ケータイ Watch
みんなのケータイ

quicpay.jpg 地域差があると言われるものの、やはり、今どきのケータイに欠かせない機能のひとつが「おサイフケータイ」。以前のエントリーでも紹介したけど、『My W62SH』は結構、おサイフケータイを活用している。

 もっとも利用頻度が高いのが『モバイルSuica』。ボクは普段、クルマで移動することが多いんだけど、夜に人と会う約束があったり、友だちと遊びに行ったりするときは、当然のことながら、電車。ひと昔前なら、「この駅で乗り換えるから、キップはこれを買って......」なんてことを考えてたけど、今はW62SHを自動改札にかざして乗るだけ。東京及び近郊エリアはSuicaとPASMOの相互乗入れのおかげで、JRも私鉄も地下鉄も関係なく乗れる。あとはEZナビウォークや乗換案内をチェックしながら、目的地に向かえばいい。電車に慣れない者にとって、キップ購入というストレスから解放されたのはうれしい。

 モバイルSuicaに次いで、よく利用するのが「QUICPay」。こちらは早くから登録していたんだけど、当初は使えるところがホントに少なかった。ところが、セブン-イレブンが対応したおかげで、一気に利用頻度が増えている。最近はセルフ式ガソリンスタンドにもQUICPay対応のところが増え、利用率はにわかに上昇中。

 そんな感じで便利に使ってるW62SHのおサイフケータイだけど、実はちょっと気になるところがある。auの端末に限らず、多くのおサイフケータイ対応端末ではFeliCaによる通信が発生したとき、何らかのアクションを起こす機能が搭載されている。具体的に言えば、モバイルSuicaで改札を通過したとき、QUICPayやEdyなどで支払いをしたときなどに、端末のLEDが点滅したり、バイブが振動したりして、FeliCa通信が行われたことをユーザーに知らせるというヤツだ。全機種ではないが、最近の機種なら、大半の機種に機能が搭載されているはずだ。

 もちろん、W62SHにも「コンビネーションバイブ」という機能が搭載されており、EZ FeliCaメニュー内の[各種設定]-[コンビネーションバイブ]を「ON」に設定すれば、リーダーライターと通信をしたときにW62SHのバイブを振動させられるのだが、今までボクが利用した範囲では、おサイフケータイ利用時にW62SHのバイブが振動した記憶がほとんどないのだ。もしかしたら、酔っぱらっていて、ボクが感知できなかったのかと不安になったけど、取扱説明書によれば、「リーダーライターによっては、通信時にFeliCa対応アプリの起動や振動をしないものもあります。」ということらしい。

 多くの店舗では写真のようにリーダーライターが光ってくれるからいいけど、W62SHはトップパネルに大きな「充電/着信ランプ」が装備されているんだから、そっちも負けじと光って欲しいよなぁ......。ぜひ、次期モデルではバイブとランプの両方で、しっかりとFeliCa通信をユーザーに知らせてください。

ishikawa.jpg 10月10日~12日に静岡県・富士スピードウェイで開催された「F1日本GP」に行ってきた。今回の旅のお供はiPhone 3G、W62SH、SH706iwの3台。

 昨年の日本GPは大雨と霧によってレースは混乱。さらに場内の道路が陥没してシャトルバスが動かなくなってしまい、数万人が雨のなかで何時間も待たされるという大失態を演じた。今年は一年が経過して富士スピードウェイがトヨタのグループとしての「カイゼン」をちゃんとしているかが注目だった。

 日本GP開催中の3日間、サーキットをくまなく回って「アラ探し」をしてみたが結局、問題なし。警備や案内スタッフが5000人近くいたこともあって、運営はとってもスムーズ。

 取材中、SH706iwを持ち歩いていたが、歩数計は金曜日が1万5643歩、土曜日が1万9648歩、日曜日が1万7598歩とトータル30km近く歩いたことになる。ただの取材でサーキットをぐるぐる歩くだけだとつらいが、歩数計があると結構楽しいかも。

