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CeBIT 2001(3/22~3/28)
「CeBIT 2001」レポート・その15

回線一体型PDA「Mondo」はOSにPocket PCを採用。PCとの接続はUSBポートや赤外線通信ポートを利用する。GSM携帯電話部分はGPRSをサポートする
 ヨーロッパでは「Trium」というブランドで携帯電話関連の製品を展開する三菱電機。昨年のレポートで紹介した回線一体型PDA「Mondo」がいよいよ発売され、今回のCeBITでも展示されている。

 MondoはOSにPocket PCを採用し、16MBの本体メモリを搭載する。240×320ドット/16階調表示が可能なモノクロ液晶ディスプレイを採用し、バックライトも備える。通信機能はGPRS対応GSM携帯電話を内蔵し、ハンズフリーやイヤホンマイクによる通話が可能だ。今月からヨーロッパで販売が開始されたが、反響もなかなか良好のようだ。実売価格が約1000ユーロ(約11万円前後)と高価なため、主なユーザー層は法人及び企業内個人が中心だそうだ。気になるヨーロッパ以外への展開だが、基本的に地域ごとに別々に開発されているため、今のところは考えていないそうだ。米国についてはGSM携帯電話が使えるエリアもあるため、発売される可能性もあるが、方式がまったく異なるエリアはハードウェアを設計し直さなければならないため、難しいという。日本についてもFOMAの開始で、UIMカードが利用できるため、2台目端末として期待されるが、W-CDMA方式はGSM携帯電話よりもハードウェアが複雑な上、コストが高くつくため、当分は登場する可能性はないそうだ。

 また、同社ではカラー液晶を搭載したGPRS対応の主力モデル「eclipse」、コンパクトなフリップ式のGPRS対応モデル「sirius」も出品している。eclipseはアイコンメニューや壁紙、vCalender形式によるスケジュール機能、IrDA準拠の赤外線通信ポート、3和音着信メロディなどの機能を搭載する。siriusも赤外線通信ポートや標準搭載のゲーム、vCalender形式によるスケジュール機能などを搭載する。この他にも、5色のカラーバリエーションをラインアップした「Neptune」などを出品している。


液晶ディスプレイはバックライト装備で明るく、反応速度も高速だ。ボディを意外にコンパクトで薄い。重量は約200gと軽い。このサイズなら、日本でも十分通用しそうな気がするのだが…… カラー液晶を採用したGPRS対応携帯電話「eclipse」。側面には赤外線通信ポートも備える

フリップ式を採用したGPRS対応携帯電話「sirius」。曲線を活かしたデザインが特徴 5色のカラーバリエーションをラインアップした「Neptune」。ボディとフリップ部分が半透明になっている

・ CeBIT 2001(英文)
  http://www.cebit.de/homepage_e
・ NTTドコモ
  http://www.nttdocomo.co.jp/


(法林岳之)
2001/03/26 00:00

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