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竹之内氏はまず、auブランンド単体では、16カ月連続で純増数首位となっている現状を説明し、「10月はMNPの影響もあり単月シェアで75％を獲得した」と語った。CDMA 1X WIN端末は9月に1,000万加入を突破し、パケット定額制の契約率は79％と高い水準をキープしている。ARPUも継続的に上昇しているという。 好調に推移しているauだが、コンテンツビジネスについても2006年第1四半期に約300億円の流通、8月には初めて単月で100億円を達成した。竹之内氏によれば「安心してコンテンツを購入できる環境ある。リッチコンテンツでは今年、ゲームが着うたを抜いたほか、着うたフルや電子書籍が成長著しい」とのこと。 また、現状のユーザー動向として、MNPでドコモやソフトバンクから移ってきたユーザーの方が積極的にコンテンツを購入している状況であるとし、旧ドコモユーザーは天気やニュースなどの実用系、旧ソフトバンクユーザーはエンターテイメント系を購入する割合が高いと述べた。
急成長のサービスとして紹介されたのは、「EZブック」、つまり電子書籍配信事業だった。同氏は、電子書籍の市場を「年間24億円の市場に成長した。先月だけに3億円を超えた」と述べており、とくにこれまでのデジタルコンテンツとは異なり、女性の利用率が高い点が特徴だと語った。従来のデジタルコンテンツは、利用者の7割近くを男性が占めている。こうした中、電子書籍に限ってみれば、女性が55％と男性を上回っているという。とくに20～30代の女性の利用が高く、auでは女性にフォーカスした電子コミックなどにも注力していくという。 また、7月にEZwebのトップメニューに追加されたGoogle検索の状況にも言及。EZwebのトップからの検索はGoogle以前の2.5倍に増加し、アドワーズ広告収入などが拡大したという、懸念されたいた公式サイトへのアクセス減少についても、逆に公式サイトへのアクセスが増加傾向にあるという。竹之内氏は「携帯電話においても、パソコンのようにSEO対策が重要になるのではないか」と語っていた。 最後に同氏は、「我々は現在、お客様満足度の向上を目指して展開している。今後もコンテンツをいかにユーザーに届けるか、努力していきたい」と締めくくった。
■ ＵＲＬ KDDI http://www.kddi.com/ mobidec 2006 http://www.mobidec.jp/ （津田 啓夢） 2006/11/30 14:35 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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