ソニーは、21日まで開催されているPC EXPOで、「パーソナライズド・ホログラム」を参考出展した。ホログラムはこれまで、原版から同じ物を大量に作るものだった。ソニーは独自開発のレーザー光学技術とデジタル画像処理技術により、安価なコストで高画質なホログラフィックステレオグラムの個別プリントを可能にしたという。高速にプリントするため、横方向のみの視差を記録するが、動画像のような、多数の画像を記録可能とのことだ。

　製品化については、今後考えていきたいとしているが、まずは、SonyStyleで製品購入した顧客に対して、顧客の名前を入れたパーソナライズド・ホログラムを提供するサービスを開始する予定だ。

　ホログラムに複数枚の画像を焼きこむことも可能で、展示されていたホログラムでは、子供の画像をゼロ歳から１歳、２歳、３歳、４歳まで４枚をホログラムにして、見る角度によって１歳時の写真が見えたり３歳時の写真が見えたりするものがあった。また、左から見ると猫だが右から見ると女の子、正面から見ると猫の着ぐるみを着た女の子のように見えるモーフィング風のものなども展示されていた。なお、展示会場では、名刺と交換でプリクラ程度の大きさのホログラムのシールを配布している。

左から見ると、女性２人のツーショット写真	右から見ると、女性２人がアップになり、上に「HELLO!」の文字、下に「Aya ＆ Ai」の文字が出る