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【NETWORLD+INTEROP 2004 TOKYO】
第4世代携帯電話の登場は2010年頃が有望

中村氏

KDDI研究所
中村元氏
 NETWORLD+INTEROP 2004 TOKYOの会場で1日、ワークショップ「IEEE 802無線LAN技術とモバイルインターネット」が開催された。その中で、KDDI研究所の中村元氏が「次世代携帯システム」と題し、主流になりつつある第3世代携帯電話のさらに先、「第4世代」や「Beyond 3G」とよばれる技術が、どのように無線LANと関係していくかを事例を挙げながら紹介した。

 「Beyond 3G」が果たしていつ頃本格化するかは未だ定かではない。中村氏は「携帯電話がアナログ、デジタル、そして第3世代へと約10年周期で変貌していったことを考えると、2010年頃からの登場が有望。本格化は2015年頃になるだろう」と将来展望を説明した。

 規格についても、決まっていないことが多く、携帯電話向け規格の標準化団体「ITU」が「IMT-2000(第3世代携帯電話)の高度化およびその後継システムに関するフレームワークと目標に関する勧告』を出したに過ぎない段階」(中村氏)。高速移動時で100Mbps、低速移動時で1Gbpsという、通信スピードの「目標値」が決められたものの、これはまだ最終決定ではない。

 これらの詳細な規格が決まってくるのは、早くても2007年前後だと中村氏は語る。3〜4年の周期で開催され、無線周波数政策に大きな影響を与える「世界無線通信会議」がこの年に開催されるからだ。ここでかかる議案・決定事項次第で世界各国で使える無線周波数の割り当てが決定され、ひいてはより具体的な第4世代携帯電話案が示されることになるという。

 ただしこの2007年大会で、必ずしも周波数の決定が行なわれるわけではない。同氏は、調整の進まぬまま、先送りにされると次の開催は2010年となり、第4世代サービスの導入にも遅れが生じる可能性があると説明した。


 第4世代携帯電話の機能や仕様に関する論議は、まさに現在行なわれている状況。同氏はITUにおける標準化作業にも携わり、さまざまなデータの参照を行なっているが、「高度道路交通システム」をはじめとした周辺アプリケーションとの連携やIPv6への対応、また携帯電話への依存が進んだことにともなう社会的責任など、具体的な仕様決定にあたっての要求条件が非常に膨大であることを認めている。

 そんな中で同氏が方向性の1つとしてあげたのが、多様性を認める「ヘテロジーニアス型」か、それとも単一管理を旨とした「ホモジーニアス型」、どちらのネットワーク構成を目指すかということだ。

 ヘテロジーニアス型はオープンであることを重視し、端末やサービスの選択に自由度を認める考え方。無線LANとの融合なども視野に入ってくるものと考えられる。一方のホモジーニアス型は旧来の固定電話サービスのように、ある特定の管理者の元に統一的なサービスを展開するものだが、結果として仕様の一本化や操作性の向上を見込めるという利点もある。

 また同氏は、ヘテロジーニアス型をベースに基幹的な部分をホモジーニアス型にする折衷案ともいえる方向性も指摘して、講演を終えた。



URL
  NETWORLD+INTEROP 2004 TOKYO
  http://www.interop.jp/


(森田秀一)
2004/07/01 16:48

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