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【Beyond 3Gに関する国際会議】
英ボーダフォン・テンプル氏、「4Gはサービスエリア重視で」

英ボーダフォンのステファン・テンプル氏。戦略グループのディレクターを務める
 キーノートスピーチで最後に登場したのは、英ボーダフォンのステファン・テンプル氏。戦略グループのディレクターを務める同氏は、GSM方式が普及しつくした感のある欧米市場を念頭に置いたスピーチを行なった。

 現在の通信方式をベースにした今後の進化について同氏は、「コンシューマーとビジネスユースが同じプラットフォームで良いのだろうか。ビジネスの方がデータの転送速度が速い方が良いので無線LANで補完することになる。デジタル放送が登場し、コンシューマーから双方向通信の品質が求められれば、DVB-T(欧州における家庭向け地上デジタル放送の方式)を利用すれば良い」と述べた。

 続けて同氏は「欧州でも3Gサービスは開始されており、10年後にはさらに進化しているだろう。もちろん限界が来るだろうし、その際4Gの登場によってより高速なデータ通信を実現する。しかし4Gは、どの周波数帯を利用するのか。4GHz帯を使うとしても基地局のカバーエリアは小さくなり、展開コストは高くなる。隅々まで普及しているGSM方式の代替として3Gはその役割を代替できるのか不明であり、(3Gよりカバーエリアが狭い)4Gを代替方式として導入するのは意味がない」と述べた。

 無線LANや地上デジタル放送、そして4Gと、ここまで説明された内容はいずれも新サービスのために新方式導入で刷新するよりも「(新方式は)現行方式を補完する位置づけであるべき」という同氏の考えによるもの。テンプル氏によれば、最も重要視すべき点は「“ユビキティ”であること」だという。

 ユビキティ、つまりどこでも通信できるようにするということを前提とした場合、「使用する周波数帯は900〜1,900MHzをターゲットにすべき」と同氏は指摘。これは、現在GSM方式で利用されている周波数帯であり、現状では4G導入は非常に困難と考えられるが、テンプル氏は「過去をみれば世代交代は10年程度のスパンで起こってきた。今から10年後に4Gが出てくるかもしれない。そうなるとタイミングの問題だろう」と述べ、4G導入とGSM方式の引退時期を調整することで解決できるとした。

 テンプル氏は「こういった点を考えれば議論が重要になる。ユビキティに重点を置くことになれば、サービスの要件も変わってくるだろう。7、8年後には多くの周波数が使えるようになる。(これをどう活用していくか)多くの方々に考えて欲しい」と語り、4G導入のビジョンや目的を明確にして、より詳細な姿を作り上げていくべきとした。


3G展開が本格化しはじめても、ビジネスユースとコンシューマとでは、それぞれ個別の方式で補完すべきという 4Gだけで全てを実現しようとすれば、エリアカバーの面でデメリットが大きいと指摘

サービスエリアに重点を置けば、4Gの利用する周波数帯は4GHz帯などでは難しいと指摘 GSM方式の廃止をふまえて、4Gでは900〜1,800MHz帯を利用すべきとした


URL
  英ボーダフォン
  http://www.vodafone.com/
  「Beyond 3Gに関する国際会議」開催概要
  http://www.arib.or.jp/icb3g/japanese.html


(関口 聖)
2004/05/26 16:05

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