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【WPC EXPO 2003】
コンテンツ育成からの飛躍をはかる凸版印刷

 凸版印刷のブースでは、携帯電話向けコンテンツを集める「HandyBitway」やPDA向けコンテンツ販売サイト「@irBitway」を紹介するコーナーが設けられていた。

 7月下旬にスタートした「HandyBitway」は、有望な携帯電話向けコンテンツを集め、キャリアの公式メニューで提供するスタンスで展開している。担当者にその戦略を尋ねると「良いコンテンツを持っていても、携帯電話での提供は機種ごとに解像度が異なったり、キャリアによって形式が違うなどハードルが低いとは言えない。HandyBitwayでは、画像変換システムなどプラットフォームを提供し、キャリアとの橋渡しをしている」とのことで、裏方のような役割を果たしているという。

 これには、「2Gでは出遅れことが否めない」(凸版担当者)との背景がある。しかしながら、高速な通信速度やパケット通信料の低廉化が実現する3Gサービスにおいては積極的にコンテンツ配信を展開する予定で、PDA向けの@irBitwayで培ったリッチなコンテンツ、ノウハウを投入するという。その具体例として、漫画を閲覧できる3G端末向けのJavaアプリケーションのデモンストレーションが披露されていた。残念ながら実機ではなかったものの、ブース内のモニターに動作の様子を示し、その使い勝手をアピールしていた。

 このアプリケーションでは、漫画を1コマずつ閲覧できるようになっており、PDAやパソコンに比べて描画領域が限られる携帯電話のディスプレイでも快適に利用できるようだ。画像データは、ベクトル形式とのことで拡大縮小が自在に行なえる。


携帯電話向けコンテンツを集めるHandyBitway 展示されていた携帯電話では、使い勝手をイメージしたデモを披露 PDA向けにも提供されるとのこと

モニターでも3G端末向けの漫画閲覧用アプリケーションを紹介

PDA向けコンテンツ販売サイト「@irBitway」の紹介コーナー
 ソニーマーケティングとの提携により、Palm OS向けコンテンツを供給することになった「@irBitway」。これまでPDA向け販売サイトとして、次々と電子書籍やゲームなど幅広いジャンルのコンテンツを提供し、積極的な展開を図っているが、担当者によれば「今回の提携は決して裏方役への転換ではない。ユーザーにとって、入手しやすい状況を生み出し、その結果として利益向上を目指す」という。

 このほかブース内では、電子ペーパーのコンセプトモデルが展示されていた。米イー・インクが開発し、帯電した白と黒の顔料を内包したマイクロカプセルが薄いフィルムに塗布されている電子インクが用いられており、これまでもさまざまな展示会で披露されている。凸版印刷はあくまでも電子ペーパーモジュールとして供給し、製品自体の提供は行なわないという。


電子ペーパーを利用したコンセプトモデル こちらは書籍向けのコンセプトモデル


URL
  WPC EXPO 2003
  http://arena.nikkeibp.co.jp/expo/2003/
  凸版印刷
  http://www.toppan.co.jp/

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(関口 聖)
2003/09/18 21:41

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