 また、かなり活躍したのがW62SH。今年、F1日本GPは予選、決勝ともフジテレビが生中継をやっていたこともあって、ワンセグを観ながらレースを観戦できたのだ。目の前にも大きなビジョンがあるが、細かな順位は把握しにくい。そんなときはワンセグの中継で実況を聞くだけでもレースの展開をさらに知ることができて便利。

 実は、富士スピードウェイは今年からワンセグ視聴が可能になったという。こうした面も「カイゼン」が見られるのだ。

 今年は携帯電話のエリアの強化も行っていた。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの各社が移動基地局車をサーキットに派遣していたのだ。しかも、NTTドコモは2台も配備。気合いの入り方が違う。

 で、自分のiPhone 3Gといえば、メールのチェックをしようにも、あまりパケットが流れずに受信できず。結果、W62SHでメールチェックをすることに。やっぱり、スポーツイベントの時にはワンセグがあったほうが便利かも......と実感した週末だった。

w62sh_4.jpg 第1回のエントリーでも紹介したように、ボクはこういう仕事をしていることもあり、昨年の冬モデル、今年の春モデル、夏モデルと、毎回、KCP+採用端末を選んでいて、W62SHがすでに3機種目。今年の前半は頻繁なケータイアップデートで心配されたKCP+採用端末だけど、改良が進んだこともあり、W62SHは快適に使えている。実現される機能を考えると、個人的にはKCP+採用端末が手放せない状態になりつつある。

 たとえば、BluetoothやLISMO VideoもKCP+採用端末ならではのメリットだけど、実は意外に実用面で役に立っているのが「マルチプレイウィンドウ」。複数の機能を同時に起動して、切り替えながら操作できるというもので、パソコンで言うところのマルチタスクというか、タスク切り替えみたいなものだ。よくレビュー記事などでも触れているように、ワンセグを見ながら、受信したメールの内容を確認したり、メールを閲覧中にスケジュールを確認するといった使い方ができるわけだ。

 ボクがマルチプレイウィンドウのお世話になるのは、EZナビウォークやEZ助手席ナビを使うときが多い。外出先でルートを調べるとき、先にEZナビウォークを起動してしまい、「あそこの住所はなんだっけ?」なんて思うことがある。いったん、EZナビウォークを終了して、アドレス帳やメールを参照してもいいんだけど、もう一度、EZナビウォークを起動するのって面倒でしょ。そういうときに「マルチプレイウィンドウ」を使うわけ。EZ助手席ナビで多いのは、ルートを設定したのに、マナーモードだったから音が出ず、音声ガイドが聞こえないという失敗(笑)。そんなときはマルチプレイウィンドウから待受画面を呼び出し、マナーモードをOFFにして、EZ助手席ナビに戻るわけだ。

 マルチプレイウィンドウを呼び出すには、[マルチ]キーを押すんだけど、今まで使ってきたKCP+採用端末はいずれも[マルチ]キーが側面に装備されているため、ちょっと操作しにくい印象があった。これに対し、W62SHはダイヤルボタンの左下に[マルチ]キーが装備されていて、ボタンも大きく、マルチプレイウィンドウが呼び出しやすい。

 ところで、話は変わって、前回のエントリーで触れたUSBケーブルの問題。いろいろと試してみたところ、本体に付属の専用USBケーブルを利用する場合、W62SHの「USB設定」を「高速データ転送モード」に設定すると、エラーになるが、「データ転送モード」に設定すれば、LISMO VideoでもMySync Bizでも問題なく、利用できた。LISMO Videoで海外ドラマ一話分を転送したけど、高速転送モードでも数秒しか速くなく、ほとんど誤差の範囲。だから、データ転送モードに設定したまま、使うのが正解のようだ。ちなみに、読者の方からも同様の情報をメールでご提供いただきました(名古屋のYさん、ありがとうございます)。しかし、こういう情報がMySync BizのFAQに載ってないのがちょっともったいないような......。