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モバイラーズ★EYEタイトルGIF
Palmが苦手な人のためのCLIE PEG-T600C入門
山田道夫
1996年に開設したサイト「携帯電脳」を模様替えし、1999年1月スタートしたWeb&メールマガジン「MOBILE NEWS」編集長。モバイルノートPCからデジタルガジェットまで「小さくてデジタルなもの」にこだわった最新情報を提供している


 昨年、ひさしぶりにPalm OS搭載PDAを買った。ソニーのCLIE PEG-T600Cだ。筆者の場合、Palm機は優れたPIMブラウザだと思う一方で、筆者の使い方では機能不足とつねづね感じていて、なかなか購入する気にはなれないでいた。今回は、そういう筆者がPEG-T600Cを気に入って購入した理由や、1カ月以上、日常的にメインのPDAとして使ってみた感想、現在の筆者の環境などをご紹介したい。なお、次回は、PEG-T600Cなどで利用可能なさまざまな周辺機器とその使い勝手を紹介したいと考えている。


Pocket PC派の筆者がPEG-T600Cを購入した理由

CLIE PEG-T600C
 年末に本誌編集部から、貸し出し用のCLIE PEG-T600Cが届いたとき、筆者は実はすでに購入してしまっていた。カラーPalm機としては最薄型の筐体にスタイリッシュなデザイン、過大なほどのバンドルソフトウェア、かなり戦略的な価格付けなど、新製品として非常に魅力的だったことは確かだ。

 しかし、それだけだったら私はPocket PCを使い続けていたと思う。また、PEG-T600Cの基本的な中身は、ソニーCLIEの第二世代ともいうべきクリエPEG-N700Cからそれほど大きく変わったわけではない。ソフトウェアも、一部追加されたり、バージョンアップしているものもの、基本的には1年前に発売されたPEG-N700Cとそれほど大きく異なっているわけではない。

 もっとも変化したのは、私のモバイル環境だ。つまり、それまでのノートPCをあまり外で利用しない環境から、ThinkPad s30の購入により、いつでもどこでもノートPCを利用する環境ができてしまったというのが最大の理由だ。それまでもノートPCは使ってはいたけれど、ThinkPad s30とWindows XPによって、即座に起動可能で、なおかつバッテリーによる長時間駆動が可能な環境が手に入ってしまったのだ。これは、劇的に筆者のモバイル環境を変えてしまった。無理にPDAでWebブラウズする必要はないし、無理やりPDAで入力する必要もない。

 確かに1.5kg近い重量はPDAに比べればはるかに重いが、鞄に入れてしまえばさほど苦になるほどではない。さらに、DDIポケットのAirH"の登場によって、新幹線の中や山中などの一部を除けば、地下鉄の中だろうと電車の中だろうとどこでも常時アクセス可能な環境が実現してしまったのだ。たとえば、この原稿も近所のドライブスルータイプのマクドナルドでWebブラウズしつつ書いている。

 それまではメインのPDAとしてiPAQ Pocket PCを使っていたがまったく満足していた。ただ、ThinkPad s30の機能と重なる部分も結構あったので、小型・軽量で美しいデザインのシンプルなPIMブラウザが欲しくなったのだ。PEG-T600CがシンプルなPIMブラウザかといえば、必ずしもそうではなかったが、iPAQ Pocket PCに比べたら間違いなくシンプルではある。価格もそんなに高くはないこともあって、ひさしぶりに自分で購入したPalmデバイスとして使ってみることにしたのだ。

 実際に使ってみると、環境が整うに従って、なかなか気に入ってきた。ただし、それはメインで使うものがThinkPad s30というノートPCであり、ThinkPad s30が使いにくい環境においてのみ利用することから気に入ったのだと思う。ThinkPad s30をどんなに愛用していても、さすがに立ったまま使ったり、外出先で取り出してさっと使うといった用途にはまったく向かない。PEG-T600Cは、そういったPDA本来の使い方にはなかなか向いているといえる。


