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【第11回 組込みシステム開発技術展】
「iWnn」やAtom端末など、携帯関連技術を紹介

 5月14日~16日の3日間、東京ビッグサイトにおいて、組込機器関連の展示会「組込みシステム開発技術展」が開催されている。本誌では、携帯電話関連の話題を中心にお伝えする。


オムロンソフトウェア

 オムロンソフトウェアのブースでは、13日に発表されたばかりの携帯電話などのモバイル機器向け日本語入力システム「iWnn」(あいうんぬ)のデモンストレーションが行なわれた。

 同社はこれまで、携帯電話の各メーカーに対し、日本語入力システム「AdvancedWnn」など、Wnnシリーズを供給してきた。新たな「iWnn」では、「intelligent」「individual」「integrated」「international」の4つの「i」をキーワードに変更が加えられている。

 携帯電話の時刻やカレンダーなどのAPIと連動し、季節や時間帯を考慮した予測変換が行なえる。例えば、季節が春であれば、「お」と入力すると「お花見」といった変換候補が登場する。時間が朝なら「おはよう」、夜なら「おやすみ」といった候補が上位にランクされるというわけだ。

 また、過去の文章などから、メールなどを送信する相手によって、登場する変換候補が変化し、友人にはくだけた表現、上司には堅い表現などの変換候補が優先される。方向キーの右を押すことで候補の絞り込みも行なえる。例えば、「デザイナー」と入力したい場合、「で」と入力しただけでは多くの変換候補から選ぶ必要がある。ここで右キーを読み仮名分押すことで、文字数で候補を絞り込みできる。

 さらに、アドレス帳に記録されている名前を入力すると、変換候補にメールアドレスや電話番号なども表示される。音楽データベースなど外部の辞書データも候補に加えることが可能。「AdvancedWnn」の学習辞書をそのまま活用可能で、機種変更時にこれまでと同じ日本語入力環境をすぐに構築できる。

 ブースの説明員は「iWnn」を採用した携帯電話の登場時期について、それほど時間がかからないと話していた。「iWnn」採用端末は夏頃には登場するようだ。


変換候補を絞り込み アドレス帳と連携

「$2」の変換候補には、日本円換算の金額も表示された 端末の辞書と連携した表示も可能


URL
  オムロンソフトウェア
  http://www.omronsoft.co.jp/

関連記事
機種変更後も辞書を継続できる、携帯向け日本語入力「iWnn」

インテル

 インテルのブースでは、ブースのもっとも目立つ場所で、同社のモバイルインターネット端末(MID)向けCPU「Atom」プロセッサー採用製品を紹介していた。

 参考出品として、ケース内で展示されていたのは、ソフィアシステムズ製のMID端末開発プラットフォーム、クラリオンのモバイルナビ端末「MiND」、パナソニック製のタフネス設計のUMPC「タフブック」など。ブースでは、専門の説明員が白衣を着用する演出で、インテルの小型化への取り組みを説明していた。


ブースには大きなロゴ タフブック

ソフィアシステムズ製「PERTREE」 MiND


URL
  インテル
  http://www.intel.co.jp/

関連記事
インテル、小型端末向けCPU「Atom」の詳細を発表

イーグローバレッジとNEC

 イーグローバレッジのブースでは、高速赤外線通信技術であるIrSimpleを活用したソリューション「IrShower」のデモンストレーションを行なっていた。

 「IrShower」は、赤外線をコンテンツ配信に活用したソリューション。IrSimpleの送信機から送り出されたデータを携帯電話で受信し、不特定多数に動画などのコンテンツ配信を行なうというもの。店頭やイベントにおける情報取得手段として、活用できるとしており、10万円程度から導入できるという。

 現在、NECとともに共同でプロモーションを行なっており、今回のイベントではNECもブース内で「IrShower」を紹介していた。また、今回のデモはNECが開発した新たな送信機を使って行なわれていた。赤外線通信というと、端末同士を正対させて通信するイメージを抱きやすいが、今回の送信機は30度の範囲まで広く受信が行なえる。ブースでは、天井付近に送信機を設置し、文字通りシャワーのように赤外線を降らせていた。


上部に赤外線送信機 IrSimpleなので高速受信が可能

画像を受信 動画を受信

 また、NECのブースでは、NECソフトが微弱電波を使ったワンセグ送信機を参考出品していた。「YouCast」と名付けられたこの製品は、微弱電波を使って3m程度の狭い範囲に限ってワンセグ放送を行なうもの。NECエレクトロニクス、シマフジ電機、NECソフトの3社が協力して開発された。

 微弱電波を使った放送は、放送免許を取得することなく利用できる。いわゆるミニFMのようにワンセグを活用し、スーパーなどの店頭で「ミニ・ワンセグ放送」を使ったプロモーションが行なえる。ユーザーは、ワンセグ対応携帯電話で指定のチャンネルに合わせると、映像が閲覧できる。

 送信機となる「YouCast」はイーサネットなどでパソコンと接続する。現在、ソフトウェアを開発中とのことで、商品化やシステムの詳細については未定だという。


YouCast 狭いエリアでワンセグ放送


URL
  イーグローバレッジ
  http://www.e-globaledge.com/
  NECソフト
  http://www.necsoft.com/

KDDIの緊急地震速報対応通信モジュールなど

 このほか、KDDIのブースでは、13日に発表された緊急地震速報対応の通信モジュール「WM-M210A」を展示。デモンストレーションのコーナーには多くの来場者が集まっており、緊急地震速報への関心の高さがうかがえた。


WM-M210A デモ環境

 ACCESSのブースでは、日本テレビと展開しているワンセグおよびISDB-Tmm関連の展示や、NetFront BrowserのWidgetsなどを紹介。フリースケールは、同社のアプリケーションプロセッサ「i.MX」(アイドット・エムエックス)や、WiMAX関連の展示を行なっていた。3Dのレンダリングエンジンなどを展開するエイチアイは、ブラウザベースの3Dアバターのデモなどを行なっていた。


モジュールラインナップ ACCESS、ワンセグのデータ放送の取り組みを展示

Widgets YouTubeのWidgets

JavaScriptでYouTubeのプレーヤーを操作 Widgetsの活用シーン

フリースケールのi.MXプロセッサ WiMAXのリファレンスデザイン

エイチアイの3Dアバター。Flashではなく、ブラウザベースで表示可能 アバターの着せ替え


URL
  KDDI
  http://www.kddi.com/
  ACCESS
  http://jp.access-company.com/
  フリースケール
  http://www.freescale.co.jp/
  エイチアイ
  http://www.hicorp.co.jp/


(津田 啓夢)
2008/05/14 18:46

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