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25日から27日まで３日間開催された「LCD/PDP International 2000」で、シャープはカラーのプラスチック液晶など、携帯電話向けの液晶を展示した。 プラスチック液晶は、ガラス基板を使用した通常の液晶に比べて厚みは２分の１、重量は３分の１、耐衝撃性は10倍。携帯用に非常に適した液晶だ。今回展示されたのは1.6型の半透過反射型カラーSTNのプラスチック液晶。表示解像度は96×128ドット、色数は256色。重量はわずか7.6グラムだ。量産は2001年１月を予定しており、来年春頃の新機種に搭載される可能性がある。 シャープでは、携帯電話向け液晶コーナーを設けて、上述のプラスチック液晶のほか、動画向きのSTN液晶や高輝度表示のSTN液晶、DMTN（Double Metal Twist Nematicの略、アクティブマトリクス方式）液晶などを参考出展。IMT-2000導入によるワイドバンド化で本格化すると見られる動画配信に備え、STN、DMTNとも動画対応を強調した展示となっている。展示された1.9型のSTN液晶は、4096色128×160ドット表示、応答速度60msで15フレーム/秒の動画表示が可能な半透過反射型。2.6型のカラーDMTN液晶は、応答速度30msで、30フレーム/秒の動画表示が可能。4096色表示で160×240ドットと、Palm OS搭載機を上回る表現力となっている。DMTN液晶は、反射型・半透過反射型・透過型の３種を並べて展示、比較できるようになっていた。 ほかに、PDA用として、LEDフロントライト付きで、反射率40％以上の高反射型カラーTFT（HR-TFT）液晶などを出展していた。展示のHR-TFT液晶は、3.9型で解像度は320×240ドット、表示色数は26万色だった。
■ ＵＲＬ LCD/PDP International 2000 http://expo.nikkeibp.co.jp/lcd/ シャープのLCD/PDP International 2000出展案内 http://www.sharp.co.jp/ed/show/lcdint00.htm （工藤 ひろえ） 2000/10/27 20:00 | ||||||||
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