実際に使ってみて

 PEG-T600Cで気に入っている点は、比較的小型で、また厚すぎず薄すぎず、即座に取り出しやすく持っていて滑らない点だ。PEG-T400は筆者には薄すぎて、逆に持ちにくく感じられてしまう。また、ストラップが付けられる点も気に入っている。

 ただし、気になる点もある。筐体の素材がやわらかく傷つきやすい。筆者のPEG-T600Cにはすでに筐体裏面に3、4筋の傷がある。筆者の場合は使っていれば傷が付くのは当たり前という感覚なのだが、気になる人もいるだろう。また、液晶カバーが外れやすく、そのわりに外そうという時には片方が取れにくい。バッテリーの持ちも、これは使い方にもよるが、良いとはいえないだろう。バックライトをつけたままゲームをしたら、3時間程度でバッテリーが切れてしまう。

 Palmwareは、後述するが筆者の好みからすると以下で紹介していくがややシンプルな気がする。悪くはないけれど、単機能な点が気に入っている点と物足りない場合がある。Palm OS自身の問題点、古いCPU、シングルタスクである点などは苦痛だ。逆にソフトウェアの中にはこんなことが可能なのかと驚かせてくれるものも多い。

 なお、ThinkPad s30では、筆者の環境ではなぜかUSB接続ができなかったが、「Windows」フォルダの「System32」ファイルをドライバとして認識させたらPEG-T600CをUSBデバイスとして認識できるようになった。


現在の筆者の環境

 紆余屈折あったが、購入から1カ月以上使ってみて現在の筆者の環境は結構安定してしまった。日常的に使うソフトウェアを試行錯誤することもあまりなくなったし、リセットやフルリセットに苦しむということもない。以下、筆者の使い方における各ソフトウェアの位置づけと嗜好をご紹介させていただく。PDAの使い方は人によって千差万別なので、当然、異なった環境、使い方では異なった結論になるものと思う。また、Palmの知識はさほど深くはないので、誤解や勘違いもあるかもしれない。寛恕いただければと思う。

 膨大なPlma用のソフトウェアの中から、自分の気に入ったソフトウェアを探す一助になれば幸いだ。


PDAの基本。CLIEで使うPIMソフトウェア

 PDAの基本中の基本の機能がPIMだろう。ただし、PIMを利用可能なものはPDAだけに限らない。今では携帯電話でも可能な機種は多い。PDAの場合は、自分の用途に合った使い勝手が選択のポイントになるだろう。以下では主なPIMソフトウェアを紹介していこう。


Act Namesは定番のシェアウェア。使い勝手が良くシンプルなPIMブラウザだ
Action Names Datebook 5.0
(iambic Software、シェアウェア:19.95ドル)
http://www.iambic.jp/japanese/index_ie.html


 筆者はPIMブラウザとしては定番で、ハイレゾリューションにも対応したAction Namesを使っている。1日の表示や週間表示などで、PsionのようにスケジュールとToDoを同時に閲覧できる点が気に入っている。逆に不満な点としては、月表示ではアイコンしかわからないこと(小さくても文字で見たいと思う)、連絡先リストでインクリメントサーチがうまくいかないことが挙げられる。また、使い勝手もシンプルで、項目の他の項目へのリンクなどもできないことはないが、Pocket PC用のPIMであるPocket Informantのような柔軟さはない。最初、ハイレゾリューションではかなり読みにくいと感じていたが、使い込むに従って気にならなくなった。

 ToDoと連絡先も主にAct Namesの機能を利用している。ちょっと確認するために使うには、非常に使い勝手がいい。ただし、筆者の場合は、Pocket PC用のPIMソフトウェア、Pocket Informantのどの項目やファイルでもリンク可能で、タップしていくだけで地図などを表示できる機能に慣れてしまっているため、機能的にはやや物足りない(Palmデバイスのハードウェアスペックの制約上、仕方がないとは思うのだが)。


「休日表」で土日祝日を赤くしたDate@Glanceはちょっと見に空いている日を確認するのに非常に使い勝手がいい
◆Data@Glance 1.0b6
(山田達司氏、フリーウェア)
http://simple-palm.com/


