【WIRELESS JAPAN 2007】 KDDIブースは新機種勢揃い、サービス・法人・新技術も

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【WIRELESS JAPAN 2007】
KDDIブースは新機種勢揃い、サービス・法人・新技術も

　KDDIのブースでは、夏モデルが一挙に揃い、全て操作できる状態で展示されている。5月下旬の発表以来、続々と発売されているが、未発売の「EXILIMケータイ W53CA」や、スライド型のワンセグ対応端末「W54T」なども用意されており、一足先に体験できるようになっている。また新機種展示ブースの横には、ファッションブランドとのコラボグッズが展示されていた。

　サービス関連の展示では、携帯電話で選んだコンテンツをプリンタで印刷する「モバプリ」のコーナーも用意されている。担当者によれば、対応プリンタはセイコーエプソン製のみだが、現在100万台程度出荷されており、今後は対応プリンタの拡大を見込んでいるとのこと。また、これまでの利用傾向としては、40歳代のユーザーからの利用が多いという。


夏モデルが勢揃い	未発売のEXILIMケータイ


3インチVGA液晶でワンセグ対応のW54T	コラボグッズを展示


モバプリの展示	LISMOコーナーも

ThinkPad X61sの展示

　企業向けのさまざまなソリューションを紹介するコーナーでは、E03CAやBluetooth活用ソリューション、「ケータイdeコードレス」などのサービスが紹介されており、活況を呈していた。その一角には、CDMA 1X WIN対応の通信モジュールを内蔵した「ThinkPad X61s」が展示されていた。一部分だけ分解し、モジュールを格納する様子を披露した展示と、操作可能な実機が用意されており、実機ではネットに接続して通信速度を体感できる。


E03CAなども	ケータイdeコードレスのコーナー

■ 次世代技術の展示

コグニティブ無線のデモで用いられた装置。通信方式ごとに異なる

　次世代通信技術の展示コーナーでは、「コグニティブ無線」と「通信・放送連携サービスでの輻輳制御システム」などが展示されている。コグニティブ無線は、ユーザーの現在地周辺の環境に応じて、携帯電話網や無線LANなど、最適なアクセス手段を選択し、効率的なデータ通信を行なえるようにするもの。一方の通信・放送連携サービスでの輻輳制御システムは、テレビ番組でデータ放送経由でのコンテンツアクセスが増大した場合の対処手段として想定されたもので、文字通り、輻輳を防ぐためのシステムとなっている。

　これらは、4月に行なわれたイベント「ワイヤレス・テクノロジー・パーク」での出展内容と同等だが、開発者向けだった先のイベントよりも大規模な会場で紹介されたことになり、KDDIがより幅広い層に向けてアピールした格好だ。


コグニティブ無線のデモで用いられたアンテナ	輻輳制御システムでは、投稿を行なって、その機能を紹介

■ ＵＲＬ
　 KDDI
　 http://www.kddi.com/
　 WIRELESS JAPAN 2007
　 http://www.ric.co.jp/expo/wj2007/

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（関口聖）
2007/07/18 18:26

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