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【モバイル・コンテンツ・フォーラム】
KDDI、次世代サービスを法人市場にアピール

KDDI 商品企画本部 モバイルインターネットビジネス部 次長 大村好則氏
 11月20日、都内のホテルで携帯電話コンテンツの関連企業が参加する任意団体、モバイル・コンテンツ・フォーラムの総会が行なわれた。KDDI 商品企画本部 モバイルインターネットビジネス部 次長 大村好則氏が、「au次世代サービスの展開」と題した講演を行なった。

 会場の大半がコンテンツ開発者や関連企業の関係者とあって、講演の内容は12月から開始される新サービスについての説明が中心になった。冒頭、大村氏は、GPSを使った位置情報サービス「eznavigation」やMPEG4形式での動画配信サービス「ezmovie」、さらにはコンテンツ記述言語の統一規格WAP 2.0の採用など、同社が発表した新サービスを列挙し、「いち早く新しい技術を取り入れ、ユーザーの利便性を上げていく」と自信を見せ、個別の説明に話題を転じた。

 eznavigationでは、誤差範囲は数メートル以内という精度の高さをアピールするとともに、コンテンツが要求する精度を3段階に切り替える機能を紹介した。GPSケータイによって、勤怠管理や配送車のルート検索、バス到着情報など、個人から法人まで様々なサービスが提供できるとした。

 MPEG4形式の動画ファイルを配信するezmovieの説明では、詳しい規格を説明したあと、ezmovie作成ツールを無償ダウンロード可能にすることや、アドビのPremierのような市販の動画編集ソフトウェアにも変換ツールを同梱する予定を明らかにした。

 また、WAP 2.0に関しても、デファクトスタンダードの技術を取り入れたことで、iモード用一般サイトをはじめユーザーがより多くのコンテンツを教授できると説明。さらに、ネットワークのオープン化についても触れ、EZwebのトップメニューに「Yahoo! モバイル」や「BIGLOBE」など、他社のポータルサイトにも接続できるようにしたほか、ユーザーの選択肢を増やした、「インターネットナンバー」に代表されるサイトごとに割り振られた固有の番号の入力でアクセスできるサービスもEZwebメニュー内に設置したことなどを挙げ、ユーザビリティ向上の努力に注力していることをアピールした。

 同氏は講演中、同社の新サービスが法人市場にも適した技術であるとし、「従来、エンターテイメント系のコンテンツが中心だったが、GPSやBREW、ezmovieの導入で今まで大きな市場ではなかった法人向けのアプリケーションがどんどん増えていくだろう」と再三強調していた。

 最後に同氏は今後のCDMA2000の展開について、「高速のデータ通信をより安く提供していきたい」と抱負を述べ、講演を締めくくった。


12月発売の新端末から、WAP 2.0に対応した
GPSの測定精度

ezmovieの仕様。ISOに準拠したMPEG4形式だ ムービー編集ソフトは無償でダウンロードできるようになる

次世代プラットフォームの概要 次世代サービスのロードマップ

・ KDDI
  http://www.kddi.com/

au、GPS・動画配信・WAP2.0など新サービスを発表

・ モバイル・コンテンツ・フォーラム
  http://www.mcf.to/


(伊藤 大地)
2001/11/20 23:08

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