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【WPC EXPO 2005】
携帯向け燃料電池を紹介する東芝ブース

燃料電池搭載の携帯電話を展示
 東芝のブースでは、携帯電話関連の出展として、同社が従来より開発を進めている燃料電池が紹介されていた。

 auの「A5509T」をベースとして、燃料電池部を内蔵した形状の試作機は、通常の形状よりも分厚い仕上がり。燃料は高濃度のメタノールを採用。発電時に発生する水は、一部を発電用に再利用しているが、ほとんどはキー側ボディ背面から水蒸気として放出されている。充電端子のすぐ側には「FUEL CHECK」と記されたボタンが配されており、押すと燃料電池部の中にあるLEDが点灯し、メタノールの残量が判別できるようになっている。

 端末右側面の「FUEL」と記されたカバーを開けると、メタノールの注入口が現われる。この注入口にカートリッジを差し込まない限り、端末内の燃料が漏れ出ないような機構が採用されている。

 展示されていた試作機は、10月上旬に開催された「CEATEC JAPAN 2005」でも展示されていたもの。しかし、今回は通話・通信ができるようになっている。


A5509Tベースの試作機 左側面。燃料電池部と一体化しており、分厚い

右側面。FUELというカバーは燃料注入口を覆う 注入口を開けたところ

こちらが燃料カートリッジ 注入口にあてがったところ

FUEL CHECKというボタンを押すと…… LEDが点灯し、燃料の残量がわかる

画面上部には、電界強度を示すアイコン。今回展示されている試作機は、通話・通信できる

燃料電池搭載の携帯電話コンセプトモデル
 同コーナーでは、あわせて2008年度の実現を目指したコンセプトモデルも披露されている。現行の試作機よりも小型軽量になるというイメージになっており、担当者は「携帯電話に搭載される機能によって、ボディサイズは異なるだろうが、燃料電池搭載でも薄型になるよう開発を進めている」と説明していた。

 携帯電話向けの燃料電池は、従来のバッテリーに置き換わる、あるいは従来のバッテリーを充電する役割になるといった実装が予想されているが、担当者は「どちらかに固まるのではなく、両立していくのではないか」と語っていた。


2008年度頃の実現を目指すという こちらは燃料電池による携帯用充電器


URL
  WPC EXPO 2005
  http://expo.nikkeibp.co.jp/wpc/
  東芝
  http://www.toshiba.co.jp/

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(関口 聖)
2005/10/26 16:05

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