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W64SHの最近のブログ記事

w64shvv.jpg 電車の中でケータイでメールやWebサイトを見ていると、ふと隣からの視線が気になるときがある。別に見られて困るようなものを見ているわけでもないが、何となく気になる。

 そんな場合に活用したいのが「新ベールビュー」機能だ。上下左右からののぞき見を防止できるという機能なのだが、W64SHでは、側面のキーを長押しすることでONにできるようになっている。

 以前、電車の中でつり革につかまって立っていたところ、目の前の座席に座っていたオジサンのケータイの画面が目に入ってきた。で、その画面には、エッチなケータイコミックが表示されていた。

 やはり、こういう分野から新しい技術は普及していくのだな、とうなずく一方で、のぞき見をしようと思ったわけではないのに、それを見てしまったがために、ちょっぴり嫌な気分になることもあるのだなと思った。

 のぞき見防止機能というのは、見られたくないから使うのではなく、見せてしまって周囲を嫌な気分にさせないために有用な"視覚のマナーモード"と言えるのかもしれない。

 W64SHはサイズに比例して機能も満載。というわけで、ほかの機種には無い機能を紹介したい。

 数ある機能の中で今回ピックアップしたのは、電子辞書機能の「スマートリンク辞書」の一部として搭載されている「日英翻訳」だ。利用シーンに応じた英文をキーワード検索できるというのは、わりとありそうな機能だが、W64SHの場合、そこから先が違う。

w64sh_trans.jpg たとえば、旅行中に歯が痛くなった場合を想定しよう。W64SHの「日英翻訳」機能を立ち上げ、まず「痛い」と入力する。すると、「痛い」という言葉が入った例文が日本語でリストアップされる。その中に「胃が痛いです。」という候補が見つかるので、それを選択。すると、「My stomach hurts.」という訳文が出るのだが、ここからがW64SHの偉いところ。

 訳文の上に表示されている日本語の例文のうち「胃」の部分にアンダーラインが入っており、W64SHでは、ここをほかの言葉に差し替えられるようになっている。左ソフトキーを押して「編集」を選ぶと、ほかの候補が現れる。候補の中に「歯」という言葉は無いのだが、候補リストの上にある入力フォームに「ハ」と入れると「歯」や「肺」「歯茎」「鼻」という候補が出てくる。ここで「歯」を選ぶと、訳文が「My teeth hurt.」となり、それを音声で読み上げさせることもできる。「hurts」が「hurt」になっている辺りの文法処理も芸が細かい。

 W64SHを持って英語圏に出かける時には心強い。

 

 W64SHの魅力の一つは、フルワイドVGA液晶の広さと美しさだ。これにPCドキュメントビューアーとBluetoothが加わると、かなり便利だな、と実感する。

 auの場合、端末によってPCドキュメントビューアーが載っていたり、載っていなかったりするため、イマイチその便利さが伝わっていないような気がする。おそらく、「ケータイでWord、Excel、PDFとかのオフィスドキュメントを閲覧できる」というのが一般的な認識だろう。

w64sh02.jpg しかし、筆者の一番のオススメは「.mht(単一ファイル)形式で保存したWebページの閲覧」である。例えば、パソコンでケータイ Watchを読んでいて、「お、この記事は役に立ちそうだから、後でよく読もう」なんていう場合、そのページを.mht形式で保存し、PCドキュメントビューアーを搭載したケータイに転送しておくといい。

 その転送作業もBluetoothがあると楽ちん。従来はケータイからmicroSDカードを取り出して、カードリーダーに挿して......、なんてやっていたが、Bluetoothならワイヤレスでスマート。

 もちろん、Webサイトなので、PCサイトビューアー(フルブラウザ)を使えば、その都度アクセスして確認できるのだが、筆者のように地下鉄通勤をしていると、ちょうど暇つぶしに読みたいときにネットに繋がらない、ということになる。

 これで、記事ページを.mhtファイル(PDFでもいいけど)に自動保存してくれるRSSリーダーがあると、さらに便利なんだけどなぁ。

w64sh.jpg あれこれ思い悩んだあげく、私がこの冬に選んだのは、防水じゃない「W64SH」だった。自転車に乗る際にはビニール袋が復活することになった。auの冬モデルの中では8メガカメラ搭載のW63CAなんかも有力だったのだが、最終的に決め手となったのは、「歩数計(カロリーカウンター)の有無」である。

 W62CAを使い始めてからというもの、日々どれだけ歩いたかをチェックするようになっていた。年齢的にも30代半ばに差し掛かり、メタボも気になる。歩数計自体は非常に地味な機能なのだが、意外や意外、一度使い出すとこれが手放せないのだ。考えようによっては、W64SHの144gという本体重量も、体に負荷をかけるのにはちょうどいいかもしれない。胸ポケット派なので、肩がこるようになった気もしないでもないが......。

 で、今回W64SHにしてみて、KCP+も初採用されてから1年でかなり快適に使えるようになったと実感。もっとも、ボタンを次々押してもついてくるというレベルのサクサク感ではないので、まだまだ改良の余地は残されているだろう。それでも、先日まで使っていたW62CAは随所でややもたつく感じがしたが、W64SHはほとんどストレスなく使えるのがうれしい。

 というわけで、この冬はW64SHで頑張ります。