 こちらもハイレゾリューション対応のPIMソフトウェア。月表示で、文字で予定を表示できる。入力機能などはないため、他のPIMソフトウェアにジャンプすることになる。筆者は、これに前述のAction Namesを組み合わせて使っている。シンプルなソフトウェアだが、空いている日をすぐに確認したいといった場合には非常に便利。表示するデータもある程度設定できるので、使い方に合わせた表示が可能だ。また、週表示でも文字による予定表示が可能だが、筆者の使い方だと月表示がメインになっている。Data@Glanceに、休日を赤く表示してくれる、Miday Workshopの『休日表』を組み合わせて利用すると、空いている日を確認するのにさらに使い勝手が良くなる。


「メモ」は標準のものを使っている。「分類」が少ないのが悩みの種
◆メモ 内蔵ソフトウェア

 メモは標準のメモを利用している。メモとしての基本的な機能は満たしているが、筆者の場合、分類が15個までしかできないのはかなり物足りなく感じる。これはPocket PCでメモ互換のソフトウェアHPC Notesなどを使って細かく分類する癖がついているためだ。たとえば、「Pocket PC」でメモをひと括りにするよりも、「iPAQ Pocket PC」や「jorunada 568」で分類した方が、後でデータを利用する際に便利なのだ。

 仕方なく使っている部分があって、もっと細かな分類が可能なメモがあればすぐにでも取り替えたいと思っている。ただし筆者の場合は、Outlookとシンクロナイズ可能なものでないといけないという条件があり、現在のところこの条件に合うソフトウェアが見つかっていないという状況だ。


メニュー、システム関連ソフトウェア

 メニューは、標準のメニューを「名前(小)」で使っている。3列×16行表示が可能なので、筆者の使い方だと結構ここから選ぶ方が簡単だからだ。


CLIEユーザーには定番のジョグ機能追加シェアウェア
◆PowerJOG 1.1
(山田達司氏、シェアウェア:2980円)
http://simple-palm.com/


 PowerJOGは、ジョグダイヤル付属のCLIEユーザーには定番のPalmwareとなっている。ジョグダイヤルだけでボタンを選択したり、アプリケーションのラウンチャとして利用でき、気に入って使っている。ただし、筆者の場合、基本的にジョグダイヤルがあまり好みではないという個人的な事情があって、できれば、ボタンでなんでもやりたいという方だ。このソフトウェアとは直接関係のない話になるが、CLIEではジョグに割り当てられている機能がけっこうあって、使っていてストレスに感じる場合がある。


高速な起動やコピーが可能なMcFile
◆McFile
(今関弘明氏、シェアウェア:1500円)
http://www.jade.dti.ne.jp/~imazeki/palm/


 CLIEにはMS Gateというファイルビューワが標準搭載されているが、McFileは起動が速く、拡張子の関連付けが可能でファイル管理ソフト的な使い方もできる点が気に入っている。ハイレゾリューションにも対応、ファイルやフォルダのコピーや削除も容易だ。


X-MasterでHackソフトウェアを組み込んでいる
◆X-Master LinkeSoft
(フリーウェア)
http://linkesoft.com/


 Hackソフトを起動するためのソフトウェア。Hackソフトウェアを使用する場合、従来はシェアウェアの『HackMaster』が必要だったが、現在ではX-Masterを愛用しているユーザーも多いようだ。なお、Palm OS 5.0以降ではHackソフトウェア自体がまったく利用できないというが、これはユーザーとしては残念だ。ちなみに、筆者がおもに使っているHackソフトウェアは、POBox Inline 1.6.2などだ(これはアプリケーション版も用意されている)。


シンプルで使い勝手のよいHRCapt
◆HRCapt Data Manager Version 1.2(ちゃいむ、フリーウェア)
http://www.ne.jp/asahi/fairy/chimera/


