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【The Mobile World Congress 2008 Barcelona】
ドコモ三木氏、LTEへの取り組みを世界に紹介

ドコモの三木氏
 Mobile World Congress 2008のカンファレンスでは、「LTE Standards」と題したセッションの中で、NTTドコモの研究開発本部移動機開発部部長の三木 俊雄氏が、同社のLTE(Long Term Evolution=3Gの拡張規格)への取り組みと今後の見通しについて語った。

 まず三木氏は、8割が3Gという世界的に見ると3Gへの移行が進んでいるドコモの現状などを紹介した。LTEについては、「ドコモではSuper3Gと呼んでいるが、内容は世界でLTEと呼ばれているものと同じ」と紹介する。

 LTE導入の進捗状況については、去年までに規格制定がほとんど終わり、あとは端末のテストが残されているだけだとし、「端末テストも今年中に終えて、LTE商用化に向かっている。ドコモは2009年までに開発を完了させる」と順調なことをアピールした。


ドコモのHSDPA端末群。丸で囲まれている機種は7.2Mbpsにも対応する Super 3Gについて。3GPPにおけるLTEと同じ

LTEの標準化タイムスケジュール ドコモのLTE導入への予定

 続いて三木氏はLTEの次の技術である4Gについても言及する。4Gは、3Gと異なる広い周波数帯を想定した高速通信システム。三木氏は、4Gのフィールドテストなどを紹介し、積極的に取り組んでいることをアピールする。開発の進捗状況については、標準化が今年で終わり、数年で商用化されるとの見通しを語った。

 WiMAXとはどうやって棲み分け・組み合わせていくのか、という聴講者の質問に対しては、WiMAXとLTEには似た部分があるが、一緒にしてしまうか別々に扱うかは、事業者によって違う、との見解を示した。

 LTE導入により、エンドユーザーはどんなことができるようになるのか、という質問に対しては、「LTEで実現する高速な通信速度と低遅延性により、リアルタイムコミュニケーションを高速通信で行なえるようになる。これがどんなサービスを提供できるかのヒント」と語った。


Super 3Gと4Gの違いを説明 1Gbpsの速度でHD動画24本を転送した実験を紹介


URL
  NTTドコモ
  http://www.nttdocomo.co.jp/

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(白根 雅彦)
2008/02/13 13:15

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