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シャープは、STN方式の1.9型「PF」液晶を展示。現在の液晶は液晶をガラス基板ではさんでいるが、PF液晶はガラスの変わりにプラスチック基板で液晶をはさんだもの。プラスチック基板の重量はガラス基板の約半分、落下強度はガラス基板の10倍あるという。サンプル出荷は夏ごろになる見込み。STN方式で、色の鮮やかさや応答性ではTFT液晶にやや劣るが、いつでも持ち歩く携帯電話の場合、落下強度は魅力だ。 またシャープは、CGシリコン（＝Continuous Grain Silicon、連続粒界結晶シリコン）を使ったシステム液晶を参考出展。デジタル駆動（デジタル?アナログ変換回路内蔵）で、スーパーインポーズ機能も備える。展示の液晶は２インチ（5.1cm）と小型ながら320×240ドットと高精細で、表示色は26万色。展示品はDACが６bitのため26万色だが、８bitのものも作れるという。また低消費電力時（待受時など）は表示色が８色で、消費電力を下げる仕様になっている。サンプル出荷は2002年秋、量産化は2003年秋を見込んでいる。
・ EDEX 2001 http://edex-ess.jesa.or.jp/ （工藤 ひろえ） 2001/04/19 21:50 | ||||||||
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