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【JavaOne 2001】
パパドプラス氏基調講演でKDDIとJ-フォンがJavaのデモ

米サン・マイクロシステムズ
グレッグ・パパドプラス氏
 11月28日~30日の3日間、パシフィコ横浜で開催されているJava開発者向けのコンファレンス「JavaOne」。2日目の29日、米サン・マイクロシステムズ シニア・バイスプレジデント兼最高技術責任者のグレッグ・パパドプラス氏による基調講演が行なわれた。講演中、J-フォン 専務取締役 サービス開発本部長の桑折恭一郎氏とKDDI au事業本部 au商品企画本部長 上席理事の井上幾由氏がゲストスピーカーとして招かれ、自社の新サービスのプレゼンを行なった。


J-フォン 桑折恭一郎氏
 J-フォンの桑折氏は、来年1月以降発売のJ-SH51、J-K51から対応する新たなJavaアプリ規格について説明した。パケット通信の対応に伴い、容量制限が100KBへと拡大されていることをアピールした。

 また、J-フォン独自の3Dポリゴン表示機能は、光源の移動や、ガラスなど半透明の物体を表現できる機能が追加され、さらに表現力が強化されたと自信を見せた。

 なお、28日にJ-フォンは新しいJavaアプリの規格を公開したが、桑折氏は「ユーザーが自作アプリを自由にサイト上で配布できるようになる段階はまだ先」と述べ、当面の間、一般Javaアプリは、スパイシー・ベクターやバンダイネットワークスのJavaアプリケーションポータルサイトを通じて配信する方針であることを明らかにした。

 最後に同氏は、タカラとインデックスが開発した「DREAM FORCE 01」ベースの2足歩行ロボットを、携帯電話のJavaアプリからコントロールするデモを行なった。壇上に上がったロボットは、歩行、お辞儀を行ない、会場を沸かせた。


KDDI 井上幾由氏
 一方、KDDIの井上氏は、12月に発売するC3001H、C3002K、C5001Tとそれらで利用できるeznavigation、ezmovie、ezplusといったサービスを解説した。プレゼンテーションはeznavigationと新サービスの開始とともにバージョンアップされるezplusの技術解説が中心で、同氏は、通信機能をもったezplusと位置情報サービスeznavigationの組み合わせでさまざまなソリューションが提供できることを強調していた。説明の後、ezplusのアプリケーション上でeznavigationで得た現在位置をメール添付して送信するというデモを行なった。

 メインスピーカーとなるパパドプラス氏の講演では、時代の進化に従い、スーパーコンピューターに代表される中央集権型のネットワークから、さまざまな機器がIPアドレスを持ち、ネットワークにつながっていく分散コンピューティングへと移り変わる様子を技術的に解説。今後、さらに広まると見られるパソコン、携帯電話、カーナビゲーション、情報家電などさまざまな機器が混在する分散コンピューティングの世界でもっとも適したプラットフォームがJavaであることを強調する内容となった。


「うらら」もバージョンアップ 今回から透過処理も可能になった

Javaアプリからコントロールできる 「お辞儀」。桑折氏も「(ロボットの)機嫌が良くてホッとした」

KDDIのデモ。C3001HでGPS情報をメールで送信 通信ができるようになった新しいezplusをアピール

・ JavaOne
  http://jdc.sun.co.jp/javaone/
・ サン・マイクロシステムズ
  http://www.sun.co.jp/
・ J-フォン
  http://www.j-phone.com/
・ KDDI
  http://www.kddi.com/


(伊藤 大地)
2001/11/29 16:05

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