 画面キャプチャ用のDA。PEG-T600Cでも問題なく利用できる。このソフトウェアが気に入っている点は、メモリースティックに直接bmpファイル形式で保存できる点だ。また、bmpファイルのブラウザにもなるアプリケーションソフトウェアも付属している。5秒、10秒後にキャプチャするなどの指定も可能。便利に使わせていただいている。ちなみに、メモリースティックを保存先にした場合、内蔵RAMの場合はほとんど一瞬で終わるキャプチャが、下から線のアニメーションでゆっくりキャプチャされていくことがわかり、見ているとなかなか面白い。


hrFontMapperでフォントを変更するPalmwareを選択する。Xinoなどでは文字が非常に見やすくなる
◆hrFontMapper
(今関弘明氏、シェアウェアとなる予定)
http://www.jade.dti.ne.jp/~imazeki/palm/


 ハイレゾリューションのCLIEなどで、ハイレゾリューションフォントにならないXinoなどのソフトウェアのフォントの大きさを変更してくれる。Xinoはなかなか優れたWebブラウザだが、このhrFontMapperと組み合わせることで、さらに使い勝手のいいWebブラウザとなる。筆者はXinoのほか、CLIE Mailなどでもしている。このソフトウェアが登場したことで、Xinoなどの使い勝手が大幅に向上したと言えるだろう。


ユーティリティなど

 ソフトの豊富さはPalmのセールスポイントのひとつだが、中でも、ソニーオリジナルのソフトも多いCLIEでは、とくに多彩なソフトが利用できる。ここではあくまで筆者の用途に限って、筆者が便利に使っているソフトウェアをご紹介していく。


まさか、これが一番ひんぱんに使う機能になるとは、当の筆者が一番びっくりしているCLIE RMC
◆CLIE Remote Commnader Ver.1.02
(付属ソフトウェア)


 最初は認識しない機器が多く、とても使い物にならない感じだったが、アップデータを入れてみたら非常に使い勝手が良くなった。赤外線ビームがシンクロナイズ用と別に1個搭載されており、リモコンとして実用的な仕上がりになっている。ただし、プログマラブルではないので対応していない機器や、エアコンもコントロールしたいといった用途には向かない。筆者のようにリモコンをいつもどこかに置き忘れたり、遠く離れたところにあるリモコンを取りにいくのが面倒といったずぼらな人間には最適のソフトウェアだ。ちなみに、AV Watchでこの機能について詳しいレビューがあるので、興味がある方は参照していただきたい。


自動的に番組表データをダウンロードし、予定表もチェックしてくれる。非常に便利だ
◆TVscape
(付属ソフトウェア)


 自動でテレビ番組表をダウンロードしておいてくれるのは、非常に便利。なお、ウィルスチェックソフトウェアは外しておく必要があるようだ。非常に使い勝手がいいソフトなので、もう少しCLIE RMCとの連携をよくしてくれればさらにいいなあと思わせる。筆者などは一瞬、この番組表ソフトウェアをさらに活かすために、ソニー製のデスクトップPCもハードウェアレコーディングのために購入してしまおうかなあ、と思ったほど便利に使っている。筆者の場合、メインで見るほとんどの番組がCSでのサッカー中継なので、逆に見落としがちだった地上波放送のチェックに役立っている。

 予定表にも追加可能なため、アラームを設定しておけば、指定した時間前にブザーで知らせてくれる。これで見忘れる機会もかなり減った。登場以来ひんぱんにバージョンアップしているソフトウェアなのだが、今後、TV局ごとの表示だけではなく、時間帯ごとの表示も可能になることを期待している。


モバイル機器での日本語入力環境を一変させたのがPOBoxだ
◆POBox Inline 1.7.2
(増井俊之氏、フリーウェア)
http://www.csl.sony.co.jp/person/masui/


 ソニー製携帯電話にも搭載されている日本語入力環境POBoxは、Palm機でも利用可能だ。POBoxの提唱者の増井俊之氏自身によるPalmwareを堪能できる。Graffiti、というよりむしろ手書きが嫌いな筆者の場合、必須ツールとなっており、Pocket PCでも愛用している。

