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【CEATEC JAPAN 2007】
「INFOBAR 2」に注目が集まるauブース

INFOBAR 2
 KDDIブースでは、発売が待たれるau design project端末「INFOBAR 2」のタッチ&トライコーナーが注目を集めた。

 「INFOBAR 2」は、au design project端末第7弾として、11月下旬以降に発売予定のストレート型モデル。初代「INFOBAR」と同様に、デザインは深澤 直人氏が担当。従来のデザイン性を踏襲しつつ、自然な丸みを帯びた形状が印象的な端末となっている。

 ブースでは、「INFOBAR 2」を中心にその周囲を囲むようにau design projectの歴代モデルを展示。会場の説明員は、デザイン性だけでなく、アンテナ内蔵型でワンセグが閲覧できる点など機能性の高さもアピールしていた。


ブース正面にはINFOBAR 2の大型モックアップ ボディカラー「NISHIKIGOI」は初代「INFOBAR」を踏襲

卓上ホルダに接続 使用感を確かめる来場者で混雑していた

W11K INFOBAR talby

neon PENCK MEDIA SKIN

デジタルラジオの仕組みと微弱電波を使った近距離放送システム

ワンセグやデジタルラジオのデモ
 また、ワンセグやデジタルラジオ対応端末のデモコーナーでは、TOKYO FMがデジタルラジオの3セグメント放送の仕組みを利用して、微弱電波でコンテンツを送信するデモを行なっていた。

 デジタルラジオでは、放送波を利用してコンテンツをダウンロードする仕組みが用意されている。たとえば、ラジオを聴きながら、番組特典の着うたをダウンロードするなど、マルチキャストでコンテンツを提供できる。

 今回のデモは、この仕組みを利用して、VHF帯の微弱電波でコンテンツを送信するというもの。会場では、イベント用の特別番組「いきのものがかりの秋ものがたり!!」を配信しつつ、ダウンロード用コンテンツを提供していた。

 微弱電波を使ったコンテンツ配信システムは、従来はUHF帯とワンセグの技術を利用したものだった。今回のデモは、3セグメント放送を利用しており、さらにUHF帯よりも広いエリアをカバーできるVHF帯が利用されている。電波の届く範囲は、15m程度とスポット的な利用が可能。

 微弱電波は、免許を受けずに利用できるのが特徴。今回の送信システムは、住商情報システムの協力により、DekTek社のPCIボード型ISDB-T送信カードがベースとなっている。このシステムを利用することで、たとえば音楽CDショップやイベント会場など限られた場所において、マルチキャストでコンテンツを配信しつつ、着うたなどの有料コンテンツの販売も行なえる。


ケータイ版ライフログ

 「ケータイ版ライフログ」というデモでは、携帯電話を日常のあらゆるシーンで覚え書きのように利用するツールが紹介されていた。RFIDなどのICタグやQRコード、バーコード、GPS、カメラなどの携帯電話の機能を使って、サーバーに自分の情報を記録しておくというもの。

 たとえば、購入した薬のバーコードを読み込んで商品を特定し、パッケージ写真を撮影、サーバーに記録しておけば、自分の服用している薬のデータベースが作成できる。また、ライフログを登録した位置情報も記録すれば、薬の購入した場所などもわかる。登録したライフログをブログとして閲覧も可能となっている。

 なお、11月29日と30日に秋葉原で開催されるシンポジウム「UNS2007」では、プロジェクトの成果などが報告される。29日より実証実験も行なわれる予定。KDDIでは、実証実験の結果などをふまえて、商用化を目指すとしている。


ケータイ版ライフログ。薬のバーコードを読み取る サーバー側に薬のデータが記録される

モバイルWiMAXや「au one」など

実験用免許を公開
 このほか、KDDIでは、モバイルWiMAXに向けた取り組みなども紹介しており、小型の基地局などが展示されていた。さらに、9月27日にオープンした携帯電話とパソコンの統合ポータル「au one」のコーナーや、おサイフケータイを鍵に使うセキュリティロッカーや、レンタルサイクルシステムなども紹介されていた。


モバイルWiMAX用基地局 おサイフケータイ使ったセキュリティシステム

カメラなしの「W44K II」 法人向けアプリケーションがプリセットされている


URL
  KDDI
  http://www.kddi.com/

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(津田 啓夢)
2007/10/02 19:14

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