「MY作家チェッカー」。「サッカー試合速報」はタイトル通り、国内外の主要なサッカーの試合を速報してくれるツール(有料)で、「MY作家チェッカー」は登録しておいた作家の新刊書籍などを通知してくれるツール(無料)だ。

 どちらもとてもウィジェットらしいツールで、情報を漁ることなく欲しい情報が降ってくる。ウィジェットってやっぱり、ツールをタッチして何かするのではなく、そこに置いておけば勝手に情報が届くことが便利なんだと思う。ツールを使って何かするなら、アプリやWebサービスの方がいろいろなことができるし。

 このエントリーが掲載されるのは16日、翌日はサッカーのオーストラリア戦である。待受画面上の「サッカー試合速報」では数日前から試合予定が通知されまくっており、早くも津田のアドレナリンも出まくっている状況。予選突破したとはいえ、悪夢のドイツ大会の雪辱を! と、鼻息荒くてごめんなさい。
Today画面に検索ボックスとアイコンが出現
 落ち着いてきてしまったのか、なんとなく触るところがなくなってきた感のあるWILLCOM 03。 いやいや、まだ挑戦できることはあるはずだ!

 そんな流れで「もうちょっとアプリでパワーアップできないかしら? 使いやすくできないかしら?」とあれこれ探していたら「Google Mobile App」を試していなかったことに気づきました!

 そうですよ。最近のケータイでは待受画面から直接検索できるようになっているから便利になってますが、それと同じ機能をWILLCOM 03でも実現可能なのです。Windows Mobile端末の場合、メニュー、もしくはショートカットなどからブラウザ起動してキーワード入れて......となり、タップ数が増えて煩わしい。だからやはりToday画面から直接キーワードを入力できるとうれしいですよね。
 
 一度Googleモバイルにアクセスしてから、言語を英語に変更すると、「Google Mobile App」のダウンロード用リンクが現れます。あとはデバイスにインストールすればOK。Today画面にアイコン付きの入力ボックスが現れたらインストール成功です。キーワードを入れると、指定のブラウザが起動して検索結果が表示されます。日本語での検索も可能なので、調べ物がかなり楽になること間違いなし! 先に無線LANを有効にしておけば、ブラウジングがかなり楽になるのはいうまでもありません。

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「モバイルGoogleマップ」の起動も楽に
 
この右側に並ぶアイコンがまた便利。英語圏向けにしか提供されていないサービスは利用できませんが、GmailやGoogleドキュメント、Googleニュースbetaには直接アクセスできるし、Windows Mobile版の「モバイルGoogleマップ」なんかをインストールしておけば、ワンタッチで起動できます。タッチ画面+無線LANを活かして地図を見るというのはかなりいい感じではないかと。

 そして、今更ながらに「気がつけばこんなところにもGoogleの波が......」と思うこの頃なのでした。「いっそAndroidケータイか!?」なんて思ったりするとかしないとか。

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英語版のサイトからダウンロードする 日本語のキーワードも使える
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もちろん検索結果はブラウザに表示される。無線LANを有効にしておくとGOOD Googleドキュメントにアクセスしてみた
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アイコンからGoogleのサービスにアクセスできる

 カメラ付きケータイがウケたのは、撮った写真をメールで送れるからという話はあまりにも有名だけど、もうひとつ忘れちゃいけないのが待受画面への設定。家族や恋人、ペットなど、自分の大切に思う被写体を撮影し、その写真を待受画面に貼り付けることができる。ボクの周りでも子どもや家族の写真を待受画面に設定している人は多い。

 ただ、最近の待受画面はそういう使い方がちょっと難しくなってきたのも事実。出荷時に設定される壁紙はFlash対応のものが多くなったし、ショートカットアイコンが並んでいたり、ニュースや天気予報がテロップで流れていたりするからだ。たとえば、932SHでもサポートされている「モバイルウィジェット」もそのひとつ。

932sh4_1.jpg モバイルウィジェットは簡単に言ってしまえば、待受画面(デスクトップ)上に貼り付けておくことができるコンパクトサイズのアプリの一種。基本的にはバックグラウンドで動作していて、デスクトップに表示されているアイコンをクリックすれば、すぐに表示される。こうしたウィジェットやガジェットと呼ばれるアプリケーションのサービスは、各携帯電話事業者が提供しているけど、今のところ、内容的にも機能的にもソフトバンクのモバイルウィジェットがもっとも充実している感じ。

 このウィジェットを操作するとき、役に立つのが最近のシャープ製端末で採用されることが多い「光TOUCH CRUISER」。931SHのようにフルタッチのユーザーインターフェイスだと、画面に表示されたウィジェットやアイコンをタッチできるけど、通常スタイルの932SHではパソコンと同じように、画面に表示されたポインタを動かす必要がある。光TOUCH CRUISERは方向キー中央の決定ボタンに内蔵された光センサーが指の動きを検知して、ポインタが動くしくみで、ノートパソコンのタッチパッドのような感覚で使える。もちろん、ウィジェットの操作以外にもメニューやブラウザなどでも利用できるんだけど、Yahoo!ケータイのトップページのように、Flashで細かく構成されているページは不向き。でも、縦に長いページをスクロールさせたり、PCサイトブラウザ(フルブラウザ)を使うときなどは便利。光TOUCH CRUISERは適材適所で使うのがポイントだ。

932sh4_2.jpg ところで、肝心のウィジェットだけど、実は出荷時から結構、バージョンアップしているものが多い。たとえば、いろいろなウィジェットをダウンロードするときの入り口になる「ウィジェットストア」も最新版が公開されたし、「Yahoo!天気予報」も更新された。ソフトバンク自身が提供するウィジェットにもカスタマイズしたメニュー画面が使える「マイメニュー」など、新しいものが公開されている。購入してからウィジェットを起動していない人は、一度、チェックしてみることをおすすめしたい。

 ちなみに、モバイルウィジェットについては、本誌の湯野編集長も審査員として参加した「モバイルウィジェットコンテスト」の結果が先週末に発表された。編集長によれば、受賞したウィジェット以外にも秀作が多いとのことなので、対応端末ユーザーはチェックしてみるといいかも......。