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【CeBIT 2005】
東芝、902Tの欧州版「TS921」を展示

東芝のブース
 東芝のブースでは、日本で9日に発表されたボーダフォンブランドの「Vodafone 902T」の欧州版、「TS921」が展示されていた。

 TS921iは、オートフォーカス(AF)機能付き192万画素カメラを搭載したW-CDMA/GSM端末。2軸ヒンジを搭載し、ディスプレイが爪切り状に回転する「アクティブターンスタイル」を採用。メインディスプレイに2.4インチ、QVGA、26万色表示のTFT液晶を、サブディスプレイに1.1インチ、112×112ドット、64,000色表示のTFCC液晶を搭載する。外部インターフェイスも、SDカードスロット、Bluetooth、赤外線ポート、テレビ出力機能を搭載し、充実したスペックになっている。欧州では、2005年第2四半期に出荷予定。

 電話機自体のスペックは、このCeBITに出品された端末の中でも高い方だが、ケース内展示ということ、東芝自体が携帯電話端末メーカーとしての認知が低いこともあって、会場ではあまり注目されていなかったようだ。


欧州版の902T、「TS921」。ボーダフォンのみへの提供となる 2.4インチ、QVGA、26万色のメインディスプレイを搭載

爪切り状にメインディスプレイ部が回転する 背面には192万画素のカメラを搭載

展示されていたのはマットブラック1色のみ

 まだ携帯電話とは直接関連がないが、人だかりができていたのは燃料電池とディスプレイ分離可能なノートパソコン。いずれも試作品段階だが、パソコンの利用スタイルを大きく変化させる可能性のある技術だけに、大勢の報道陣が撮影する姿が見られた。


ノートパソコン用燃料電池 燃料の交換作業もデモしてくれた

ディスプレイ部が分離するノートパソコン。報道陣には一番人気だった


URL
  東芝
  http://www.toshiba.co.jp/
  CeBIT 2005(英文)
  http://www.cebit.de/


(伊藤 大地)
2005/03/14 14:49

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