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東京ゲームショウ2001春(3/30~4/1)
プレイステーションとiモードが繋がった!

3月30日~4月1日までの3日間、幕張メッセで社団法人コンピューターエンターテインメントソフトウェア協会(CESA)主催による「東京ゲームショウ2001春」が開催される。今回のゲームショウも、前回の「東京ゲームショウ2000秋」同様、NTTドコモが特別協賛するとともにブースを出展している。

 NTTドコモのブースでは、実際に遊べるiアプリ端末が大量に展示されているほか、展示会お決まりのFOMAのモックアップも展示されていた。また、向かいのソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)のブースに面したコーナーでは、プレイステーションとiモードを組み合わせた展示も行なわれていた。


携帯電話接続ケーブル

 ドコモのブース、SCEIのブースではともに、プレイステーションとiモードを接続する「携帯電話接続ケーブル」を使った各種ゲームの展示を行なっている。「携帯電話接続ケーブル」はゲームショウ前日の3月29日に発売されたSCEIの製品で、とくにSCEIのブースでは多数の試遊台を設置し、実際にiモードを使ったゲームサービスを試せるようになっていた。




SCEIブースのほとんどの試遊台にはお姉さんが張り付いていて、丁寧に使い方を教えてくれる(左)。右の写真は巨大なPS oneと巨大なSO503i


 「携帯電話接続ケーブル」は、iモード端末のiモード機能を外部機器から使用する「iナビリンク」機能を利用するもので、同梱のブラウザソフト(ACCESS製Compact NetFront)では、iモード公式サイトをプレイステーション上で見ることができる。基本的にiモード端末と同様にiモード用ウェブページをプレイステーションから閲覧できるが、iメロディやiアプリなどの一部のサービスはプレイステーションからは利用できない。通信費用も普通のiモード端末と同じ。ただし、iモードサイトがテレビ画面に表示されるので、桁数が多くなって表示が乱れることもあるという。このほか、同梱されるソフトは携帯電話のメモリダイヤル編集機能や、iモードメールを送受信する機能もある。

 ちなみにプレイステーションからiモード公式メニューにアクセスすると、メニューリストの一番上に「プレイステーション」という項目が表示される。実はこの項目、普通のiモード端末からアクセスした場合でも、公式メニューの「iアプリメニュー」と「iナビリンクサイト」のあいだに表示される。これは「携帯電話接続ケーブル」の発売とともに追加されたメニュー項目らしく、プレイステーションとiモードを組み合わせた「iモードもいっしょ」や「Check-i-TV」などのゲームはここに追加されるという。



ブラウジング中のメニューもiモード端末と変わらない(右)。自分でURLも打ち込める。このほか添付されるソフトには、iモードメールを端末から取り込む機能や、直接メールを送信する機能など、さまざまな機能がメニューから使える(右)


プレステ、ポケステだけでなく、iモードもいっしょ

 「iモードもいっしょ」は、電子ペットと会話を楽しむゲーム「どこでもいっしょ」の追加ディスク。プレイするには「どこでもいっしょ」本編と携帯電話接続ケーブル、対応iモード端末、そしてプレイステーション本体が必要。従来の「どこでもいっしょ」では携帯ゲーム機「ポケットステーション」経由で電子ペットや他のプレーヤーとコミュニケーションを取っていたが、「iモードといっしょ」を追加すると、ネットワーク経由で他のユーザーとコミュニケーションを取れるようになる。

 「iモードもいっしょ」のiモードサイトからは、ゲーム中で知り合った人にメッセージを送ったり、スケジュール帳「どこでも手帳」を利用できる。iモード端末から電子ペットと会話することはできないが、スケジュール帳の内容を元に「そろそろ会議の時間だニャ!」のようなメールを送ってくれるリマインダー機能もあるという。

 「iモードもいっしょ」は5月発売予定で、価格は2800円。同時に「iモードもいっしょ」「携帯電話接続ケーブル」のセットが4800円、「どこでもいっしょ」「iモードもいっしょ」「携帯電話接続ケーブル」のセットが5800円で発売される。



トロもネットワーク経由で聞いてきた単語を口にする(左)。右はiモードに届いたメールのイメージ



ネットに接続中は「熱烈歓迎」(左)、切断中は「オフライン」(右)と表示されるようだが、左の写真のトロがあまり歓迎ムードでないあたりがトロらしい

(C)Sony Computer Entertainment Inc.


擬似テレビ番組ゲーム「Check-i-TV」

 「Check-i-TV」はプレイステーション2専用のネットコミュニケーションゲーム。内容はテレビ番組形式のさまざまなコンテンツが毎日ネット経由で配信されるというもの。メインとなる投稿形式の番組では、「恋人が目の前でオナラしたら、アナタは、許す? 許さない?」などの議題が毎日提示される。これに対してプレーヤーは「投稿」という形で「許せない、したかったらトイレでするべき」などの意見を提出できる。プレーヤーからの意見は集計され、テレビ番組としてダウンロードできるようになる。投稿はiモードサイトからも可能なので、昼間は出先でiモードから投稿し、夜はプレイステーションで番組を楽しむ、ということが可能となる。

 ゲームの仕組みとしては、面白い投稿だけを掲載する掲示板と同じようなものだが、ダウンロードする番組のデータ容量は少ないのに対し、それを元に構成されるプレイステーション2上のCG番組は非常にバラエティに富んだ構成となっており、このほかにも有名人ゲストを招くインタビューコーナーや、話題の映画やドラマなどをテーマにした読者レビューコーナーも用意されるという。Check-i-TVは4月26日に2800円で発売予定。携帯電話接続ケーブル同梱セットも4800円で発売される。



プレイステーション上でのゲーム画面イメージ。送られてきたデータをもとに、CGのキャラクターが激論を交わす

(C)Sony Computer Entertainment Inc.


トロ×田村正和、夢の競演

 ちなみにドコモ、SCEIの両ブースには、同日発表されたドコモとSCEIのタイアップ広告「iモードマークに扮するトロ(SCEIのキャラクタ)」と「プレイステーションマークの一部に扮する田村正和」が掲示されている。どの広告もちょっと高いところに掲示されており、気がつかない人も多いようだが、よく見るとかなりインパクトがあるので、会場を訪れる際にはぜひ見ていただきたい。


今回掲示されていた広告。SCEIのキャラであるトロがiモードマークに(左)、ドコモの広告キャラの田村正和がプレイステーションマークになっている(右)。ちなみに拡大するとこんな感じ(トロ田村正和

・ 東京ゲームショウ
  http://www.cesa.or.jp/tgs/
・ NTTドコモ
  http://www.nttdocomo.co.jp/
・ ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)
  http://www.scei.co.jp


(白根 雅彦)
2001/03/30 23:57

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