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【Nokia Connection 2006】
ノキア担当者が語る、アジア・日本での展開

マルチメディアセールス&チャンネルマネジメント アジア太平洋地域 バイス・プレジデントのホセ・ルイス・マルチネス氏(右)。左はマルチメディア・コンピューター アジア太平洋地域 ディレクターのスティーブ・ルイス氏

新たな戦略では11のユーザー層を定義
 「Nokia Connection 2006」の2日目となる20日には、アジア・パシフィック地域の担当者に話を聞く機会が設けられた。ノキア マルチメディアセールス&チャンネルマネジメント アジア太平洋地域 バイス・プレジデントのホセ・ルイス・マルチネス氏に、アジア太平洋地域におけるマルチメディア戦略などを聞いた。

 19日に開催された「Nokia Connection 2006」のプレス・カンファレンスやオープニング・セッションでは、端末ラインナップに4つのカテゴリーを設定して展開していくことが明らかにされた。写真や動画、インターネット、ゲームといったマルチメディア戦略も、端末開発や販売の上ではこの4つのカテゴリーや、さらにその中に設定された11のユーザー層に向けて展開されていくことになる。一方で、世界の市場は同時に進んでいるわけではなく、さまざまな面で地域差は小さくない。マルチメディア展開において、日本を含めたアジア太平洋地域をノキアはどういう市場として捉えているのか。

 ホセ・ルイス・マルチネス氏は「アジア太平洋地域全体ではさまざまな国が存在し、景気、経済、文化、宗教など多くが影響しあっている」と前置きした上で、「日本、シンガポール、オーストラリアなどはこれからも成長する。今後爆発的な拡大が予測されるのは、インド、ベトナム、バングラデシュ」と語り、アジア太平洋地域における携帯電話関連市場は今後も大きく成長していく見通しであるとの認識を示した。

 同社では、新たな端末戦略やカテゴリー分けの元になる調査として、合計16カ国、約42,000人を対象とした大規模な市場調査を行なっている。同氏はその調査から、「さまざまな国が含まれているが、44%のユーザーがメインカメラとして携帯を使用し、67%のユーザーが携帯をMP3プレーヤーとして利用している。36%は定期的に携帯電話でインターネットにアクセスしている」という結果を明らかにし、それらのマルチメディア機能は今後も世界中で十分にニーズがあるものとの見方を明らかにした。

 調査結果をもとに設定された11のユーザー層は、日本市場にも当てはまる内容。しかし、日本では端末の販売方法やネットワークサービスをはじめとして、さまざまな面で他の地域と違った展開を求められることも多い。「日本は大きな市場。ユーザーが多く、ビジネスの規模も大きい。魅力は高いと認識している」と日本市場を捉える同氏は、「必ず日本でもノキアの市場を拡大させていく。今後ボーダフォンから発売される機種でも、幅広いレンジをカバーできるだろう。またNTTドコモからも1機種が発売されている」と語り、「日本のボーダフォンに提供を始めてから短期間で成長できたことにまずは満足している。現状は小さな規模だが、必ず大きくする」と述べて、日本市場での今後の展開を力強くアピールした。



URL
  ノキア(英文)
  http://www.nokia.com/

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(太田 亮三)
2006/06/21 11:12

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