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【CEATEC JAPAN 2006】
ドコモ石川氏が語るドコモの現状、903i発表日も明らかに

ドコモ石川氏
 4日、CEATEC JAPAN 2006の基調講演として、NTTドコモ代表取締役副社長の石川國雄氏が登壇した。「モバイルサービスの現状と今後」と題する講演の内容は多岐にわたり、定額制サービスの現状やエリア展開、今後の通信方式など同社の戦略が紹介されたほか、端末ラインナップの展開に関連して、903iシリーズが10月12日に発表されることが明らかにされた。


903iは12日発表、5日には検索サービス関連で新発表も

HSDPA対応機は来春を目処に2機種投入されるという

iモード向け検索サービスについても5日に発表がある
 石川氏は、「ドコモでは、フラッグシップの90Xiシリーズ、スタンダードな70Xiシリーズ、その他のコンセプトモデルと大きく分けて3種類のラインナップで展開している。ハイエンドの902iSシリーズは6月頃にリリースしたが、903iシリーズは10月12日に発表させていただく予定だ。その後、11月下旬にかけて順次販売していく」と述べた。

 また同氏は「今年度末までに20機種ほどリリースする予定だ。今の時代は、1機種だけ大ヒットするという形ではなく、ユーザーのニーズは多様化しており、用途にあわせてバラエティに富んだ端末ラインナップにする必要がある。ワンセグ対応機種は、現状1機種だが、年度内には2〜3機種リリースしたい。また、HSDPA対応機種も来春を目処に2機種提供したいと考えている」と語り、今後の端末スケジュールを具体的に紹介した。HSDPAに関しては、下り最大3.6Mbpsという通信速度でサービス提供されているが、同氏は7.2Mbpsの実現に向けて、開発を進めているとした。

 またグーグルなどの検索サービスが、iモードに導入されることが既に発表されているが、石川氏は「5日にも詳細を発表するが、さらに3サイトほど追加される」と述べ、更に拡充が図られることが明らかとなった。


総合力向上で顧客をつなぎ止める戦略、オペレーションデータなども明らかに

石川氏は総合力アップが必要と述べた
 10月24日にスタートするMNP(携帯電話の番号ポータビリティ制)だが、石川氏は、解約率などの数値を示しながら、「キャリアにとっては継続して利用してもらえることが最も重要。8月の解約率は0.6%、直近だと0.64%で、MNPを前に解約を控えているという見方がある一方、我々のサービスに満足してもらっている証とも言える。解約そのものは、これまでも料金未払いのケースなどで必ず発生する。MNPだから、というわけではなく、キャリアとしては、端末や料金、アフターサービス、店頭での対応など、総合的な魅力をアップさせる必要がある」と語り、これまでの同社関係者と同じ見解を示した。

 このほか同氏からは、さまざまな数値が示された。まずFOMAの加入者数は、9月時点で2,900万契約を達成。年度末には3,500万契約、ドコモ全体の66.2%を占めるまでになるとの予測が紹介された。

 また、パケット通信料定額サービスの「パケ・ホーダイ」については、9月末時点で780万契約に達したという。そのパケ・ホーダイユーザーのうち、4割近くは、パケット通信量が定額分に達していないとのことで、同氏は「気にせず使いたいというニーズが表われている」と分析した。

 クレジットビジネスについては、DCMX(mini含む)の契約数が7月末時点で52万契約となり、「直近では80万近く」(石川氏)まで拡大している。おサイフケータイそのものは、6月末時点で1,380万台となり、年度末までに1,800万台になるとされている。

 このほか、「iチャネル」と「トクだねニュース便」で構成されるプッシュ型情報配信サービスは、利用料が1人平均で月間400円程度となり、7月時点では541万契約となった。iチャネル対応台数のうち、46%がiチャネルを契約していることになるという。


解約率は低下傾向 FOMAへの移行が進められている

パケ・ホーダイの利用率 DCMX契約数も明らかに

プッシュ型情報サービスは順調に推移 おサイフケータイは年度末までに1,800万

ネットワークの今後

今後の基地局展開

光ケーブルを利用したエリア拡充も

具体的な設置例
 8月末に導入されたHSDPAについては、来春までに2機種投入される方針などが明らかにされたことに加えて、今後のサービスエリア展開についても紹介された。石川氏は「2006年度末までに人口カバー率で70%以上、2007年度末までに90%以上の達成を目指す。東京23区からスタートしたが、全国主要都市など、順次エリアを拡大していく。HSDPAの展開によって、音楽サービスについてもストレスなく、1曲丸ごとダウンロードしてもらえる環境になった」とした。

 また、同氏は「“ムーバは繋がるのにFOMAは圏外”という声が寄せられていたが、FOMAのエリア拡充にも注力している。日本全国を1km四方で区切った場合、既にFOMAのサービスエリアはムーバを上回った。全国の駅、高速道路のPA/SAなどでも利用できる」と述べた。

 FOMAのサービスエリアについては具体的な基地局数も紹介された。それによれば、2006年6月時点で、屋外に設置された基地局は25,700局、屋内基地局は7,000局となっている。工事は継続して行なわれており、今年度末には屋外基地局が34,800局、屋内基地局が9,400局に達するという。エリア拡充に関しては、ユーザーからの意見を募り、4万件ほどの回答が寄せられたという。

 石川氏は「最近では、基地局装置から光ファイバーを最大20kmほど延ばして、アンテナだけ設置するというものもある。また、PHSで利用してきた場所にも設置しているが、これであれば鉄塔を設置するよりも安価で、施工スピードも速い」と説明した。

 通信方式そのものについて同氏は、「HSDPAの高速化を図るとともに、HSUPAなど上り速度の向上も検討していく。また、既にスーパー3Gという概念を紹介しているが、100Mbpsという通信速度を実現していきたい。この規格は、3GPPで“Long Term Evolution(LTE)”として検討されており、参加者の間で合意に達したところ。2010年頃には実用化できる見込みだ」と述べた。

 今後の同社の中長期ビジョンとしては、これまで通り「生活インフラ」を目指すとされた。


スーパー3Gの開発も進められている 今後も「生活インフラ」を目指す


URL
  NTTドコモ
  http://www.nttdocomo.co.jp/
  CEATEC JAPAN 2006
  http://www.ceatec.com/

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(関口 聖)
2006/10/04 18:04

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