 入力の途中から候補を表示してくれるので、該当する単語を候補から選択すればよく、入力がかなり省力化できる。一度入力した単語は候補の上に来るので、使い込むほど使い勝手が良くなる。Palm機付属のキーボードを利用すれば、Graffitiからまったく離れて入力することも可能だ。ただし、キーボードを利用する場合は、残念だけれど少しだけゆっくりな気がする。焦らずに心を込めながらゆっくりタップしていく必要がある。


シンプルだがレイヤーを持っていて気軽に編集できる
◆CLIE Paint
(付属ソフトウェア)


 シンプルなビットマップの描画ソフトウェアだが、デジタルカメラと組み合わせることで、CLIEが親戚の子供に大人気のアイテムに大変身した。撮りこんだ画像にその場で描き込めるし、レイヤーがあるため、元絵はそのまま残っていて編集もしやすい。なお、デジタルカメラとの連携については、次回さらに詳しくご紹介したい。


画像ビューワ、PG Pocketの画面
◆PG Pocket 付属ソフトウェア

 画像ビューワ。CLIE Paintで編集することもできる。PGPとDCFが同時に表示できたり、本体とメモリースティックの画像データが同時表示できるようになるとさらに便利だと思うので、今後のバージョンアップに期待したい。


多くのユーザーの尽力により、豊富なデータが利用可能なところが素晴らしい
◆Pico Shirou I氏
(フリーウェア)
http://plaza9.mbn.or.jp/~shirou_bb/index-ja.html


 Palmでは標準的なシェアウェアのデータベースソフトJFileと互換性を持つフリーウェアのデータベース。多くのユーザーによって、さまざまなデータが入力されている。筆者はグルメや歴史年表を便利に利用させていただいている。戦国年表は自分でも入力しようと考えているところだ。


ふりがながきちんとふりがなとして扱われている点が気に入っている
◆Pook 1.13
(ARCHITUMP、フリーウェア)
http://www.architump.com/


 DOCビューワ。青空文庫などのふりがな表記が、きちんとふりがなとして表示される点が気に入っている。現在筆者は『大菩薩峠』を読んでいる。Palm用のDOCビューワは多くあるので、いろいと試してみて使い方に合ったDOCビューワを探すことをおすすめしたい。


非常に美しい地図だが、PDAの解像度で実際に利用するには、もう少し割り切った地図の方が実用的な気がする
◆Navin’ You Pocket Ver.2.0
(付属ソフトウェア)


 首都圏のサンプルデータが付属するが、全国版や地方ごとの地図は別売となる。筆者は思わずDVD版を購入してしまった。地図としては、非常に美しくベクトルデータがPalmでこんなに速いのかというほど、すばやく見ることができる。しかし、純粋にPalmで地図として使おうとした場合には、縮尺がやや中途半端な気がする。一番精細なモードではデータが多すぎて地図として見にくい(大変美しいのだが)。実際に地図として利用する場合は、機能面ももう少し強化してほしい気がする。なお、GPSモジュールを使って利用する機能については、次回詳しくご紹介する予定だ。


補足

 今後は、電子辞書版の広辞苑を利用可能にしてみようかなと思っている。現在は、TVのリモコンと番組警告(ブザーで知らせるだけなので予約というよりは警告機能だ)として愛用しているが、もうちょっとPDAらしく使った方がいいのかもしれない。Xinoの実際の使い勝手などについては、次回、周辺機器と合わせてご紹介したい。予想していたよりもはるかに実用的にWebブラウズが可能だ。Palmには驚かされることが本当に多い。

 なお、ゲームも多数愛用しているが、ゲームは個人によって好みの差が大きいため、筆者の利用しているものをご紹介してもあまり参考にならないと思われることと、誌面の制限から今回は割愛している。

 また、Palm機を利用するにあたって、Palmソフトウェア紹介・ダウンロードの定番サイトMuchy’s Palmware Review!(http://www.muchy.com/)を参考にさせていただいている。Palmユーザーには必須と言ってもよいサイトなので、末尾だがご紹介しておきたい。



(山田道夫)
2002/02/01 20:44

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