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Walkman Phone,Xminiの最近のブログ記事

P1070014.JPG 前回の願いが通じたのか、無事、昨年内に発売された「Walkman Phone, Xmini」。私も無事、入手することができた。残念だったのが、カラーバリエーションの選択肢。昨年内に出たのが「Green×Blue」と「Purple×Pink」の2色のみ。本命だった「White×Turquoise」は見送り、どことなくエヴァンゲリオン初号機を思わせる「Green×Blue」を購入した。カラー選択は若干不本意だったが、このコンパクトなフォルムは、じっくり触れば触るほど愛着がわく。スペックの都合上"2台目"にしているので、ポケットにすっきりと収まり、急いで出かける際にも面倒くさがらずに持ち出せるのがうれしい。

 Xminiといえばやはり音楽。ということで、まずはWalkmanの実力を試してみようと、SH906i用にストックしていたWMAファイル全205曲をSonicStage for LISMOで読み込むことにした。SonicStage for LISMOでは、WMAも管理することができる。ただし、あくまで管理だけで、ケータイに転送する際は、ATRAC形式に変換しなければならない。曲数が多いとそれなりに待たされるので要注意。ちなみに、私が205曲を変換・転送(160KbpsでCDから取り込み、同じビットレートで転送)した際は、約1時間半程度かかった。

 転送が終わったら、いざ音楽再生。付属のイヤホンは、「クリアステレオ」のサウンドが活きるように、Xminiに合わせて調整したと聞いているので、そちらを使ってみた。音楽の専門家ではないので正確さを欠くかもしれないが、今まであいまいにしか聞こえなかった小さな音まではっきりとしており、臨場感や迫力がある。サウンドの美しさは、今まで使ってきた端末の中ではトップクラスだ。イコライザは豊富に用意されており、音をかなり細かく変えることもできる。当然、他のau端末同様、着うたフルと転送した音楽はシームレスに扱える。UIも直感的で分かりやすい。正直、専用の音楽プレイヤーはいらないレベルの仕上がりだと感じた。

 また、このサイズ感ゆえに気になる操作性だが、2台目で「音楽再生+たまに電話+もっとたまにブラウジング」という程度なら、十分合格点。文字は少しゆっくりなら正確に打てるし、液晶は最低限だが一応QVGAなのでサイトもしっかり見られる。端末の縦寸が短いため、最初は少々違和感を覚えたものの、通話も全く問題ない。ただ、ヘビーユーザーは、少々厳しいと感じるかもしれない。その意味では、人を選ぶ端末だといえるだろう。

 一点、これはちょっと......と思ったのが、通話時のタッチセンサー。お客さまセンターに電話しダイヤル操作をした際に、何やら耳元でブルブル端末が震えた......と思ったら案の定センサーが反応しており、いつのまにかメニューを開いていた。どうやら、ダイヤルを押すとセンサーキーが起動する仕様のようだ。サイドボタンでセンサーキーのオン・オフを切り替えられるので、顔に近づける前に切っておくことを忘れずに。

xmini.jpg 前回、「auの『第3弾』の発表を待ってから機種を決めたいと思う」という趣旨の原稿を書いたが、やはり待っていたかいがあった。12月8日に「Walkman Phone,Xmini」が発表されたからだ。テイストはよりカジュアルな方向に振られているが、驚きのサイズ感や大胆に切り落とした機能などは、まさにpreminiの後継機といっても過言ではない。実際、preminiとXminiを並べてみたが、サイズはほぼ同じ。ストレートとスライドの違いはあるが、ポケットに放り込んでおくだけで気軽に使えるという点は共通している。少なくとも、preminiユーザーである私は、Xmini購入を「即決」してしまった。

 だが、中には魅力を感じつつも「カメラがない」「おサイフケータイがない」といった理由で、購入を躊躇している人もいるだろう。そんなユーザーには、2台目としての購入がオススメだ。auでも「au ICカード」を差し替えれば、旧端末を利用できる。気分に合わせて端末を変えるということも、不可能ではないだろう。また、シンプルコースなら、月々の基本使用料はわずか980円から。2台目としてXminiを利用しても、大きな負担にはならない。1台目の端末がauなら、「家族割」で通話料が24時間無料になるため、着信を常にXminiに転送しておいても(転送のための)通話料はかからない。電話やメールの着信だけをXminiに集約させておき、発信は1台目からという形にすることもできる。

 もちろん、そもそもカメラやおサイフケータイ、GPSはいらないという人にとっても、Xminiは魅力的な1台目端末といえるだろう。カメラはデジカメで代替可能だし、おサイフケータイも頑張ればICカードで事足りる。全てのケータイがXmini並みに機能を割り切ってしまったら、それはそれで物足りないが、バリエーションの1つとして、このような端末はあってしかるべきだと思う。

 というわけで、次回からは、Xminiのあれこれを書くことに決めた。auさんとソニー・エリクソンさん、ぜひ年内発売が間に合うよう頑張ってください!