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【WIRELESS JAPAN 2003】
クアルコム、最新ベースバンドチップやBREWをデモ

 クアルコムのブースでは、同社のベースバンドチップ「MSM6000」シリーズのデモンストレーションや、BREWのソリューションなどが精力的に紹介された。


CDMAのチップセットを搭載した端末 BREWに対応した端末。現在約70種類ほどだという

ハイエンドなベースバンドチップを供給

 「MSM6100」は、ARM9コアを搭載した最新のベースバンドチップ。ARM9を採用したことで処理能力が大幅に向上し、SH-Mobileなど従来だと別途アプリケーションプロセッサが必要だった動画など高負荷な処理がシングルチップでよりスムーズに動作するという。

 展示ブースでは、MSM6100を搭載した試作機に映像が再生され、こうした処理がシングルチップで行なえることを印象づけた。スタッフによれば「3D映像では、三角ポリゴンで5万ポリゴンの画像処理ができる。また、MPEG-4形式の動画をQCIFサイズでリアルタイムエンコードできるほか、1.3メガピクセルのカメラで撮影した静止画を2〜3秒でエンコードすることも可能」とのこと。同製品は今秋にもauの端末で採用される予定。

 今後はテレビ電話も可能な「MSM6500」などのハイエンドなベースバンドチップも供給していくという。


動画を再生 ポリゴンゲームも動かせる

会場では試作機でデモンストレーションが行なわれていた 左上のチップがテレビ電話も可能な「MSM6500」

法人向けソリューションを中心にBREWアプリを多数展示

マンガビューア「ComicSurfing」
 同社の提唱するBREWを利用したソリューションなども精力的に紹介されており、時間ごとにBREWソリューションを提供する企業がデモンストトレーションを行なっていた。

 セルシスは、BREW上で動作するマンガビューア「ComicSurfing」(コミックサーフィン)をデモンストレーション。ベクターベースのグラフィックをダウンロードして、端末上でマンガを読むことができる。コマの拡大縮小が可能なほか、バイブレーション機能などとの連動も可能となっている。

 同アプリは、ソリューションとして、コンテンツプロバイダなどに提供される。現在開発段階で、9月ぐらいには営業を活動が開始されるとのこと。なお、デモンストレーションが行なわれた端末は、標準的なディスプレイサイズであったため、必ずしも視認性が良いとは言えない印象だったが、今後QVGA液晶が搭載されたBREW端末などが登場すれば改善されるという。

 BREWコーナーでは、Javaとの違いなどについて来場者から質問を多く受けていたようだ。ブースではBREWの開発者セミナーの紹介なども行なわれており、同セミナーに参加したBREWコンテンツ開発企業なども自社コンテンツをアピールしていた。

 忍者をモチーフにしたアクションゲーム「忍術 ニンジュツ Ninjutsu」を紹介していたニンジャスタジオの奥田氏は、BREWの優位性について「アセンブラで開発が行なえるため、ゲーム開発会社などが携帯向け容易に参入できる」とした。また、バックグラウンドの音楽と効果音が同時に発音できるため、より効果的な演出ができるという。

 クアルコムでは、BREWの互換性の高さを強調。米ベライゾンのCDMA2000 1x端末「CDM9800」とauの「A5304T」「A5306ST」の3機種で同じアプリ(スタンドアロン)が利用できるとアピールしていた。なお、BREWのバージョンは「CDM9800」が1.1で、「A5304T」「A5306ST」が2.0。バージョンが異なっても同じアプリが利用できる可能性が高いという。


アクションゲーム「忍術 ニンジュツ Ninjutsu」 左から「A5306ST」「A5304T」「CDM9800」。それぞれ同じBREWアプリが動作している

EV-DOのデモ ベストエフォートではなくQoSでコンテンツを配信

EV-DOのデモ
 CDMA2000 1xEV-DOのデモンストレーションでは、QoS(Quality of Service)による映像配信が行なわれていた。

 クアルコムの言うQoSとは、アクセスするユーザーによって帯域を分け合うベストエフォート方式とは違い、特定のユーザーの帯域を確保するサービス提供方法。コンテンツ提供者側が、ユーザーごとに帯域を調整できるため、コンテンツの提供方法が多様化できるという。例えば、「高品質を望むユーザーには、一定のコストを負担をしてもらうような仕組みを作ることも可能」だとしている。

 また、ブロードキャスト方式で配信される映像コンテンツを受信するデモ端末なども展示されていた。ブロードキャスト方式で映像を受信していた端末は、全部で6台。それぞれ1Mbpsでデータを受信していた。


帯域制限をかけた。ピンクのユーザーの帯域が狭められている ブロードキャスト方式の受信端末


URL
  WIRELESS JAPAN 2003
  http://www.ric.co.jp/expo/wj2003/
  クアルコム(英文)
  http://www.qualcomm.com/
  クアルコム BREWホーム
  http://www.qualcomm.com/brew/jp/
  セルシス
  http://www.celsys.co.jp/
  ニンジャスタジオ(Webサイト現在作成中)
  http://www.ninjastudio.com/


(津田 啓夢, 鷹木 創)
2003/07/18 20:10

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