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「CommunicAsia2001」レポート
パナソニックや三菱はGSM方式携帯電話を中心に展示

 「CommunicAsia2001」では、日本からNTTドコモのほか、パナソニック(松下)、Trium(三菱電機)が出展している。両者とも3月にドイツで開催されたCeBIT 2001の展示とおおむね同じ製品を展示していたため、ここでは写真中心に、簡単にレポートしよう。


・ CommunicAsia2001(英文)
  http://www.communicasia.com/

パナソニック、3Gケータイなどコンセプトモデルを多数展示

パナソニックのGSM携帯電話「GD95」。日本のP503iなどと同様、アイコンメニューを採用している
 「CommunicAsia2001」のパナソニックブースでは、携帯電話端末を中心に展示している。

 パナソニックのブースはNTTドコモブースの向かい側だが、海外でも携帯電話事業を展開しているパナソニックのブースは、GSM方式携帯電話の新製品「GD35」とGPRS対応端末「GD95」の展示がメイン。日本向けのPDC端末の展示は見られなかった。

 このほか、次世代携帯電話のコンセプトモデルも多く展示されている。「3G/UMTS」と称したコンセプトモデルは、UMTS/GPRS/GSMの3つの通信方式に対応するもの。また、Bluetoothを利用したエンターテイメント端末や、GPSを組み合わせた端末などのコンセプトモデルも見られた。


パナソニックのコンセプトモデル。SDオーディオやJava、外付けカメラなどに対応するという ドコモブースで展示していたコンセプトモデル。パナソニックのパンフレットには次世代携帯電話としてこの端末が掲載されている

luetoothを搭載、対戦ゲームなどの用途を想定したエンターテイメント端末のコンセプトモデル。パソコンや携帯電話とも接続できる ゲームを重視した携帯電話のコンセプトモデル。ボタン配置が家庭用ゲーム機のコントローラのようだ

三菱電機は欧州市場向け「Trium」ブランドの端末を展示

cosmo-@は、三菱電機製端末ではおなじみのフリップ型。ただし国内向け端末がボタン部分だけを覆っているのに対し、cosmo-@のフリップは液晶の一部も覆い隠すデザインだ
 「CommunicAsia2001」で三菱電機は、GSM携帯電話向けブランド「Trium」の名でブース展示を行なっている。ブース内にはPDC端末のコーナーも用意されていて、NTTドコモ、J-フォン、ツーカーの最新機種が並べられているが、ブースの主役はGSM携帯電話。液晶部分までをフリップで覆う「cosmo-@」を始めとした現行機種の人気が高い。

 また、Pocket PC型携帯電話「mondo」と、カラー液晶搭載機「eclipse」も展示されている。

 mondoはマイクロソフトのPocket PCを採用したPDA一体型のGSM端末で、GPRS方式のパケット通信にも対応する。音声通話も利用可能だ。すでに欧州では発売済みで、シンガポールでも近々発売予定だと言う。ただし、携帯電話としてはGSM方式対応なだけに、残念ながら日本での発売の予定はないとのこと。

 eclipseは、Triumブランドとしては初めてのカラー液晶を搭載したGSM方式の携帯電話。市場投入は今年後半となる見込みだが、カラー液晶を搭載した携帯電話がまだ市場にないシンガポールでは、多くの来場者の注目を集めていた。


cosmo-@のフリップを閉じた状態 TriumブースのPDCコーナー。説明員はD503iの実機を持っている

カラー液晶搭載機「eclipse」 Pocket PC「mondo」。下部のマイクと上部のスピーカで通話できる。ダイヤル操作などはほとんどタッチパネル液晶で行なう


(白根 雅彦)
2001/06/20 00:00

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