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【CEATEC JAPAN 2003】
三菱、ウェアラブルディスプレイや携帯向け道案内システムなど

 一面壁に覆われたようなスタイルで目を引く三菱電機のブースでは、「D252i」や「D505i」など既に販売が開始されている端末を中心に展示されていた。6日にはボーダフォン端末「V301D」が11月上旬以降発売と発表されているが、今回の展示には間に合わなかったとのことで、その機能を体験することはできなかった。

 このほか携帯電話関連では、テレビチューナーやGPS、ゲームパッドなどのオプションを装着できるコンセプトモデルが展示されていた。


コンセプトモデルも展示 機能をモジュールごとに分担するというコンセプト

網膜照射タイプのウェアラブルディスプレイ

ウェアラブルディスプレイ。来場者が実際に身につけられるようになっている
 ブース入口から少し離れたところに、同社が開発したウェアラブルディスプレイを体験できるコーナーが設けられている。これは、小型ディスプレイを備えたヘッドセットをこめかみのあたりにかけて装着するもので、輝度などをコントロールできるリモコンには、イヤホンジャックが配されている。

 ディスプレイの解像度はQVGA(240×320ドット)サイズで、目に覆い被せるようにするのではなく、右目ならばその右上に、左目ならばその左上になるようにする。目を覆い隠してしまうと、視界が遮られることになるためで、必要な時だけ見るようなスタイルが想定されている。

 網膜に照射して閲覧できる方式が採用されているとのこと。たとえば目のすぐ近くに指があると、その輪郭はぼやけてしまうが、網膜への照射によって、離れたところを見ていても、ディスプレイの表示はぼやけない状態になる。同社では法人向けに同製品を提供するとのことで、分厚い説明書を持たなくても必要なときだけディスプレイを見ることが可能になり、両手の自由度が高いことから大型工場の保守メンテナンスといった業務からのニーズが高いという。

 なお、コーナーには、開発中の試作品としてVGA(480×640ドット)サイズの表示が可能な高解像度バージョンも展示されていた。


画面を見るためには、網膜にきちんと照射されるように位置を定める必要がある VGAサイズの表示も可能に

VGAタイプを覗いてみたところ。写真に比べて、肉眼で見たほうが色鮮やかという印象だった

道案内システムはいずれ動画で案内を

道案内システムの案内コーナー。パソコン上で模擬的なデモを披露していた
 このほか同社ブースには、9月25日に発表された「携帯電話向け道案内システム」を紹介するコーナーがある。これは、実際に街並みを撮影して、ユーザーが目的地までのナビゲーションを指定すると、その道のりを実写画像で案内するというもの。発表された段階では、静止画で表示され、ユーザー自身が道を進むとともに画面遷移を手動で行なうというスタイルになっている。

 担当者に話を聞いたところ、「街並みは動画で撮影している。普及している現在の携帯電話を考慮して、動画から静止画を生成しているが、今後3Gの普及によって動画による道案内も可能」とのこと。同社では、さまざまなコンテンツプロバイダと協力してユーザーへ提供していきたい考えだ。



URL
  三菱電機
  http://www.mitsubishielectric.co.jp/
  三菱電機 CEATEC JAPAN 2003 特設ページ
  http://www.mitsubishielectric.co.jp/event/ceatec/
  CEATEC JAPAN 2003
  http://www.ceatec.com/

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(関口 聖)
2003/10/08 14:08

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