| ||||||||||||||||
|
セイコーエプソンは独自技術である、「EPSON Color Modulation」を前面に出した展示を行なっていた。この技術により、LCDパネルの表示特性に合わせて色調を最適化したり、中間色を制御することでより自然な肌色の表現などが可能になるという。また、4096色表示の液晶を使いながら、同技術で26万色相当の表示も可能になる。ブースでは「EPSON Color Modulation」技術を採用したTFD方式の新型液晶「MD-TFD II」と、STN方式の液晶を展示して、ボタンを押すことで処理前の画像と処理後の画像を比較できるデモを行なっていた。 同社ではこのほか、2.1インチのTN方式低温ポリシリコン液晶（176×208ドット、26万色）も展示。消費電力は静止画時5.0mWの半透過型で、年内にはサンプル出荷される見込みだという。また、腕時計のモックにQVGA（VGAの４分の１、320×240ドット）表示の対角１インチ（2.6cm）の液晶を組み込んだ展示も見られた。アクティブマトリクス方式の反射型カラー液晶で、消費電力は静止画８色表示時0.015mW、静止画512色表示時0.27mW。こちらは製品化については未定。技術的には製品化することがすでに可能だが、このサイズの液晶のニーズを探っている段階だという。
・ EDEX 2001 http://edex-ess.jesa.or.jp/ （工藤 ひろえ） 2001/04/19 23:10 | ||||||||||||||||
|
|