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【ITU TELECOM WORLD 2006】
KDDI小野寺社長、ウルトラ3G構想などを紹介

KDDIの小野寺社長

 KDDIの小野寺社長
 「ITU TELECOM WORLD 2006」で5日に行なわれた講演では、ブロードバンド関連のセッションにKDDIの小野寺正社長が登場し、固定から携帯電話、次世代のネットワークまでを包括した同社の戦略を紹介した。

 小野寺氏は、日本において固定のブロードバンド環境がADSL、FTTHと進化しながら広く普及している様子を紹介。携帯電話も普及が進んでいる様子をグラフで示し、携帯電話からインターネットを利用するユーザーが90%近くに上っているとした。

 携帯電話サービスにおいては、重要な要素として、端末に搭載する機能やデザイン、優れたコンテンツとアプリケーション、リーズナブルな料金プランの3つの要素を挙げる。携帯電話は「単なる通話のための機器ではなく、パーソナルゲートウェイになっている」とし、家庭内から買い物までさまざまなサービスを利用するためのキーデバイスになっているとした。コンテンツ面ではすでにサービスを開始している「EZニュースフラッシュ」「EZチャンネルプラス」を例にBCMCSを利用したサービスを紹介。放送のような概念でリッチコンテンツを配信できる仕組みを説明し、世界に先駆けて導入したサービスであるとアピールした。


3つの要素 BCMCS
 携帯電話サービスを3つの要素で説明  BCMCSを利用したサービスは国内ですでに開始

ビット単価

 通信方式の進化でビット単価は低下
 料金面では、ビットあたりのコストの低下を通信方式の進化で説明。パケット通信の定額制サービスをいち早く導入したことにも触れながら、サービスを拡充しつつビットあたりのコストが下がっている図を紹介した。

 次世代ネットワークへの取り組みでは、国内でも説明されている「ウルトラ3G構想」に触れ、IPベースのネットワークを中心に、異なるアクセス手段からさまざまなサービスが受けられるものとした。また、アクセス手段やサービスプラットフォームをプラグインとして追加できるという概念を紹介し、モバイルWiMAXや次世代の通信方式などを将来的に組み込んでいくことができるとした。

 モバイルWiMAXについては、国内でも積極的に開発を行なっている事を紹介し、“プレ4Gサービス”が提供できるとする図を示した。将来的には音声通話をサービスを含めて完全定額制も可能とするとともに、今後も顧客中心で顧客満足度の向上に努めていく姿勢をアピールした。


プラグイン モバイルWiMAX
 ウルトラ3G構想におけるプラグインの概念  モバイルWiMAXについても可能性に言及


URL
  KDDI
  http://www.kddi.com/
  ITU TELECOM WORLD 2006
  http://www.itu.int/WORLD2006/

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(太田 亮三)
2006/12/05 20:21

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