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書斎に置かれていた、ジェムプラス製の「MySIMcopier」は、携帯電話の中にあるSIMカードのデータをバックアップしてくれるツール。SIMカードは、顧客情報が格納されているが、バックアップできるのはテキストメッセージやアドレス帳といったものだけ。FOMAなど一部端末でもUSIMカードが使われているものの、日本ではまだ馴染みが薄いSIMカード。だが、いずれはこういったツールが必要とされる日がくるかもしれない。 建物の外壁につけられた電気メーターは、Kyocera WirelessによるCDMAモジュールが内蔵されている。いわゆるテレメトリクスに分類される製品で、日本では既に注目されている分野。海外でも普及に向けて、今後の展開が期待されるところだ。
フロリダ大学の学生が出展していた製品は、「Mobile Medical Reminder」だ。これは、携帯電話を使って、正しい時間に的確な薬品を服用するよう通知してくれるというもの。専用の電話機で、薬を服用する人と時間、薬の種類を指定しておけば、服用時に手持ちの携帯電話から音声ガイダンスが流れ出す。服用の前に、携帯電話に装着されたバーコードリーダーで、薬のパッケージに印刷されたバーコードを読み取れば、服用すべき薬かどうかチェックできるという仕組みだ。 「やや操作が複雑ではないか？」と尋ねてみたが、説明員は「音声ガイダンスで理解しやすいようにしている」とコメント。まだ進化すべき点があるが、常に人々が携帯電話を持つようになったことで誕生したシステムの典型例と言えるだろう。 このほか、リビングには、無線LANと携帯電話の融合を目指した「UMA」の家庭用端末などが展示されていた。
■ CTIA Wireless 2005（英文） http://www.ctiawireless.com/ ■ The Wireless Home 概要（英文） http://www.ctiawireless.com/general/ctias_wireless.cfm ・ 米国最大級の通信関連イベント （関口 聖） 2005/03/16 12:38 | |||||||||||
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