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来場客が我先に、と手に取っていたのは意外にもW-CDMA端末ではなく、2.5Gのiモード端末。「N401i」は、VGAカメラを搭載した折りたたみ型端末。40和音の着信メロディやMP3プレーヤー機能、MPEG-4形式の動画撮影機能などに対応。128×160ドット、65,536色のTFT液晶など、その仕様は現在のGSM端末からすると平均的なレベルだ。昨年末に市場へ投入され、売れ行きも好調だという。 丸みを帯びたデザインが特徴的な「N342i」は、「N401i」からカメラを省いた仕様。より手軽にiモードを利用したいユーザー層に向けた端末で、この2機種が現在のiモード端末の主力機種だ。
「e242」は、iモードには対応していないGSM端末の主力機種。QVGA液晶ディスプレイに64和音の着信メロディ対応と、N401iよりもハイスペック。ヨーロッパでは伝統的に、通信事業者から縛られていない端末が好まれる傾向があるとのことで、一番の売れ筋になりそうな機種だという。 W-CDMA端末としては「338」が出品されていた。オレンジの鮮やかなカラーリングが印象的で、VGAクラスの回転式カメラを搭載。テレビ電話にも対応する。MIDP2.0準拠のJavaゲームやMP3プレーヤー機能、MPEG-4形式の動画撮影をサポートしており、「3GSM World Congress 2005」に出品されたW-CDMA端末では、標準クラスと言えるスペックだ。 同ブースでは、中国向け端末のケース内展示が行なわれていたほか、HSDPAの基幹部分や、3Gを対象としたラジオ放送の配信デモなど、インフラ部分も積極的にアピール。決して展示面積は広くないが、十分に存在感を示した内容だった。
■ ＵＲＬ NEC http://www.nec.co.jp/ 3GSM World Congress 2005（英文） http://www.3gsmworldcongress.com/2005/ ■ 関連記事 ・ 世界最大級の携帯関連イベントが14日開幕 （伊藤 大地） 2005/02/17 20:11 | |||||||||||||||||||||||
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